この画像を大きなサイズで見るカラパイアの愛読者なら、マヌルネコのありあまる魅力のほどをよくご存じかと思うが、地球上に舞い降りたこの愛嬌たっぷりのモフフワ天使は現在絶滅の危機に瀕している。
ということで、野生のマヌルネコを保護し、研究を行う世界初の保護区がついに誕生した。その場所はロシア、シベリアの山間部で、アルタイ山脈にあるサイリィウゲムスキー自然公園(Sailyugemsky Nature Park)内の32平方キロメートルの区域である。マヌルネコの保護へ向けた重要な一歩となる。
マヌルネコはシベリア南部の固有種で、中央アジアや中国にも生息する。人前に姿を現すことを好まず、単独で生活していることから、滅多に目撃されることがない。
ノヴォシビルスクで最近開催された国際カンファレンスにおいて、この希少種を保護し、公園内で観察を強化する運びとなった。
この画像を大きなサイズで見るサイリィウゲムスキー自然公園には15個の仕掛けカメラがあり、マヌルネコの生存を助けるインフラが完備されている。
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この画像を大きなサイズで見るロシア国内では絶滅危惧種リスト入りしているマヌルネコだが、隣国のモンゴルでは毛皮需要から狩猟の対象である。こうした乱獲が続けば、広い範囲で絶滅する恐れがあると研究者は懸念する。
この画像を大きなサイズで見るロシア国内でも密猟は深刻だ。マヌルネコについて不明な点も多いが、ザバイカル地域やトゥヴァ共和国、アルタイ共和国で生息することが知られている。
サイリィウゲムスキー自然公園の副園長デニス・マリコフ氏は、「マヌルネコは絶滅の危機に瀕していますが、世間から不当なほどに忘れ去られています。ロシア国内ですらこの種に関する研究は数えるほどしかありません」と話す。
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この画像を大きなサイズで見る今回の決定を受けて、公園がマヌルネコ保護研究の中心地になるだろう。まずは全体的な生息数を見積もり、生息地を把握することが急務である。
「この種に関する最新のデータは3、40年前のもので古すぎます。ネットでアクセスできるデータベースを開設し、マヌルネコの目撃事例すべてをここに登録する予定です」と研究者のアレクセイ・クシレコフ氏。
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この画像を大きなサイズで見る現在、ロシア中の研究者が精力的に観察を行なっている。アルタイにおける生息数の推定は11月に発表される予定だ。マヌルネコには保護が必要であること、この地域こそがその生息地であり、保護区なのだと世界的に知られるようになるだろう。
via:atlasobscura、siberiantimesなど、/ written hiroching / edited by parumo
追記(2016年10月10日)
この記事を見てくれたコノサカさんが、上野動物園の「マヌルネコ」コーナーにいたマヌルネコの写真を送ってくれたよ!シベリアに住むマヌルネコとはちょっと違うみたいだけれど、すごくイケニャンなので、生マヌルを見たいお友達は上野動物園にGO!なのだ。
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警戒心強い割にカメラには好奇心旺盛なんだよな
一度でいいからモフりたい!
>世間から不当なほどに忘れ去られています。
ほんと日本の猫好きでもカラパイアの住人以外には
ほとんど知られてないと思う。
シベリア鉄道を北海道に繋ぐ理由が出来たな!
目がすわってる所に親近感
下の方の写真のお顔四角過ぎない?重箱の中で昼寝でもしてたのかな?
猫の丸みに加えて四角さも堪能出来るなんてお得過ぎる子たちだな
今気づいたんだけど、マヌルネコって黒目がまん丸だったんだな!
万年おこなの?
どうしてもマムル(ry
初めて見た時は不細工な猫だと思ったけど
見慣れてくればかわいく見える
モンゴルにフリースを大量に送りつけてやれ
集団を持たず、点在してるとなると個体数把握は難しそうだね。
中国あたりはパンダと同じように扱ってくれればいいのにと願う。
モンゴルは・・・遊牧民に絶滅危惧種とか説明する事が難しそうだ
なんという食パン猫
マヌルネコの真髄は変顔にある
モンゴルもロシアも教育レベルや生活習慣の問題じゃなく、国民の生活水準の格差が乱獲に繋がってる気がする。
モンゴルで昔ながらの放牧生活してる人々はどんどん減ってるし、学校さえ行けてれば、基礎教育レベルはそんなに低くない国だよ。
密猟して売らなきゃ生活できない層の住民対策が根本的解決への必要案件なんだろうけど……難しいだろうなあ……。
サムネの子の「むふ☆」と云う顔が、地球規模で保護せなあかん感凄い
密漁するヤツ、売るヤツ、そして製品を買うヤツ・・・同等に規制罰しろっ
聖地なんだからお行儀よくせえよ
紙コップを乗せたい誘惑にかられる頭の形してるな
エルバッキー
那須どうぶつ王国には二匹いるよ。そこで知った。
ロシアから受け入れて保護を開始してる。繁殖を計画しているかどうかはわからないけど。
ユキヒョウとは違うのか
名古屋の東山動物園にもいます。繁殖に成功したこともあったかと。
亡くなった隻眼の個体、十兵衛くんが思い出深いです。
神戸にもいるけど動いてるとこ見たことはほとんどないな