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策士なカッコウハタオリ。代理鳥を欺くテクニックが新たに判明(英研究)

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(著)

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 カッコウは他の種の鳥の巣に卵を産み、我が子を育ててもらうという、一方的代理母システムである「托卵」という生態行動をすることで知られている。

 だが、このほど、アフリカに生息するカッコウハタオリの巧妙な育児逃れテクニックが英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載されていた。

カッコウは、その鳥の卵に模様を似せるなど見破られないようにするために卵を偽装する能力が備わっていることで知られているが、カッコウハタオリ(紛らわしいがカッコウ科ではなくテンニンチョウ科に属する)も、他の鳥の巣に、その鳥の卵と似た色の卵を産み落とす。

 アフリカマミハウチワドリ選ばれた鳥は自分が「仮親」であることに気付かず、自分の卵と一緒にカッコウハタオリの卵を温め、ひながふ化したら育てる。

 科学者らは今回、カッコウハタオリがこの大掛かりな「詐欺計画」をいかに根気強く実行するかを、初めて目の当たりにした。

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 カッコウハタオリのメスは、同じ仮親の巣に数回にわたり足しげく通い、できるだけ多くの卵を産むという。

 頻度は、おそらく2日に1個ほどとされている。同じ巣に複数の卵を産むことで仮親は混乱し、侵入者の卵を見つけて巣の外に出す可能性がさらに低くなるのだそうだ。

 論文の著者の一人、英エクセター大学のマーティン・スティーブンス氏は「カッコウハタオリは、宿主の防御を突破して自身の繁殖成功を高めるための斬新な戦略を進化させた」と指摘する。「宿主の裏をかき、さらに多くのひなが育てられるのを助けることができる」

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 カッコウハタオリのひなは多くの場合、仮親のひなよりも早く成長し、より大きな鳴き声で餌をせがむ。侵入者のひなはより多くの餌を与えられるので、仮親のひなは餓死することになる。

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 英国と南アフリカの共同研究チームによる今回の調査が行われたザンビアでは、カッコウハタオリの標的になることが最も多い鳥は、アフリカマミハウチワドリだったそうだ。大きさはカッコウハタオリと同程度だが、よりくすんだ体色をしている。

 代理母に抜擢されやすいアフリカマミハウチワドリ

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via:afpbb

 スティーブンス氏によると、マミハウチワドリの巣の約5分の1にカッコウハタオリの卵が産み付けられるそうだ。だが、マミハウチワドリのお母さんも負けてはいない。親の中には、侵入者の卵を発見して巣から蹴り出すものもいるという。

 カッコウが何故托卵をするのかというのは未だ完全には解明されていない。他種に托卵する鳥は体温変動が大きい傾向があるため、体温変動の少ない他種に抱卵してもらった方が繁殖に有利になりやすいのではないかという説が今のところもっとも有力だそうだ。

 ちなみに同種の巣に卵を預ける種内托卵は、鳥類では多くの分類群で認められる行動なのだそうだ。

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この記事へのコメント 30件

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  1. 代理母より大きくて、食われそうでこわい
    なんかゾッとする写真だな

    • +23
  2. 自分で育てられるように進化したらいいのに…

    • +15
    1. ※2
      たぶんそうすると何かを犠牲にしなくちゃならないんじゃない?
      たとえば今は自由な子育て期は、他の鳥と同じように自由に動けなくなるとか、体温変動を抑えるために今よりエネルギー消費するとか
      仮親の子を結果的に殺すってこわいね。仮親、ヒナが思ってたのと違う!って逃げたりしないでエサやるのえらいね。

      • +3
  3. 体温変動が大きいから托卵するのではなく、
    抱卵するから体温を一定に保たなくてもよくなったのでは?

    • +12
  4. カッコウ託卵の被害者といえばモズだったけど
    今はモズも知恵をつけてきてるそうだね

    • +3
  5. でも最近ではバレまくって絶滅しそうになってるとかなんとか。

    • +9
  6. これも自然の摂理とはいえ
    自分の倍ほどもある”子”に餌を与える
    仮親の姿がせつない…

    • +29
  7. 生まれたヒナが他の卵を巣から排除しているのをテレビで見たことある。
    正直ゾッとしたけど、他の命を犠牲にして生きることに変わりはないんだよな。

    • +5
  8. 余所の家に勝手に潜り込んで
    大きな声でエサをねだる、ですか……

    • +22
  9. カッコウの研究者によれば托卵はなかなか大変で、自分で育てる方がずっと楽なのだそうだ。

    • +6
  10. 生まれたカッコウの雛は、仮親の雛や卵を巣から押して落とすって昔ならったんだが
    このカッコウは違うのか?

    • +1
  11. カッコウとカッコウハタオリって別種?
    検索してもコレと同じ記事しか出てこないんだけど。

    • 評価
  12. この托卵システムをビジネスにできないものか?と思ったけど、既にたくさんあるね。

    • +1
  13. 託卵するのはカッコウだけじゃないよね。
    ところで話変わるけど、君んちのお子さん、あんまり君に似てないね。

    • 評価
  14. 実際謎だよねえ
    2日に一回卵生みにいくって・・・
    卵生むためのエネルギーコストや宿主に撃退されるコストとか考えたら
    自分で育てたほうが良さそうなものだけど・・・
    どうもこの記事の鳥の托卵は適応的な形質というより制約による次善の策って感じだな

    • 評価
  15. 間男と浮気して孕んだ子どもを自分の子だと思って育てる父親も
    世の中にはいるけれどな。

    • +1
  16. カッコウはカッコウ目、カッコウハタオリはスズメ目。
    この記事は両者を混同しているように思われる。

    • +1
  17. 常時大量にいる鶏に暖めさせれば万事解決、ってかそれ以外カッコウが生き残る術がなくなってきてる。

    • 評価
  18. とどめに育ての親を引き裂いて食らう習性があったら、
    そこでやっと外道のレッテルを張る

    • 評価
  19. ニートの息子に餌与えるおかんみたいだな・・・

    • 評価
  20. >13
    リンク先の50分動画にその場面もきちんとあったよ

    • +1
  21. ママとパパはもっと遊んでいたいから、あなたはここのおばちゃんに育ててもらってね~。

    • 評価
  22. ナマポ生活な雛
    こんな連中でも神から祝福されているのだろうか?

    • 評価
  23. 最終的には、種の保存とか多様性の保持とかやってる
    人間に托卵するようになるんじゃないかと

    • 評価
  24. 鳥の中でも古い種なので爬虫類により近い。
    だから体温が一定でないって聞いたことがあるのだけれど。

    • 評価
  25. 人間のなんらかの実験で、「実験終了後は野生に帰しました」の結果だった可能性は? 民間の気紛れ実験なら歴史に残らないし、保護した結果かもしれん

    • -1

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