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逆にアルファベットが怖くなる。デヴィッド・リンチの描く「アルファベット」

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 アメリカが生んだ「カルトの帝王」、デヴィッド・リンチがフィラデルフィア美術アカデミー在学時代(1968年:当時22歳)に作ったというショートフィルム「The Alphabet」。

 デヴィッド・リンチならではの世界観で血塗られたアルファベットが演出されており、アルファベットを覚えたいという子供たちが見たら、二度とアルファベットと向き合いたくなくなること請け合いだろう。

 この映像は、実写とアニメーションを組み合わせた作品で、リンチ監督初となる短編映画『Six Men Getting Sick (Six Times)』の翌年に作られたものだ。

 リンチによるとこの作品は、妻のペギーの姪(当時6歳)が悪夢を見てうなされながらも、ABCを口ずさんでいたところからひらめいたもので、少女の悪夢と無意識の恐怖が視覚化されている。

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 妻のペギーによると、この作品は、非言語的な性質を持っている人間の地獄を垣間見たもので、リンチのフラストレーションを表現する一つの手段だったという。

 ちなみにこの作品「 The Alphabet」は、AFI(アメリカ映画協会)で高く評価され、これによりアメリカン・フィルム・インスティチュートの奨学金を得ることに成功し、次の短編『グランドマザー』が生まれた。

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この記事へのコメント 39件

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  1. こ・・・こわい・・・
    下手なホラーよりずっと怖い

    • +16
  2. 怖いのと同時に奥さんの評論家っぷりが面白い

    • 評価
  3. リンチという人は
    自分の想像力に恐怖しながらも
    いつでも強烈なナルシストだな

    • +6
  4. 「The Alphabet」はダークな「セサミストリート」か
    でもリンチは最初っからリンチなんだねぇ

    • -1
  5. 貞子の前から白の服で長い髪の少女って設定あったんだな。

    • +5
  6. もうなんていうか、トラウマ化してすっごい覚えるかもしれないね

    • +13
  7. 現実的な不安を忘れられる分こういう潜在的な不安を煽るような作品は嫌いじゃない。

    • +6
  8. 初監督作品のSix Men Getting sickも動画サイトにあったけど、こっちも凄かった…。
    二十歳そこそこでこんなん作ってたとは。
    みてる人を不安にさせる映像を作るセンスはさすがだよな。

    • +4
  9. 空いた口が塞がらないレベルだわ。
    理解できないがこのセンスの素晴らしさだけは理解できる。

    • 評価
  10. 御大の悪夢を映像化して見せたいってのは初期から一貫してなんだな
    歪みねぇ

    • +11
  11. 30年ほど前の、「ひらけポンキッキ」での番組中に流れる
    ひらがなを覚えさせる為のシュールなアニメーションたちを思い出してしまったw
    いや、それの思いっきりダーク版なんだけどw

    • +4
  12. 「イレイザー・ヘッド」もそうだけど
    リンチ監督の作品って、わからない人には何回鑑賞しても評論読んでも理解できないけど
    分かる人には一発ですべて理解できるって感じで、観る人を超選ぶよね。
    (だからこそ、この人は凄いんだけど)

    • +11
  13. 素晴らしい!
    たしかに「無意識の恐怖」だ。これに比べりゃ、そこらへんのホラームービーは軒並み安っぽく見えてしまう。
    この時代の映像には力があったな。たぶん現代の最新技術を使ったものでは、こんなに深層まで届く映像にはならないよ。

    • +10
  14. サムネでアウトです
    サムネでアウトです
    あばばばばば

    • +1
  15. 紛う事なきリンチの個性に圧倒される。
    他人の作品をコピペして組み合わせ、
    自分の作品にすることがまかり通ってるけど、
    本物の才能って一目でわかるんだなあ。

    • 評価
  16. バルモちゃん、トップページの動くサムネが
    すげー怖いよ!
    油断してたよ!
    ちびったよ!

    • +7
  17. トップ絵おとなしくしてくれよぉ…
    こわいじゃないかぁ…

    • +5
  18. めちゃくちゃ恐かった。
    見るのが恐いけれど、先が見たくなる。
    ここまでスゴイ人だとは知らなかった。

    • 評価
  19. 来たねー。 リンチ。
    なんか こう 独特のカットがあるよね。

    • 評価
  20. ストレイト・ストーリーをリンチが作ったなんて信じられない

    • +2
  21. 昔、テレタビーズっていう子供番組があった
    良くわからない公園みたいな夢の中みたいな場所で、音楽も少なく、猿のような顔をしたキャラクターが、良くわからない遊びを延々とやってる映像が続いた
    何となくあの得体の知れない不安な感じを思い出した

    • +1
  22. 顔がアップになった瞬間吹いた。咥えてた手羽先がどっかにGone..

    • +1
  23. だってリンチだもの。ラジエーター劇場だもの。

    • 評価
  24. すごいな
    良い意味で、人を本能的な深度で不快にさせるセンスが凄い

    • +2
  25. 日本も、この手のジャンルは昔から確立されてたね
    映画なんかは無声で映像だけで見せる間が多かったし

    • +1
  26. いいよね
    見てて飽きないというのが貴重なんだよね
    エンターテイメントと芸術のバランスは難しいのだと思う
    一方だけでは評価されない

    • +1

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