この画像を大きなサイズで見るラリー・ジョンソンさんは子供の頃犬と一緒に育ったというが、今では世界有数の猫の写真家として知られている。元々音楽の教師だった彼は、シカゴからサウスフロリダに引っ越してきてから写真を撮り始めた。野に咲く花や日没など、自然の風景の写真を展示会で売っていたある日、ジョンソンさんはキャットショーのマネージャーに出会う。カタログの表紙用に子猫の写真が欲しいというのだ。これが縁となって、地元の猫クラブのイベントに出入りするようになった。
やがてジョンソンさんは猫に関するあらゆることを学び、彼らの魅力に取りつかれ、カメラを向けることに喜びを感じるようになっていった。「多分、猫と私はどこか似ていたんでしょうね」とジョンソンさん。「とても面白いです。学校の記念写真みたいなスタジオワークとはまるで違います。『はいチーズ、パシャッ、次の方』って具合には行かず、1匹を撮影するだけでも工夫が必要です」
20年前、ジョンソンさんはプロの写真家として独り立ちした。今では世界を飛び回り、有名ブリーダーや雑誌社などのクライアントのために猫の写真を撮り続けている。そんな彼が、猫の可愛さを永遠に切り取る上で役に立つヒントを教えてくれた。
1. 猫の個性と向き合う
この画像を大きなサイズで見る「まず理解しなければいけないのは、どの子にも、どの猫種にも、それぞれ個性があるということです」とジョンソンさん。例えば、ペルシャやヒマラヤンは面倒くさがり屋でおとなしいので、寝そべった姿なら撮影しやすい。この猫種は午後よりも朝の方がキリっとする傾向にある。疲れてくると大きな目が閉じてくるので、キャットショーなどでは日の早いうちに撮影するのがジョンソンさんの常だそうだ。
それと正反対なのが、アビシニアン、ロシアンブルー、コーニッシュレックスで、活発で遊びが大好きな猫種だ。彼らの場合は、夕方近くまで待って、エネルギーが切れてきた頃に撮影するといい。この猫種は大変に機敏で、高い場所にたむろするのが大好きだ。キャットタワーやバスケットを用意して、この性質を利用するといいだろう。
猫の年齢も考慮すべきだ。ジョンソンさんは「仔猫にとっては世界のすべてがおもちゃ」と冗談めかすが、要するに仔猫は大人の猫よりも動きが激しい被写体なのだ。それゆえに撮影も難しくなる。眠っている仔猫を優しく起こして、まだ寝ぼけているうちに好みのポーズをとらせるといい。こうすれば、撮影時間は半分で済む。
また、猫はそれぞれ違うということも覚えておくべきだ。餌に釣られる猫もいるし、飼い主に撫でられると落ち着く猫もいる。それぞれに適切な撮影戦略を練る必要がある。
2. 背景はシンプルに
この画像を大きなサイズで見る「背景はシンプルで、うるさくないよう努めます」とジョンソンさん。無地あるいは何もない場所や壁が望ましいという。写真の中心となるべきは猫であって、やりすぎると散漫になってしまう。
そうは言っても、猫の中には明るい背景が似合う子もいるし、抑えを効かせた白や黒のキャンバスが似合う子もいる。ソファやイスなどに布をかけたりして、よく映える背景を研究するといい。
3. 撮影は慣れた環境で
この画像を大きなサイズで見るジョンソンさんによれば、猫の撮影には人だかりのあるショー会場やスタジオよりも自宅が適しているそうだ。「自宅は猫たちが勝手知ったる場所で、安心していられます。それこそ撮影にふさわしい場所でしょう」
彼はライト、小道具、カメラ、背景などをまとめた携帯スタジオセットを家に運んで、その準備をしている最中に被写体となる猫についてこさせるのだそうだ。「猫を撫でたり、話しかけたり、匂いを嗅がせたりします」
4. フラッシュに注意
この画像を大きなサイズで見るジョンソンさんは明るく、よく照らされた部屋で猫を撮影するよう努めている。こうすればフラッシュをたいても驚いて逃げなくなる。それでもフラッシュの光やそのノイズに怯える猫はいる。そんな場合はフラッシュをオフにして、窓辺などの自然光の下で撮影することもある。太陽光が得られなければ、モデリングランプを使用する。
5. 猫におもちゃ
この画像を大きなサイズで見る「犬は命令に従いますが、それを猫にやってもどこ吹く風といった感じでしょう。そこで別の方法でアプローチしなければなりません」
ジョンソンさんは、猫の注意を引くために、クジャクやキジの羽あるいはゆらゆら揺れるおもちゃなどを振るのだという。こうすれば、ただ椅子や隅っこに座って相手を見つめるよりも、はるかに猫に構ってもらえるようになる。この際、おもちゃは長い棒の先に取り付けることがポイントだ。こうすれば、誤って手がファインダーの中に入り込むこともなくなる。
また、おもちゃは撮影の最中猫に一ヶ所に留まってもらうにも有効だ。例えば、子猫を小さなテーブルに乗せて、そこでおもちゃを回すのだ。さらに子猫がテーブルの端から端へとおもちゃを追いかけている最中、飼い主やスタッフに協力してもらい、毛並みを撫でてもらう。すると、やがて子猫は「楽しい場所にゃ、ここにいようかにゃ」と思ってくれるのだという。非常に心理的なアプローチである。
6. 時には少量のキャットニップ(イヌハッカ)
この画像を大きなサイズで見る「普通ならイヌハッカは使いません。猫の反応がそれぞれ大きく違うからです」とジョンソンさん。キャットニップは猫が好むとされるハーブで、イヌハッカや西洋マタタビとも呼ばれる。これを嗅いだ猫は酔っ払ったようになるため、撮影が難しくなる。だが、ジョンソンさんはおもちゃの先にほんの少しだけこすりつけて使うことがあるという。これを餌にして、ソファやイスの上に乗ったもらったり、愛らしいポーズを取ってもらうのだ。
7. スマートフォンでの撮影方法
この画像を大きなサイズで見るジョンソンさんはデジカメをマニュアルで使用する。「スタジオのストロボを使用するのですが、シャッタースピードとフラッシュの同期を合わせる必要があります。光が一定で輝度が乏しいなら、シャッタースピードを上げます」と彼。また大抵はレンズの絞り値をF10に合わせるという。
何もプロ用の機材を持っている必要はない。スマートフォンのカメラでも、窓辺など、直射日光の当たらない、よく照らされた場所なら綺麗な写真を撮ることができる。iPhoneをお持ちなら、バーストモード(連続撮影)を利用すれば、生き生きとした猫の写真が撮れるだろう。
8. 撮影前に猫の爪を切っておく
この画像を大きなサイズで見る飼い主以外の人に触られることを嫌う子もいる。勘を研ぎ澄まして、猫の気分を推し量ろう。攻撃的だったり、苛立っているようならば、しばらく時間をおいて撮影に臨んだ方がいいかもしれない。また、事前に猫の爪を切っておいてもらうよう飼い主に頼んでおくのもいい。そうすれば、手痛い引っかき傷をもらうこともない。
9. 軽く音楽をかける
この画像を大きなサイズで見る猫は音に敏感だ。大音量や突然の物音がするとびっくりしてしまい、撮影が難しくなる。だがジョンソンさんによれば、だからと言って室内を静まり帰らせればいいわけでもないという。
静かな場所では物音が強調されるからだ。そのため、撮影中は軽く音楽をかけることがオススメだそうだ。また、撮影前にうるさい場所から静かな場所へ(あるいはその反対)移動させるのはやめたほうがいい。猫が騒音のレベルになれるまでにはしばらく時間がかかるのだ。
10. ほどほどに近づこう
この画像を大きなサイズで見る猫の撮影はトリッキーだ。遠くにいても猫はカメラに関心を示さない。反対に近寄り過ぎれば、体を摺り寄せたり、機材にいたずらをしたり、撮影者と遊ぼうとしたりする。ジョンソンさんは被写体から90cmは離れるようにしている。だが、猫の寝姿や最初から好みのポーズを取っているような場合は、少し離れて、望遠レンズで撮影するようだ。
11. 軽くレタッチソフトを使う
この画像を大きなサイズで見るフォトショップなどの画像編集アプリで、無駄な毛、涙目、縮毛など、気になるところを修正するといいだろう。 ただし、猫の外見を変えようとはしないことだ。そうしてしまうと、折角の被写体のエッセンスが逃げてしまう。「目を大きくしたり、耳の大きさを変えたり、その間隔を変えてみたりといったことはしませんし、猫を長くしてみたり、短くしてみたりといった手の加え方もしません」とジョンソンさん。











12. ネコと和解する。
室内なら匍匐して撮ると瞳に光を入れやすい
13.部屋を片付ける
ネコの国は近い
自分もこのくらい気を遣われたい
自然な姿が好きなのでひたすらいいポーズになるまで
待ってる。無理にやっても不自然になるし、仮に失敗しても
それが何とも言えない写真になることもよくある
ピントがボケようが画像がぶれぶれだろうがこの子が世界一可愛いのは私が知っている
11の猫さんは私がもらった
正直、この写真の猫たちはいまいち……
なんか不自然なんだよなぁ
この技術でけもちゃんももちゃん
早よWWW
プロの撮った猫の写真も好きだけど、
飼い主さんのこの子が好きなんだってのがこもってる写真の方が好きだな。
可愛い姿も不機嫌な姿でもほっこり見られるのは
愛情あるからだと思う。
ま、上手く撮らなくたって可愛いんだけどね
うん、そんな可愛くない。
どの子も目が見開きすぎ、ねこは ⌒⌒ ← この細目が可愛いのよ。
※13
賛成!
でも目に悪いからフラッシュは焚かないで!
皆さんも猫にフラッシュは厳禁でお願いします。
「ネコを誉める(by 岩合さん)」に勝るものなし
トイレにかけてある、動物病院から頂いたカレンダーがこの人だったような気がして
今、トイレに確認に行ってきたんだけど
案の定、まったく違う名前だった!
猫との距離は3メートル以内からは、ゆっくりと近付きましょう。猫さんはあまり目が良くないので、いきなり近付き過ぎると警戒してしまいますので。
自分は猫さんの近くに座って、目を合わさずリラックスした格好で猫さんが寄って来るのを待ちます。
なるほどねぇ。種類や個体によって活動時間帯に違いが有るのは参考になるわ。飼い主はこれを感覚的に知っているんだろうけどね。しかし、この人が撮ると、ネコの表情が何とも賢そうに撮れるね。どうしてこうも良い表情が捉えられるのか?(飼い主が飼いネコの良い表情を引き出せるのは、日頃からの信頼関係が築けているからだと思う)他人の場合には、ネコに信頼してもらわないと難しい。
猫写真で大事なのは生活感だと思う。この場にいるという感覚。あんまり綺麗なのはそれが無い。その点岩合さんは綺麗に撮った上に生活感もあってすごい。
いいこだねー
猫を撮るときに、フラッシュたいちゃだめでしょ…
メモリがいっぱいになるまで、撮って撮って撮りまくる。
こういった肖像写真ていかにも欧米的な独特の雰囲気あっていいですね。動物写真家というより「写真館」の仕事のようなポトガラヒー。ちょっとお金かけても1枚持っておきたいなと思うのですが、自宅以外ではパニクるし知らない人では逆毛の塊。背景にって花並べたら食いまくるヤツじゃあ残せそうもない。
これからは4Kフォトが主流になると思う
4K動画で撮っておいて決定的瞬間を切り出せば良いわけだし
画質も1眼レフに迫るものがある
ヘタでも飼い主が撮った写真が一番。