メインコンテンツにスキップ

恐るべし超進化。たった数年で、甘い罠を感知し避ける能力を身につけたチャバネゴキブリ(米研究・ゴキブリ動画あり)

記事の本文にスキップ

47件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 漫画、『テラフォーマーズ』は、人類が火星に送り込んだゴキブリが想定外の進化を遂げ、知的生命体テラフォーマーとなって人類に襲い掛かるというストーリーだが、もしかしたらそれもありうるかもと思わせるような研究結果が報告された。

 チャバネゴキブリの一部に、駆除用の仕掛けでおとりの餌としてよく使われる甘いブドウ糖(グルコース)の一種を感知して避ける方法を身につけるように進化したものがいるとする研究論文が23日、米科学誌サイエンスに発表された。

 米ノースカロライナ州立大のコービー・シャル教授(昆虫学)率いる研究チームは、世界中どこにでも存在する、細長くて茶色い小型のチャバネゴキブリの研究を行っていた。1980年代にブドウ糖を使ったゴキブリ駆除商品が発売され、広く利用されるようになったが、その7~8年後となる1990年代初めに、この甘いおとり餌付きのわなに見向きもしないゴキブリの存在が報告された。

この画像を大きなサイズで見る

 そして現在、甘い罠を避けるチャバネゴキブリが次々と報告されるようになった。科学者らによると、これは、チャバネゴキブリは急速に進化し、ブドウ糖に対する嫌悪を遺伝で受け継いだ新しい世代が現れているからだという。

 ブドウ糖を嫌悪するゴキブリは、小さな「味毛(みもう)」を使用して、最初に食物を「味見」するが、ブドウ糖が含まれていると、甘味ではなく苦味を感じるのだという。

 「まるで感電したように、ビクッと跳ね返る。誰が見ても明らかな動きだ。(ブドウ糖の)摂取を完全に拒絶している」とシャル教授。「本当に苦いものや本当に酸っぱいものを口に入れたら、すぐに吐き出したくなるのと似ている」

この画像を大きなサイズで見る

 この進化は「信じられないほど速やかに」起きた。シャル教授らの今回の研究で、米国、ロシア、プエルトリコ、韓国の生息地から、多様なゴキブリのサンプルを採取した。結果、19の個体群のうち7つにブドウ糖に嫌悪反応を示すゴキブリが含まれることを発見した。同教授は「これは世界規模の現象であり、米国に限定したものではない」と述べている。

 シャル教授らは、これらの新たに進化したゴキブリが生存・繁殖のためにブドウ糖を避けていることを示すため、ゴキブリが果糖(フルクトース)ベースのゼリーを選んで群がり、すぐ隣のブドウ糖を含むゼリーには見向きもしない様子や、ブドウ糖を含むジャムを完全に避けてピーナッツバターに群がる様子などを映像に記録した。

シャル教授の研究映像

via:smh

 シャル教授は「われわれは、ゴキブリが持つ驚異的な学習能力を明らかにしている。彼らは、ブドウ糖を味わうことで受ける罰を、おとり餌の匂いに関連付けることができる」として、農薬業界がおとり餌からブドウ糖をさらに広く除外するための措置を講じるよう望んでいると述べた。

 「チャバネゴキブリは、約5000種にも及ぶゴキブリの中の1種にすぎず、家庭害虫であるこの種をまとめて駆除するのは悪いことではない。」シャル教授はは語る。

 「世界に生息する他の種類のゴキブリには、熱帯雨林の植物を受粉させるものや、砂漠のサソリやトガリネズミにとっての重要な食物群の役割を担うものなど、極めて有益なゴキブリもいるが、われわれが知る限りでは、チャバネゴキブリは害を及ぼすだけで、人間に付随して病気などの感染源となる可能性がある以外には、生態系に対して何の役割も持っていない」。

 教授はチャバネゴキブリを全滅させることを推奨しているようだが、この進化の速度を考えると、このまま生かしておくと、何か恐ろしいことが起きる可能性とか示唆しちゃってるって考えるのは深読みのし過ぎだろうか?というか、何の役割も持たない生物なんてこの世に存在するのだろうか?もしかしてその目的とは人類を・・・とか考えちゃうのはやっぱり漫画の読みすぎだろうか?

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス) (Amazon.co.jpで詳細を見る)
📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 47件

コメントを書く

  1. 生態系に対して何の役割も持っていないというのは人間も同じだね

    • +19
    1. >>3
      ゴキちゃんは森の大切な分解者だし動物のエサにもなるんだぞ?
      なにいってんのお前

      • 評価
  2. もうやだー!
    彼らの存在は現代社会で豊かに暮らす我々への警笛なのかも知れぬ

    • +4
  3. >生態系に対して何の役割も持っていない
    こう言い切ってる時点で何か信用が出来ないな、この教授

    • +10
    1. 米6 ゴキブリの役割ってもしかしたら、人類を滅ぼす為に・・・おっと誰かきたようだ

      • +2
  4. 身に付けた進化したと言うより甘いのに誘われてた個体はもれなく死んだだけな気がする

    • +3
  5. 適応したGに対抗するために数種類の物質を使い分け、それに適応したGに対抗するために・・・
    ・・・めんどくせぇ

    • +2
  6. テラフォーマーズってそういうストーリーなんだ…気になってたんだ有難う
    北海道の住宅にはGはいなくて、昔バイト先の食品作っていた鉄筋コンクリートのビルで小型のチャバネ見たくらい
    小さい頃埼玉の借家の台所で見た、あの日本のデカい黒々としたGはなんて種類なんだろう

    • 評価
  7. なんかよく分からんけど、まだブラックキャップは効くんだろ?
    効くって言ってくれ

    • 評価
  8. こいつはここで潰しておかないといけない的な展開ですねw

    • +4
  9. 全滅させちゃったらフマキラーさんみたいな会社は商売ができなくなるね。
    彼らは重要なビジネスパートナーでもあるゴキブリさんを殺すわけだからきっと複雑な心境で仕事をしているに違いない。

    • +1
  10. 人間社会に適合して生きていくためには必要な進化のスピードなんだろうな
    案外、地球が滅亡する最後の最後を見る事になるのは、奴らゴキブリなのかもしれない

    • 評価
  11. 「何の役割も果たしていない」と考えるのは、人間本位の考え方であり、全く正当な評価ではありません。そもそも地球上の生命は、人類のためだけ、に存在しているわけではありません。

    • +3
  12. 好き嫌いってはこういう「おいしい毒」で全滅するのを避けるための対策なんだろうな

    • +3
  13. ゴキブリ見たこと無いや
    北海道出れば見れるのかな

    • -1
  14. 進化したというより、ブドウ糖が嫌いなグループが生き残ったということだろうね。

    • 評価
  15. 知識や経験が遺伝するわけないだろ
    この教授バカなの?(笑
    たまたま派生した味覚の違う奴が毒を食べずに生き残った結果、その特徴を持った子孫が増えたと考えるのが普通だと思うけど?

    • -2
  16. 人は知能を上げる事で生存率を上げた
    恐竜は体を大きくする事で強くなり生存率を上げた
    ゴキブリは身体機能の節約や環境の適応力で生存率を上げた
    どれも究極体だよな
    知能だけが進化の形じゃないな
    ゴキブリは1ヶ月何も食べなくても平気なんだぜ

    • 評価
  17. 自然界ではショ糖が食べられない方が不利で淘汰されるだろうし
    餌のゴミも含めて人間がいなければお目にかかれない性質だね。
    他にもゴキブリっていろいろな変異種がいるんだろうな。

    • 評価
  18. まだ物理に弱いから大丈夫、見つけたら踏み潰すべし

    • -12
    1. ※27
      ゴキブリ達は互いにコミュニケーションを取る事で情報を伝達している事が研究によって知られています
      あと、昆虫の中でも
      家族形成を取る期間や規模が長く、大きい事でも有名です
      ゴキブリは「教育」という概念を持っているらしい。

      • 評価
  19. Gは世代交代が早いからそのぶん進化が早いのかな・・・
    ところでゴキブリの顔って昆虫の中じゃかなりイケメンの部類に入ると最近思うんですが・・・

    • +4
  20. 読んでるだけでゾワゾワしてくるあいつらヤバイ

    • +4
  21. それでもゴッド・リーさんなら何とかしてくれる

    • +1
  22. あーあ
    俺の出番かぁ
    よく寝たし、ウォーミングアップとしてはちょうどいいか。

    • 評価
  23. 今年もブラックキャップ仕掛けて安心してたのにカンベンしてくれよ、、、
    俺の寿命までは効く様にしてくれ

    • +1
    1. >>35
      なにいってんのお前って
      教授がいってんだろ?しかもチャバネ限定で
      記事ちゃんと読めよ

      • 評価
  24. うえぇ・・・
    ゴキ君を嫌うのは人間よりはるかに強い生命力と知能を持っているため、生き物としてかなわないと本能的に感じるから・・と聞いた事があるけど、この記事を読むとそうなのかも、と思ってしまう・・・
    うえぇ・・・・

    • -1
  25. さすがGのアニキ。環境への適応力もズバ抜けてますね

    • -1
  26. いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
    ムービー再生する勇気はなかったけど、ムービーの見えてる画像と、貼ってある画像だけでも耐えられなかった。
    前の『Gは危険を察知するとIQが230超え…』っての、ほんとにほんとかも!って思った。
    ってか何でこんな対応能力高いの?
    人類がほろんでもGは生き残るって、良く分かったよぅ(泣)

    • -3
  27. 甘いもの好きの個体が淘汰されて、甘いもの嫌いの個体が生き残り
    交配を行うことで、その特徴を強めた個体が生き残って、更に交配を行って…を繰り返して進化したか
    淘汰による進化の体現者というやつだな、流石ゴキブリさん
    繁殖力、生命力の代名詞は伊達じゃないな

    • -1
  28. 果糖、ショ糖、ブドウ糖を定期的に切り替えてローテーションすればいい。
    要は選択圧を集中して一方向にしなければいいのさ

    • 評価
    1. >>43 淘汰による進化
      遺伝的な甘党が、遺伝的に淘汰されても
      それと生物的な高次の進化とは関係ないかも…
      これを積み重ねて、やがて別のものになる
      進化論における「自然淘汰」を考えたいなら
      同じ種で始まり、同じ種で終わる実験に何の価値があろうかや

      • +1
  29. 滅ぶことで地球になんの影響もないのは
    人類だけ

    • -3
  30. 何か用途は無いもんか
    どう調理しても虫臭さが抜けんと聞いたが

    • -1
  31. ゴキブリは物理で戦うべきかもな
    対ゴキブリ用の小型ロボ
    ついでに競技用のベイブレード的なものも作って

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

昆虫・爬虫類・寄生虫

昆虫・爬虫類・寄生虫についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。