この画像を大きなサイズで見る宇宙遊泳中シャトルが破壊し、宇宙空間に放り出されてしまう。全米で公開された映画、ゼロ・グラビティ(日本では12月13日公開予定)は、無重力空間へ放り出された2人の宇宙飛行士に襲い掛かる絶体絶命の危機を描いた作品で、10月4日に公開されるやいなや、既に世界興行収入3億ドルに迫る大ヒットとなっている。
では現実にはどうなのか?これまで、数々の宇宙飛行士たちが宇宙空間へと送り込まれたわけだが、宇宙船外活動中に起きる緊急事態は滅多に起こることはないという。だがそれもゼロではない。未知なる宇宙空間の中では、想定しなかったアクシデントが発生してしまったこともあるようだ。
というわけで、海外サイトが特集していた、過去50年以上にわたる有人宇宙船の歴史の中からいくつかの危険な作業の実例を見てみることにしよう。
10.ハッブル宇宙望遠鏡の修理
この画像を大きなサイズで見る映画、『ゼロ・グラビディ』ではその災難に見舞われた時、スペースシャトルの宇宙飛行士は無重力下でハッブル宇宙望遠鏡の修理を行っており、彼らは近くにある国際宇宙ステーションに逃れる、というシーンから始まる。
だが実際にはハッブル宇宙望遠鏡と宇宙ステーションは約190km離れていて、映画の中でジョージクルーニーが演じる宇宙飛行士が身につけたジェットパックみたいなものでは届かないほど遥か遠くにあるのだ。
というわけで、現実世界で最後に行われたハッブル望遠鏡修理ミッションは、最初から危険すぎると考えられていた。何がまずいことがあったとしても、その宇宙飛行士達には逃げ場も無く、なんの救助も期待できないからだ。それでもミッションは進められ、ジョン・グランスフェルド、アンドリュー・フォイステル、マイケル・マッシミーノ、そしてマイケル・グッドは5回を超える宇宙遊泳でその修理とアップグレードを順調に進めた。
9.宇宙船ボスホートの入り口用ドア
この画像を大きなサイズで見る宇宙開発競争が始まったばかりの頃、宇宙遊泳に何が必要になるのかを知る者は皆無だった。あえて一つあげるとすれば、それは外気圧によって膨らんでしまったスーツを着た宇宙飛行士がまともに通れるぐらいの大きな出入り口だ。
1965年、歴史に残る初の宇宙遊泳を行ったソヴィエトの宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフは、宇宙服が膨らみすぎて、宇宙船ボスホートのドアを通り船内に戻ることができず、危うく命を落としそうになった。だが、幸いにもスーツについていた圧力を逃がすバルブのおかげでドアを通過できるぐらいにスーツを収縮させることに成功し、彼は無事船内に入ることができた。
8.最悪な宇宙遊泳
この画像を大きなサイズで見るジェミニ9号に搭乗したジーン・サーナンは、宇宙船の歴史が始まってからちょうど3度目の宇宙遊泳の際、着ていたスーツがオーバーヒートしてしまうというトラブルに見舞われた。船外でいくつかの実験を試みていたのだが、予想外に時間がかかり、バイザーは曇り、疲労も限界に近づいていった。
彼はついに作業を断念し、自分の身体をハッチに押し込めた。そう、前述のレオーノフと同樣、彼のスーツはその窮屈な宇宙カプセルに入り込むにはほとんど不可能なぐらいに膨らんでいたのだ。サーナンは1999年に出版された著書「The Last Man on the Moon」の中で、ジェミニ9号での体験を”最悪な宇宙遊泳”といっている。
7.サシャ、これを切断するなんてことは我々がするべきじゃない思うんだが…
この画像を大きなサイズで見る減圧は宇宙ステーションの宇宙飛行士にとって最もひどい悪夢だ。だが1997年、その悪夢は現実になってしまう。コントロール不能になったプログレス貨物船が宇宙ステーションミールに衝突し、モジュールに穴をあけてしまったのだ。
警報が鳴り響く中、宇宙飛行士のマイケル・フォールとサシャ・ラズトキンは損傷を受けたモジュールと、宇宙ステーションの残りの部分を接続している電気ケーブル類を外さなくてはならなくなった。が、その時2人の手元にあった”ツール”は1本のキッチンナイフのみ。厳密には船外活動にあたらないが、それに近い作業を彼等はやり遂げた。キッチンナイフでケーブル類を切断し、真空に引き込まれ絶命しないよう素早くハッチを閉鎖、しかも宇宙服無しで、だ。2人は無事生還したが、損傷したモジュールは再び修理されることなかった。
6.ミッション: インポッシブル
この画像を大きなサイズで見る1985年、スペースシャトルディスカバリー号は貨物室から1基の衛星を放ったが、衛星のブースターロケットが点火しなかった。これはまずい事態だ。シャトルの軌道の中で衛星が立ち往生してしまうと衛星が使い物にならなくなってしまう。そこで宇宙飛行士のジェフ・ホフマンとデーブ・グリッグスの2人はそのブースターを手動で点火するため、外に出ることになった。
だが実はこの2人、今回のフライトには船外活動を行う予定は無かったことから最小限の訓練しか受けていなかった。当然のことながら、不発なだけでいつ点火してもおかしくないロケットエンジンの周囲で作業をする羽目になった彼等は生きた心地がしなかったようだ。その作業は計画通りに進められたが、肝心のブースターは点火しなかった。結局2人は目的が果たせないまま船内へ戻った。
5.カタパルト
この画像を大きなサイズで見る1973年、うまく開かないソーラーパネルを修理するために奮闘していた宇宙飛行士、ピート・コンラッドとジョー・ケルウィンは、突然パネルが展開したせいで2人仲良くスカイラブ宇宙ステーションの外に投げ出されてしまった。あやうく虚空に旅立ちそうになった2人だが、幸いにも命綱が救ってくれた。
4.ツキを逃すな
この画像を大きなサイズで見るこれは救助活動が可能な距離をはるかに超えた所で船外活動を行なうことになったアポロ15号、16号、そして17号の司令船の各パイロットの話だ。
彼らに課されたミッションの内容は、月からの帰還途中に船外に一旦出て、撮影済みのフィルムを回収するというものだった。ひょっとしたらこの任務にあたったパイロットには、月と地球の両方が視界に大きく立ちはだかる、という最高に壮大な景色を楽しむ余裕があったかもしれない。各自きちんと月の写真を回収し、無事に帰還できたのもツキに恵まれたおかげだろう。
3.真の宇宙遊泳
この画像を大きなサイズで見る1984年、ブルース・マッカンドレスはジェットパックと呼ばれる有人機動ユニット(MMU)を背負い、その推進装置を使ってスペースシャトルチャレンジャー号から約98m離れた所まで遊泳した。これは宇宙船と結ばれた命綱無しの状態で、宇宙飛行士が宇宙に浮かぶ人工衛星となった史上初の出来事だった。もしMMUに問題があった場合、ブルースが宇宙空間に取り残されるという恐れもあったが、幸いなことにシステムは完璧に作動した。
2.宇宙服トラブルで酸欠
この画像を大きなサイズで見るこれは地上で起きた出来事だが、宇宙服着用中の恐ろしい話だ。1967年、地上の圧力室でアポロ計画用宇宙服のテストが行われていた最中に、宇宙服を身につけていた技術者のジム・ルブランは突然呼吸不能になってしまう。それは酸素ホースが緩んだせいだった。
後に彼が語った体験談によると、彼は失神する直前に自分の舌の唾液が泡になっていくのを感じたという。幸いにもそこで頭の回転が早い同僚が圧力室内を与圧したため、彼は生涯続くようなダメージを負う手前で救助された。
1.水の拷問
この画像を大きなサイズで見る昨年の夏、欧州宇宙機関の宇宙飛行士ルカ・パルミターノは国際宇宙ステーションの外で遊泳中、宇宙服のどこかから漏れてきた水がヘルメットに入り込み、視界を遮られたままで溺れてしまった。水は初めに彼の視界を遮ると、ほぼ同時に耳の中を満たし、鼻を覆い、頭を振ってもそこから逃れることができなかった。必死に自分の気を鎮めつつ、彼は手探りでなんとかエアロックに引き返した。そこでやっと彼のヘルメットは同僚の手助けで外された。水はタオルで拭いてもらって事なきを得た。
この画像を大きなサイズで見る「宇宙は過酷で情け容赦の無い場所である。そして我々は入植者でなく探検者なのだ」。災難にあったパルミターノは後に自身のブログでこのようにコメントした。「我々を支える技術者のスキルや周辺のテクノロジーは複雑な物事をシンプルにみせてくれる。ともすると忘れてしまいがちだが、我々が未知なる場所の探検者であることを忘れてはならない。」














宇宙凄い
宇宙空間で死んだ人間はまだいないんだなぁ
なにか大いなる力でも働いてるんかな
アポロ13号はランク外ですかね
>>3
アポロ13は宇宙船自体のトラブルで船外活動中の事故じゃないから
NASAはブラック企業。
出発や着陸時にしか死亡者は出てないんだっけ?
何か挽回の可能性を残されている宇宙空間でのミッションの方が安全なのかもな
うーん 読んでるだけで酸欠になりそう
パニックに陥らず、冷静に判断するなんて流石鍛え抜かれたエリート
これはレオーのフだな
まだ宇宙が未知の段階でのアレは人類でただ一人しか経験してない恐怖以外何者でもない
スペースポッドに弾き飛ばされたプールが最悪だがw
かゆみの拷問ってのもありそう
万が一3のような状態でトラブルが起きて戻れなくなったときの自害手段とかあるのかな
死ぬまで延々真っ暗な宇宙を彷徨うのなんていやだぜ
※9
NASAは公式にそういう手段は用意してないって発表してる
本当かどうかはわからんけどね
米9
日本の最先端技術によって全てオートメーション化され心停止しても自動的に蘇生してくれます
※9
宇宙服には、服の内側の気圧を下げるためのバルブが普通についてる。
レオノフの命を救ったバルブだ。
それを開放すれば楽になれるんじゃね?
>>2初期の段階では隠された事故は無数にあると言われています。昔の映画で米の宇宙飛行士をソ連の飛行士が救助にいくという話があった。
ハッブルの修理は結局どうしたんだろう
スペースシャトルでランデブーしたのかな
旧ソ連では絶対死人でてるよね
表に出ないだけで
謎の水って尿?
nasa嘘ばっかり
軍が機密にやってること
インチキばっかり公表してる。
大気圧のありがたみがよくわかるね。
こういうスペースパニックな要素をデッドスペースに期待していたのに。
もし宇宙に取り残されたとして宇宙で一晩寝られるかなぁ
その前に死亡?
アポロ8号のミッションは着陸船はダミーだったので、
13号と同じ事故が起こっていたら3人はアウトだ。
※20
アポロ8号の場合、飛んで行ったのは司令船と機械船だけで
着陸船はダミーすらついてない。
「犠牲者はいつもこうだ・・・文句だけは美しいけれど・・・」
アポロ13号は別格でしょう
宇宙空間ではないが、成層圏からパラシュート降下するってアメリカ空軍の実験でも、
実は与圧服に穴が空いてたのを「言ったら実験中止になって二度と飛べなくなるかも」
とダイバーは黙ってた、とか、12年になってこの記録を更新してやろうとレッドブルが
プロジェクトを立ち上げたときも、降下直前になって与圧服のバイザーが曇って見えなくなる
トラブルが起こったりとか
ほんとに読んでるだけで息苦しくなってくる記事だ。宇宙ヤバイ
>>13
漏れたのは冷却用に循環させている水だったはず
怖すぎwwwwwwwwwww読んでて冷や汗かいたわ
宇宙開発の歴史とか子供のころから好きだったけど知らない事故ばかりでびっくりした。こんな恐ろしい事故がこんなにあったとは…
アポロ13は船外活動一回もしてないから対象外でしょ。
*11
一時期不動であったが、スペースシャトルで修理に向かい、現在修理が終わって無事機動してる。
因みに、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げも予定されて、ハッブル以上の功績を期待されている。
宇宙のことを考えたとき、常に魅力よりも恐怖の方を強く感じてしまう。
魅力の方を強く感じる人でなきゃ志願しないだろうけど、それにしたって恐怖心に打ち勝って飛んでいく宇宙飛行士はすごいな……
酸欠でシぬのだけは嫌だな、苦しすぎる
その点地球って凄いよね、酸素はあるし重力はあるし
宇宙服内での水漏れは、NASA TVでリアルタイムで視聴していた。
水が肌に張り付くせいかマイクに入る声も苦しげ、通常の聞こえ方と違っていた。
通常の手順よりはるかに早く船内でヘルメットを外した際、水滴が飛び散ってヘルメット内にも予想以上の水があったのを画面でも確認できた。
ただ、この件は「昨年の夏」じゃなくて「今年の夏」です。
スペース土方
宇宙と深海、どっちで死にたい?
土井飛行士がペイロードの縁に立って衛星を手で捕まえたのも凄かったよ。放射線浴びまくりだものね。
うん とんでもないブラック業務だ
宇宙怖体験をしたければ2001年宇宙の旅を見よう。
ジーン・サーナンの自伝 “The Last Man on the Moon” は『月面に立った男 ある宇宙飛行士の回想』(飛鳥新社)として邦訳されているので、せめて邦題くらいは調べて書いてくれると嬉しいです。
でも宇宙飛行士目指す人は行けずに死ぬよりは宇宙で死ぬ方選ぶんだろうな
宇宙飛行士に限らなくても宇宙に行けるなら生還率50%でも行くってヤツ多いだろうけど
これ以上の宇宙開発をしようと思ったら宇宙エレベーターが不可欠の様に思う。
月面基地をつくるにしても宇宙に資材を運ぶのにロケットだけじゃ無理だろうし、作業者も気がふれちゃうだろうし。
2001年だったかのISSの船外活動後与圧室のハッチがどうしても閉まらなくて二酸化炭素フィルターも限界越えてしまって
仕方がないから命綱外して(空調空気供給も切断)曇って視界ゼロ状態で別モジュール(当然内部真っ暗での作業)に遊泳してなんとか命拾いした事案が1位
もう少しで2人事故死するヤバさなのになんで全く知られてないんだろ?
読んでいるだけで息苦しくなった…
将来人類が宇宙に移住する日が来たとして
並の精神力じゃ鬱になりそう。
宇宙じゃ誰も助けてくれない。
早くガンダムのパイロットに成りたい
大航海時代と同じで、人類最高の英雄たちに敬礼!最高のロマンをありがとう。