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研究チームは、ケニアに生息する野生のゾウに録音した人間の声を聞かせ、その反応を観察。その結果、ゾウにとって脅威レベルが異なる2つの民族グループを確実に区別することができたという。

さらには、マサイ族の性別や年齢も区別し、一般的にほとんど脅威を与えないとみられる女性や少年の声ではそうした反応を見せる傾向はかなり低かったという。
この動画は、ゾウにマサイ族の男性の声を録音した音声を聞いた直後のものだ。ゾウが1か所に集まり、守備体勢を取っていることがわかる。
via:discovermagazine
野生で暮らす動物たちが脅威レベルを測ることは、生存戦略をとる上できわめて重要である。自分に危険を及ぼす可能性が低い人間や動物をいちいち怖がっていたのでは、多くのエネルギーが消費され、ストレスが溜まり、健康を害する恐れがある。そのため、ゾウは声という音声認識により、自分にとって脅威なのかどうかを判断している可能性があるという。
この研究は、集団で暮らしている野生の長寿な哺乳類が。”人間の声を区別することができる”ということを初めて証明したものである。今後、他の賢いといわれている動物にも同じ能力があるのかどうかの研究をしていくそうだ。

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コメント
1. 匿名処理班
象も相当頭いいから、シーシェパードはマサイ族に妨害工作するといいよ
2. 匿名処理班
マサイ族の戦士なイメージの強化につながりそうな研究だな。
3. 匿名処理班
ヨウムのアレックスやゴリラのココなんかが有名だけど
最近の研究だとやっぱり動物って従来のイメージより頭いいよね
ハトなんかは自然物と人工物を区別できてるようだし
4. 匿名処理班
狩りをするマサイ族の写真決まってるな!
5. 匿名処理班
狩りをするマサイ族って、今じゃ観光資源化してて
まるでショーのようにやってるよね。
6. 匿名処理班
なぜこんなにも優しい生き物たちが周りの環境におびえながら生き延びていかねばならないのか
7. 匿名処理班
2,3年前にスペイン国王が趣味で象狩りしてて重傷負ったニュースを思い出した。
8. 匿名処理班
そりゃ野生では殺気を感知できなきゃ生きていけないですし
9. 匿名処理班
周りの環境におびえながら生きているというのは
殆どの人間に当てはまると思うけど。
10. 匿名処理班
※6
いや、象は結構凶暴だぞ。
比較的おとなしいとされてるアジアゾウですら怒らせると手がつけられない。
頭がいい=優しいという固定観念は捨てた方がいい。人間を見れば分かる。