キーンと冷えた冷凍ザメ、止まると死ぬと思っているかもしれないカワウソ、たそがれペンギン。大分県のうみたまご水族館にいってきた

　お伝えした通り、パルモは4日まで大分県ライフを満喫していた。ていうか暑すぎて自分の肌から塩が自動メイキングできるとは思ってもみなかったわけで、塩分足りないと思ったら二の腕あたりをペロリとなめればがっちり補給とかいう自給自足で猛暑を乗り切ってみたわけだが、そんな中、前からいきたかった大分県大分市の水族館「うみたまご」に潜入することに成功。いや普通に入場料払って入っただけなんだけども、その中の様子をお伝えすることにしようそうしよう。

冷凍サメ標本

　まずはこちら、夏休み限定で公開中の冷凍サメ標本。暑い夏にはやっぱキーンと冷えたサメ。ってことでホオジロザメとアカシュモクザメの2匹が冷凍トラックに乗った状態で展示されていた。

　仲良くならんでらんでぶー 　ホオジロザメさんは遠い目をしていた 　ちなみにこのホオジロザメさん、体長約3メートル、体重257キロのメス。今年2月、大分県佐伯市蒲江から約100メートル沖の定置網にかかったものだそうだ。 　冷凍状態なので、何も怖くないどころか、外気温35度以上の中のバックヤード展示だったので、むしろ積極的に近づいて、その冷気の恩恵を享受させていただいたよ。ありがとう！サメさんたち。

コツメカワウソ

　お次は期待のカワウソゾーン。お目当ての死んだふりしてくれるかもしれない「元気くん」は残念ながらお休みだった。（コメント欄によると、すでに天に召されていたそうだ）かわりに今年3月2日に生まれたコマリさんが出迎えてくれたわけだけど、かなり加速していた。止まったら死ぬと思っていたのかどうかはわからないが、一秒たりともじっとしていてくれなかったので、この動画をとるのがいっぱいいっぱいだった。静止画とかムリだった。きわめて瞬間移動だった。 　これじゃあまりにもコマリさんのかわいさが伝わらなさすぎなので、ネットで探してみたところ、マニアックアニマルさんが、GJなコマリさんの姿をとらえてくれていたようだ。

　本当はこんなにかわいい子、それがコマリさん 　きっとこんなに暑くなければ、遊んでくれたはずなんだ。でも止まらない、いつもより多く迂回しているかもしれない一生懸命なコマリさんもとてもかわいかったということだけは付け加えておくことにしよう。

マゼランペンギン

　園内野外の一番海に近いブースにいるペンギンたち。5匹いたペンギンのうち1匹は、ぼーっと海を眺めていた。そしてもう一匹は絶えず毛づくろい。残りの3匹は寄り添いあいながら水の中を泳いでいた。

　観客はパルモ1人。他にだれもペンギンたちを見に来ている人はいない。ずっとこの場でペンギンたちと一緒にたそがれていたかったのだが、暑過ぎてたそがれたまま二度と現世に戻ってこれなくなりそうなので、「あばよ、またな」と声をかけ、この場を後にした。

その他大勢

　とまあ、他にもいろいろ盛りだくさんなのがこの水族館のすばらしいところで、例えばエイさんにタッチングできたり、（この日は機嫌が悪かったのか、パルモの邪気を察したのか、触らせてくれなかった） 　イルカさんがボールもってきてくれたり 　負傷したサメさん、じゃなくナマズさんがその傷跡を見せてくれたり 　巨大ピラルクさんかっこよかったり 　一日があっという間に過ぎ去っていくわけなのだ。また機会があったら是非ここを訪れ、まずペンギンさんのところにいって、再会の挨拶をかわしたいと思う。

　おまけ：　帰りの道すがら、隣を通り抜けて行った自衛隊のかっこいい車。

　どうせなら水族館に展示しておいてほしかった。願わくば水槽の中に入れて、魚さんたちに操縦桿を握ってもらいたかった。 　大分のうみたまご、あばよ！そしてまたいつか、あんま暑くないときにもう一度会いにいきたいなー、あの動物たちやあの自衛隊員たちに。

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