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ゾウは人間の声を聞き分け、自分の脅威となるかどうかを判断することができる(英研究)

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(著)

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 これまで、ゾウはゾウ同士コミュニケーションをとっており、互いの足を使ってそのメッセージを送受信しているという研究結果がオーストラリアの研究者らによって報告されていたが、今回、英国の研究者らにより、野生のゾウが、人間の声を聞いて年齢や性別などに関するわずかな手掛かりを得ることで、自分にとって脅威になるかどうかを判断できるという研究結果が報告されたそうだ。

 これは、英サセックス大学と、ケニア、アンボセリ国立公園でゾウを研究しているアンボセリ・トラスト・フォー・エレファンツの共同チームの調査結果により明らかになったもので、3月10日付の米国科学アカデミー紀要で発表された。

 研究チームは、ケニアに生息する野生のゾウに録音した人間の声を聞かせ、その反応を観察。その結果、ゾウにとって脅威レベルが異なる2つの民族グループを確実に区別することができたという。

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  何世紀にもわたってゾウの狩猟を行ってきたマサイ族の声を再生した後、ゾウの群れが防御姿勢を取る傾向が、他の民族グループより強いことが分かった。

 さらには、マサイ族の性別や年齢も区別し、一般的にほとんど脅威を与えないとみられる女性や少年の声ではそうした反応を見せる傾向はかなり低かったという。

 この動画は、ゾウにマサイ族の男性の声を録音した音声を聞いた直後のものだ。ゾウが1か所に集まり、守備体勢を取っていることがわかる。

via:discovermagazine

 野生で暮らす動物たちが脅威レベルを測ることは、生存戦略をとる上できわめて重要である。自分に危険を及ぼす可能性が低い人間や動物をいちいち怖がっていたのでは、多くのエネルギーが消費され、ストレスが溜まり、健康を害する恐れがある。そのため、ゾウは声という音声認識により、自分にとって脅威なのかどうかを判断している可能性があるという。

 この研究は、集団で暮らしている野生の長寿な哺乳類が。”人間の声を区別することができる”ということを初めて証明したものである。今後、他の賢いといわれている動物にも同じ能力があるのかどうかの研究をしていくそうだ。

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 密猟者は抜き足差し足忍び足でスナイプしてしまうので、ゾウの音声認識能力は使えないかもしれないが、逆に自分は危険人物じゃないということを音声でアピールすることは可能なのかもしれない。

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この記事へのコメント 10件

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  1. 象も相当頭いいから、シーシェパードはマサイ族に妨害工作するといいよ

    • +4
  2. マサイ族の戦士なイメージの強化につながりそうな研究だな。

    • +1
  3. ヨウムのアレックスやゴリラのココなんかが有名だけど
    最近の研究だとやっぱり動物って従来のイメージより頭いいよね
    ハトなんかは自然物と人工物を区別できてるようだし

    • +3
  4. 狩りをするマサイ族の写真決まってるな!

    • +6
  5. 狩りをするマサイ族って、今じゃ観光資源化してて
    まるでショーのようにやってるよね。

    • 評価
  6. なぜこんなにも優しい生き物たちが周りの環境におびえながら生き延びていかねばならないのか

    • +2
    1. ※6
      いや、象は結構凶暴だぞ。
      比較的おとなしいとされてるアジアゾウですら怒らせると手がつけられない。
      頭がいい=優しいという固定観念は捨てた方がいい。人間を見れば分かる。

      • +4
  7. 2,3年前にスペイン国王が趣味で象狩りしてて重傷負ったニュースを思い出した。

    • 評価
  8. そりゃ野生では殺気を感知できなきゃ生きていけないですし

    • +1
  9. 周りの環境におびえながら生きているというのは
    殆どの人間に当てはまると思うけど。

    • +4

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