メインコンテンツにスキップ

第一子は確かに賢い…が、そこまで気にするほどではない(米研究)

記事の本文にスキップ

57件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 長男や長女は他のきょうだいに比べて賢いことが判明した。

 37.7万人以上の高校生を調査した結果、第一子はきょうだいの中ではIQが高く、性格的な特性も一貫して異なるという結果が出たのだ。ただし、その差はごく小さなもので、実質的に生活に影響するものではないという。

 生まれた順と性格の関連性を調べたものでは最大規模である本調査を実施したのは、イリノイ大学の心理学者ブレント・ロバーツ教授と当時ポスドク課程に在籍していたロディカ・ダミアンさんだ。

 調査の結果、第一子のIQは他のきょうだいよりも1ポイント高いことが判明した。統計的には有意な結果であったが、「ほとんど差のない無意味なもの」とダミアンさんは説明する。

 また、本調査からは、第一子の性格的な特性も明らかになっている。これによれば、第一子は、他のきょうだいとの比較で、外交的、愛想がいい、実直、楽観的という傾向が一貫して見られた。だが、こちらに関しても、相関係数0.02とごくわずかな差でしかない。

この画像を大きなサイズで見る

 「薬の場合、1万人のうち10人を救えるとすれば、小さな効果でも無視することはできませんが、性格な特性については、0.02の相関は気にするようなものではありません」とロバーツ教授。つまりは、数値上は違いがある2人をじっくり観察しても、実際上の違いを感じることはできないということだ。

 調査では、家族の経済的状況、子供の数、きょうだいの相対的な年齢など、結果を歪める可能性がある潜在的交絡因子を調整してある。例えば、所得の高い家庭は、子供の数が少ない傾向にある。そのため、リソースを利用しやすいことからIQや性格に影響があるかもしれない第一子の割合が高くなる。

この画像を大きなサイズで見る
via:dailymail・原文翻訳:hiroching

 なお、本調査では、きょうだいが2人いて両親と暮らしているグループの分析も行っている。これによって、第一子と第二子、あるいは第二子と第三子との具体的な違いを分析できるようになった。結果は、メインの調査を裏付けるものであったが、やはりその差異は無視できるものだった。

 つまり、本調査のメッセージとは、性格やIQのないにも等しい差を考えれば、生まれた順番が両親の育児に与える影響はおそらくはないだろうということだ。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 57件

コメントを書く

  1. うちは長男が第1子長女が第2子だけど、お手伝いや片付けを手伝ってくれるのは長女が多いわ2歳違うけど

    • -5
  2. 長男の兄は金くすねて逆切れしてばあちゃんぶん殴って家を追い出されたガチ屑だったなぁ・・・
    こういう研究は正直あてにならん気がする

    • -2
  3. 兄弟の長子が次子以下より多少賢い、って記事の結論が、どうして「生まれた順番が両親の育児に与える影響はおそらくはないだろう」ってことになるんだろ?
    両親の育った文化的尺度によって、生まれた順番に対する兄弟への育児の態度は相当変わってくると思うけど、それでも影響はないっていえるんだろうか?

    • 評価
  4. 若い親から生まれた方が優秀ってことではないのかな?

    • +12
  5. 第一子は幼児期に両親の関わりが多く、子供の(精神や脳の)成長に必要なスキンシップを多く受ける。2子目以降は両親も子育てに手馴れて関わりが少なくなっていく。当たり前だけど子供が多いほど関わりが減る。第一子は両親の関心を自分に戻そうと学業で気を引いたり兄弟への面倒見が良くなるらしいね。

    • -14
    1. ※6
      そんなんだったら世界中で ヤンママの子供が天才児って事になる
      優秀になるのは「環境+遺伝」だと思う まず家庭環境が良くないと、
      経済的余裕が良くならず、習い事や学力を上げる事を続ける事は出来ない 
      次に大事なのは遺伝で、うちの親父は商才があったが、大学へ行けるほど
      賢くなく、若い時に会社を経営していたら、弁護士や会計士に騙された
      また姉貴が大学へ行く時に国立でもお金が掛かる事を知らない程、無知だった
      お蔭で長男や次男の兄貴たちは親父の影響なのか、暗算や話術は得意なのに
      兄貴たちは勉強嫌いだったから、最初から大学を目指さないで専門学校にいった
      俺も昔から集中力が低く、現在は学習障害とADHDを患って障害年金で暮らしている

      • +6
  6. 母にとっては第三子、父にとっては第一子なんだけど、どう判断つけたらいいやら

    • +8
  7. 逆かと思ってた。
    自分も親戚も、長男長女よりも第二子三子のが優秀でルックスも良い傾向だし
    童話も神話も姉よりは妹が美しくて、兄より利口な弟が成功を収める話が多い。

    • 評価
    1. ※8
      いや、童話が現実の逆なんだよ
      大人より子供が活躍したり長子より末子が活躍する話しが多いのは「現実離れして物語として面白いから」だよ
      あなたの周りのはそういう遺伝子の家計なんじゃない?私の周りは長子の方が優れてるよ

      • -1
  8. 第二子の方が体が大きくなる問題はどうなんでしょう?

    • +6
  9. 私の周りはだいたい、勉強ができるのも人間が出来ているのも長子。
    いい年して定職についてないとか、長子では一人もいない。
    体が大きいのは第二子以降。
    やっぱり育児の要領が判らない両親に育てられる分、ストレスが大きいんだろうな。

    • +5
  10. 長男は塾も習い事もしてたなぁ
    親も受験していい大学行くよう勧めてたし
    一方三男の俺は何も言われたことがない
    多分長男は一番教育に力を入れられやすいじゃないか

    • +2
  11. IQに統計的な有意差がある事に対して、(絶対量としては)日常生活での差は無い、と言うのは、
    費用を使って大規模な調する理由を投げ捨てているようにしか見えないのですが。
    差の存在は歴とした事実な訳で、それ言っちゃおしまいだ。
    第三者からの恣意的解釈ならば、IQ自体が意味が無い事の証左にでもしたいのか?とは思うけど、
    この人達がまず検証したかった仮説が何なのかを知りたい。

    • +5
  12. 平均誤差も気になるが、偏差も気になる。
    差が小さく、偏差が大きいのであれば、まさに気にする必要すらない。

    • +1
    1. ※13
      実はサンプルデータの規模が大きくなればなるほど統計的な有意差は出やすくなる。サンプルが少なすぎると、個人差の影響を排除しきれないということになるから、ある程度以上はサンプルが必要となるのだけど、そうなると今度は統計的に有意になりやすい。
      今回はIQの差が1ポイントで、これは「大体同じ」という解釈が普通なんだけど、サンプルが多すぎると統計的には有意な関連があるということにされてしまう。
      IQが平均して1ポイント違うというのはまぎれもない事実だけれど、その事実が価値を持つような社会的な文脈がない以上、日常生活では差が無いとしか解釈のしようがない。日常生活に違いが出るかどうかは、日常生活に役立つかどうかという価値の差の問題だからね。

      • +5
  13. 塾も家庭教師も付けても勉強ダメだった俺の兄貴をディスってるのかな?
    なにもしなくても成績それなり以上だった俺が異常なのか、塾や家庭教師が兄貴をダメにしたのかどっちだ

    • +3
  14. 第一子は親の期待という風当りが非常に強くて結果ダメ人間になることもある。

    • +4
  15. とりあえず統計をとってみたけどはっきりとした結果は出ず、「う~ん…第一子がちょっとIQ高いくらいかなぁ」みたいな感じで、研究結果出しました感が半端ない

    • +11
  16. そりゃ第一子の方が親が若い場合が多く、教育やしつけに対しても一生懸命になる
    ところが第二子や末っ子になると第一子に世話を任せる事が多くなり、やがて親は
    第一子に比べて教育やしつけ、関心を第二子以降に持たなくなる 第二子以降は
    自発的に塾か家庭教師で勉強しない限り、潜在的な知能指数は上がらない
    ソースは末っ子の俺 ちなみに長女の姉貴は東京大学法学部卒

    • 評価
  17. これは高校生からのデータな訳で高校生に行けない家庭の子供達は未調査ってことだよね

    • -3
  18. 「長男教」の親に育てられた長男(第1子)は、大抵アホだし 俺様。

    • +3
  19. うちの場合は、僕、妹、妹、弟だが、僕だけIQ140超えてるね。
    とはいえ下の3人もIQ120は超えてるから、遺伝的な資質が関わるのは間違いないが、幼少時に何に関心を持ちどんなことをするか、の部分が大きいと思うよ。
    IQ160を超えてくる天才達はともかく、140以下の場合は。

    • 評価
  20. 第二子以降は、身体が兄よりデカくなる希ガス

    • +1
    1. ※25
      140 でも十分に高いですよ。
      田中ビネーであっても 140 人に一人の逸材といえましょう。 120 だって十分に高いです。
      低いほうに逸材(基準ではぎりぎり特殊学級に行かなければならなくて、普通学級にいけないところをもぐりこませてもらった)な私からみれば殿上人みたいな存在です。 あとはその高い IQ で高速回転する頭を使って、世の中をよくしていってほしいです。 私のような IQ の低い人間は、どうも物わかりが悪いとか、違いがわからなくて同じものばかりにみえるとか、つまらないところで頭の回転のいい人に差を感じてうらやましいです。 こんなんでも四年制大卒になれちゃうくらいだから、大学ってどうなのよとも思えますが、せっかく高い IQ なノーミソをお持ちなのですから、ぜひ有効につかってください。

      • +2
  21. 私長女→ヒキニート、彼氏なし独身、実家パラサイト、30歳越え
    弟→既婚、外国語ペラペラ、出世街道邁進
    妹→エリートコース公務員、モテモテ、外国語ペラペラ
    もうそろそろ人生のゴールテープ切ってもいいんじゃないかと思ってる

    • -1
  22. あくまで統計なんだからそりゃ例外だってあるさ
    わざわざ、違う、当てにならないと言うより、そうなんだあ程度に思えばいい
    そもそも研究者時代が誤差だって言ってるのに

    • +6
  23. 相関係数0.02って、俺の研究分野では「ほぼ関係ありません」レベルなんだけどね。
    ちなみに俺は長男で弟が二人いるけど、学歴だけ見ればどっこいどっこいかな。

    • +5
  24. 賢さのベクトルが違うと思う。長男の場合耐久力があると思われるのかそれこそ気絶するまで殴られる。次男の方は兄が殴られてる隙にさっさと逃げる。
    スタートの時点では長男よりは次男の方が賢いかもしれない。長男は後天的に悟りを開く。
    一姫二太郎って言うのは女性の方が生物的に耐久力があるし手加減があるから第一子の長女はデコイとして優秀。
    そんな第一子の長男だが試作機と一緒で親元を離れたときから老後を楽しんでるよ。除籍はされるけど博物館でゆっくりって感じかな?

    • 評価
    1. ※32
      二つのデータにどのくらい関連があるかの指数ですぜ。-1から1までの値であらわされて、それぞれ-1か1に近い値になればなるほど関連が強い。
      マイナスの値だと、片方が増える(減る)ほどもう片方が減る(増える)みたいに逆方向の関連がある。
      プラスの値だと、片方が増える(減る)ともう片方も増える(減る)みたいな正方向の関連がある。
      となります。
      だから相関係数0.02はほとんど関連はないやでってなる。
      あれ、でも なぜ相関係数が登場するんだ?

      • +6
  25. >外交的、愛想がいい、実直、楽観的
    これ全部末っ子気質じゃね?

    • +3
  26. つまり何かしら大きな差が出ている兄弟がいるとすれば
    生まれた順番より後天的な要因が大きいということになるのかね

    • +1
  27. ここでうちの兄弟を見てみよう
    第一子→先天的に頭はいいのにそれ故に怠けグセがついたクズ。
    人見知りしない愛想のいい子だったが転校による言葉の違いから理不尽ないじめで今では完全なコミュ障に。
    第二子→先天的な頭の良さとしては一子に劣るがその分上を見てたゆまぬ努力を重ね一子より偏差値10以上上の学校に
    人見知り、引っ込み思案だったが周りに面倒見のいい子が多かった為みんなに引っ張りだされ外交的に。
    このように生まれだけでは何も決まらないパターンも存在するから。

    • +2
  28. 頭の良さはわからないが
    経験的には弟や妹の方が体がデカイ

    • +4
  29. 多少1人で考える時間があって下達を代表して大人とやり取りする役をやってる分下地はそうなるかもしれないが
    下の子の方が負けず嫌いが多く又身近な比較対象も常にちょっと上でいるという伸びるには最高の環境の為成績は下の方がいい
    ことが多いと思う

    • 評価
  30. 第一子は身近なお手本無しで成長せざるを得ないから
    「必然的に要領良くなるorドン底まで落ちぶれる」の二択なんだろうな、と推測。
    だが末子長男、テメーはダメだ!!
    甘やかされた結果、ロクデナシになる可能性が高すぎる!

    • +3
    1. コレはあてにならねーな。
      米39に賛成だ。

      • 評価
    2. ※39
      ちょっと違う気がするな。
      長男の性格は
      (外交的+愛想がいい)実直+楽観的
      つまり、外交も愛想も実直の基礎でできあがっているが、
      末っ子は
      (外交的+愛想がいい)計算高さ+楽観的
      というイメージ。
      以上、長男の俺の見解ですw

      • 評価
  31. コメ欄見てると馬鹿がいるね。
    自分一人だけの経験で世の中のすべての兄弟を語っちゃってる奴はアホな。
    あと、第一子は一番最初に生まれてくるが故に、一番期待されて厳しく育てられる。
    だからこそ若干賢い奴が多いのかもしれないけど、その分、挫折してニートになる奴も多い。
    身体的には、母体の関係で母親が生みなれているということもあって、
    あとから生まれてきた兄弟の方が恵まれてる体型になりやすい。
    環境で言うと、もちろん一番最後に生まれてきた奴が一番恵まれてる。
    親と兄弟、両方を見ながら成長できるのと、末っ子は親からも兄弟からも可愛がられて甘やかされて育つ子が多いからね。
    つまり、一番幸せで恵まれた人生を送りやすいのは末っ子。

    • 評価
  32. というか、意外と長男・長女に対して
    コンプレックス丸出しの奴が多いことにビックリしたw

    • 評価
  33. 昔は田舎の長男ていうと家を継がなきゃならないから、高学歴になって東京に出ては困るということで馬鹿のまま育てられた。これがいわゆる惣領の甚六と言う奴で特に農家はその傾向が強かった。こういうことが長年続いて都市部と地方とでの教育格差が生まれたわけだ。

    • 評価
  34. でもスポーツ選手って二男次女が超有名になって活躍してる人多いよね
    やっぱ0.02ぐらいじゃ誤差の範囲内ってことか

    • +4
    1. ※43
      あくまで統計なんですよね。
      だから、上のほうで、偏差を知りたいという話がありましたね。 偏差ってのはバラツキのことで、偏差が大きいってことはバラツキが大きい=統計の例の外が多い→例外ばかりともいえるってことです。 そういう意味では平均だけを語っても統計には意味がないんです。 偏差も気にしましょう。

      • -1
  35. 堅物で真面目な感じに育つ子も多いけれど、
    押しつぶされてしまう子もいる印象。

    • +2
  36. 長男長子で物心つく前には既に父親がいなかったらどうなるの知りたい

    • 評価
  37. うちはそのパターンだな。長男旧帝、次女三男は地方国立。
    友人のとこは長男次男がだめだけど三女が理Ⅲ現役。
    遺伝と環境がうまいこと合えば伸びるんだろう。

    • -3
  38. 先天的に第一子が良いんだとしたら、やっぱ精も卵もフレッシュだからじゃないの?
    実感としては、後天的かもしれんがいちばん要領がよく賢いのは末っ子だね

    • +2
  39. なんか違うね。自分の兄弟を見ても、妻の兄弟を見ても明らかに違うね。親も色々な期待をしているんだろうから、欲目で判断しがちなところは見える。当人もその期待感をひしと感じて、思い上がっているとは思うが、賢さはないね。下に行くほど賢く、要領も良いと思う。

    • 評価
  40.  代々家督引き継ぐ長兄嫡子と
    下男達では桁違いワニじゃろ
    漫画の世界と現実は違うワニがね

    • 評価
  41. うーん、当たり前だけど、コメントを付ける人たちが自分の周りやどこかで聞いてきた説を元に、記事の研究発表に対して対等に疑問を投げかけるけど、冷静に考えれば笑っちゃうね。
    まあ、ベタに例えればイチローにバッティング理論を教えるようなもんだね。ま、野次馬としてあれこれ言うためにこういうコメント欄があるんだから、みんな効果的に利用してるんだけどさ。しかし、統計が取れるほどの調査に身近な一例で返すと言うのは……凄いなあ(笑)

    • +1
  42. 妹弟の方が人生得してる あか抜けてて要領いい

    • +1
  43. 一人っ子の多い中国でスティーブ・ジョブズのような逸材が出ないのはなぜだろう?

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。