この画像を大きなサイズで見る竹馬といえば昔の子ども遊び道具や、サーカスのピエロが使うものというイメージしかないが、フランスのある地方では20世紀の初めまで竹馬を生活の一部にしていた人々が存在した。
当時、彼らの土地は湿地が広がっており、平らで見通しは良い反面、耕作や道路の敷設が困難だった。そのためいつの頃からか湿地に足を取られない道具として竹馬が普及し、それを頼りに牧羊を行うなどして暮らしていたという。
その後こうした伝統はすたれたものの、当時の様子を伝える写真や図がいくつか残っている。
湿地に暮らす人々の間で生まれた伝統
かつて、フランスの南西部のランド県の住民が住んでいた土地は湿地で、農業はおろかまともな道路も敷設できない貧しい土地だったため、地元では牧羊が主流となっていた。
しかし湿地での移動はなにかと不便だ。そこで、いつのころからか地元の人々は古風な竹馬の発明に力を注ぐようになったという。羊飼いにとって鳥のように周辺を広く見渡せる竹馬は非常に重宝した。
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この画像を大きなサイズで見る竹馬が伝統となった住民は、幼いうちから竹馬の訓練を受けさまざまな技を身につけた。また、その伝統は男性に限らす女性たちまでもが竹馬でとび跳ね、花を摘むことまでできたという。
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この画像を大きなサイズで見る馬と同じスピードで移動できた?
また、竹馬は住民の生活を楽にするだけでなく、迅速な乗り物としても有用だったという話もある。真偽は不明だが、全速力で動けば馬と同等の速さになったという話がある。
1808年にナポレオン・ボナパルトの妻ジョセフィーヌがその土地を訪れた際、竹馬に乗った護衛隊が彼女のところにやってきて町に入る彼女の馬車に付き添い、馬に並んで動きやすいように補助したという逸話が残っているのだ。
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この画像を大きなサイズで見る竹馬がフランス貴族の間で流行
19世紀になると、土地は乾燥し羊飼いの竹馬の需要は減っていったが、彼らの見事な技はフランス社交界の風変わりな貴族たちから注目され、20世紀の初頭にはフランス農業の伝統を祝う催し物として、パリで竹馬のマラソン大会が行われた。
この画像を大きなサイズで見るその頃の羊飼いの竹馬については、当時刊行されていたScientific American Magazineの週刊誌の中で以下のように書かれている。
ランド県の羊飼い・・・自由自在に竹馬を操る並外れた技術を習得し、バランスを保つ方法を熟知している。彼らは大股で歩き、直立し、敏捷に駆けるだけでなく本物のアクロバットの大技をやってのける。地面から小石を拾い上げ、花を摘み、落下するように見せかけて素早く立ち直り、片足で走るのだ…(1891の9月26日発行の誌面より抜粋)
なお、竹馬に関する情報として、1891年に竹馬に乗って58日間でパリからモスクワまで歩いたフランス人の記録が残っているという。
この画像を大きなサイズで見るランド県の人たちが竹馬を使い始めた時期は謎のままだが、生活の知恵から発展した技が現代のサーカスや大道芸につながっているとしたら、竹馬を見る目も変わってきそうなエピソードだ。
via:messynessychic、neatorama、foto-history・written D/ edited by parumo















必要は発明の母を実践した例ですね
写真や画像が何ともほんわかしてていい雰囲気だ
ねこむすめ道草日記思い出した
※2
12巻第69話の「万年竹の竹馬」やね
湿地ならずぶずぶ沈みそうなものだが、逆なのか
※3
湿地の下に水を通さない硬い岩盤があるんじゃね?。竹馬はその上を歩くイメージかな?
竹馬は元々実用アイテム。今でも「作業用竹馬」とか色々ある。
日本式だけど、小さい頃全く乗れなかった。憧れる。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出てきた「クロウズ」はこれを参考にしたのかな
※6
それな
なんつう気持ち悪い描写しやがると思ったけど、西洋にはある種の伝統的なものっていう感覚があるのかね
この竹馬に乗って、馬と同じ速度で日本の道路を歩いたら、どのような道路交通法違反になるのか興味深い。
昔ワンピースに長い竹馬に乗ったまま降りられなくなった遊牧民のキャラがいたが
ちゃんと由来のある話だったんだな
※9
32巻らへんに登場するトンジットさんか。
その話からもう十年以上、巻も倍以上出てるんか…
※22
ロングリングロン「グ」ランドやったで。
そう竹帛に著されてたわ。
写真をみて、股下2メートルで全力疾走なら馬と良い勝負になるかもしれないなと思った。
知っているのか雷電
離島に住む子どもが離れた島の学校に竹馬で通学してたのを思い出した
九州かどこかだったかな
※13
沖縄県の離島では?
島に小学校しかなく隣島の中学校に通う為、中学生に成る迄に竹馬を修得する必要があった
※13 浅海を渡るのに使ってたのを、テレビで見たことがある。
単純に歩幅が大きくなるが、速さが時として馬ほどになるとはなぁ・・
暇と必要と狭窄は人々を達人集団に変える適例だわ。
記録が残って良かった。
※14
運動神経のない子供は幼いウチに淘汰されるだけと思われ
住んでいるだけで自然と運動神経が良くなる地域ってあるんだな
一本しめじの術
お~れとおまえは親友だ~ 一生付き合う竹馬の友~
後のマリリンマンソンである
持ち手無しタイプは乗り降りの時難儀しそう
専用の監視台みたいなの作って着脱してたのかな?それとも家の屋根から?
※21
うろ覚えで申し訳ないが遥か昔“なる〇ど・ザ・ワー〇ド”でリポートしてた時は現地のおじさんは杖一本で器用に立ってたような・・・
ロングリングロンドランドだ…..
子供のころ、隣に住む大工さんに竹馬作ってもらって遊んでたが
確かに歩くの楽だったなあ
ランドストライダー思い出した。自分が竹馬に乗ってた時は走るなんて思いもよらなかったけど、生活に密着してれば自然とそういう道具になるんだなあ。
ヨーロッパとか南米とかのカーニバルなんかで竹馬っぽいものに乗って何かの扮装してる人を結構見るから意外に世界の色んなとこで使われてたんだろうな。
竹馬の他にも、昔の人々の、現代人には到底想像もつかない達人技の記録は多々あるが、
…贅沢を書かせて頂くと、映像が…遺っていて欲しかったな…
『ムーミン谷の彗星』でも竹馬に乗れば早くムーミン谷に帰れる、みたいなセリフがあって読んでた当時の俺は「何言ってんだ、コイツ?」状態だったのを思い出した。
ttps://www.youtube.com/watch?v=QEtr8oO2fpU
確かに早く動けそう
うっかり転んだら骨が折れそう。怖いなあ
やっぱり現代のフランス人と顔が違うなぁ
写真の100年前の羊飼い達の顔立ちって現代のポーランド人に似てる気がする
小学生のころに竹馬に乗ってぶつかり合い、相手落とした方が勝ちってゲームが流行ったな
最初は小っちゃいのに乗ってたのにだんだん速さとパワー求めてみんなして自分の身長よりあるの使ってたわ
今思うとめちゃ危ない遊びだけどね
長い義足って感じだな
>全速力で動けば馬と同等の速さになったという話がある
という事は馬を竹馬に乗らせると……?
ヨーロッパの妖怪や悪魔に極端に足の長いタイプを見るけど
モデルは竹馬に乗る労働者からだったのかな
他の職業や街の人々からは不思議に見えたのかも