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スタイリッシュなフォルムを持つことで知られるツノゼミの一種が、アリの擬態化に成功。(昆虫出演中)

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(著)

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Image Credit Flickr User Andreas Kay
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 上の写真を見てほしい。ぱっと見、アリが昆虫を運んでいるように見えるだろう。見えるかな?これは、奇抜な造形を持つことで知られているカメムシ目に属する昆虫、ツノゼミが、アリに擬態している様子を撮影したものだ。

 アリに擬態することで、天敵から身を守っているのだそうだ。中南米に生息するツノゼミの一種は、自らの体を進化させることで、アリへの擬態化に成功した。

多種多様なツノゼミの世界

Is That a Helicopter or a Treehopper?

 ツノゼミは世界で約600属3200種が記録されている。日本では16種が記録されている。ツノゼミの多くの種では、その胸部背面に「奇妙で多様な」形態をした「ヘルメット」と呼ばれる構造を持つことで知られている。

 こちらはアリに擬態するという進化を遂げたツノゼミを横から見た写真である。胸部背面のヘルメットが黒く、本体のアリのような目の形をした部分が、ツノゼミの体の後ろに位置している。

 小さな緑の目が体の左側に付いており、彼らが左に動くと、天敵はアリが後ろ向きに動いているように見える。これは自分の身を守る手段の一つとなる。

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image Credit Flickr User Andreas Kay

 アリなど他のモノに擬態する種は、現在発見されているだけでも2000種ある。

 科学者たちはこれらの種について、この擬態化は極めて稀な体の革命であると表現している。

ツノゼミのヘルメットは何のためにあるの?

 ツノゼミのヘルメットは種によって変化に富んでおり、烏帽子形、剣形、樹木の枝のようなものまで多種多様である。

 この構造は、前胸が変形して出来たものであると考えられていたが、2011年に、進化的には第3の翅(ハネ)に相当するものであるとする仮説が発表された。

 しかし、論文ではデータの解釈などに問題があり、結果としてその仮説も間違っているという反論がなされている。結局のところまだよくわかっていない。

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Flickr User Andreas Kay
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mage Credit Flickr User Andreas Kay

 ツノゼミのアリの擬態化については、まだ多くの疑問が残っており、現在も、研究者らがその謎を解明するべく奮闘中だそうだ。via:.arkinspace・原文翻訳:Aki

 というかもう、ツノゼミだけはインテリジェント・デザイン説を信じてしまいたくなるくらいエイリアンっぽくて最高にかっこいいクリーチャーなのだ。

Treehoppers of Costa Rica
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この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. ヨガやってんじゃねーよ!って言いたい程、どこをどの部分と認識して良いのやら…w

    • +4
  2. アリに見えるとどう良いのかな
    アリ以外の生き物から見たら、このアリ一匹を攻撃したら
    仲間を呼んで体中にたかられるからやめておこう・・
    と、思わせるということかな

    • +2
    1. ※3※8
      蟻酸のせいで不味いからアリクイくらいしか食べないからだと思う

      • +1
      1. ※16 ふしぎ発見で竹内海南江が「アリのスープは酸っぱくて美味しい!」と言ってた。アリクイとミステリーハンターは食べるってことだな。

        • 評価
  3. 擬態って本当不思議
    結果的に生き残りやすかった種だけが残った、それが何かしらメリットのある他の生き物に似ていたっていう理解でいいのかな?

    • +1
  4. 生き物は不可思議であるから魅力的だよねえ

    • 評価
  5. 「こんな形をしていて、ちゃんと隅々まで
    血(体液か?)の巡りが行き渡るのかね」と
    要らぬ心配をしてしまう

    • +1
  6. なんという異様・・・十分にあやしいです
    擬態+迷彩の組み合わせというのが、とても不思議ですね

    • 評価
  7. こうなる過程を知りたい。人間も猿からどうやって進化したのかこの先も進化することがあるのか

    • 評価
  8. いつも思うんだけど
    こういう生物って、擬態元の生物が絶滅しちゃったら、どうするんだろうね
    ハチや蛇が絶滅したら、ハチや蛇に擬態しても意味ないし
    それとも、天敵に「ハチは危険」という遺伝子が残り続けて、
    ハチがいなくなっても、ハチに似た生物は警戒され続けるのだろうか?

    • +1
    1. ※13
      ハチに擬態し続けた結果毒針を獲得するかもよ

      • +1
    2. ※13
      絶滅した後もかなり長期間警戒されそうな気がするな。
      その間にさらに進化する場合も,適応できず絶滅する場合もどっちもありそう。
      今よく分からない生物の生態の中にはそういうのが紛れてるんじゃなかろうか。
      人間の蜘蛛恐怖症なんかもそんな感じなんじゃないかと思う。
      ヤバイ毒蜘蛛もいるけど,日本に限って言えば実害に対して恐怖感が過剰な場合が多い。
      あれは超危険な蜘蛛が身の回りにいた名残ではないかと思う。

      • +2
  9. アリえないような
    アリですな・・・・
    ちょっと苦しい(--;)

    • 評価
  10. ツノゼミ大好き
    どれもこれもちっちゃくって愛らしい

    • 評価
  11. 天敵の視覚を通じてのフィードバックだから
    天敵の視力と学習能力に依存するよ

    • 評価
  12. アリっちゃあアリだけど・・もう何が何やらわからん事になっとる

    • 評価
  13. ツノゼミの画像を並べて眺めてると
    パリコレとか見てるような気分になってくる…

    • +1
  14. コブの中身はなんなんだろう。まさか消化器官は入ってないだろうし。
    上野の博物館にツノゼミ標本がいくつか常設展示されてるけどきれいで感動する

    • +1
  15. 上からはともかく水平から見るとかなりアリだね
    奇抜だと思ってたけどこんな戦略があったんだ
    となると他のツノゼミたちのカタチにも何か意味が……?

    • 評価
  16. アリっぽい奇形に突然変異繰り返してきてこんな形になったってことは、少なくとも容姿は、「願えば叶う(子孫的に)」てことやんな?

    • 評価
  17. アリに「こいつアリじゃねぇ!」ってばれた時どうなるんだろう

    • 評価
  18. 何でここまで進化できるのに蟻なんだよwww人になればいいのにwww

    • 評価

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