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17世紀初期の北米で食人の証拠が発見される(米研究)

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(著)

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 英国が17世紀初期、北米大陸に初めて建設した永続的植民地のジェームズタウンで、初期の植民者らが食人をしていた証拠が、14歳の少女の骨の分析により見つかったそうだ。

 米スミソニアン国立自然史博物館の人類学者らによると、1609~1610年の冬に起きた飢饉によって人口の約8割が犠牲となったジェームズタウンでは、生き残った一部の住民が死亡した子どもの脳を食べようとしていたという。

脳を食べようとしていた痕跡がわかる14歳少女の頭蓋骨

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少女の頭蓋骨の上部にはナイフで切りつけたような細い4本の切り傷がある

 少女の頭蓋骨と頸骨を分析したスミソニアンの法人類学者、ダグラス・アウズリー氏によると、頭蓋骨には慣れない手つきで脳を取り出そうとした痕跡が残されていたという。

 骨に残された異常な切断面からは、動物の死骸解体の経験に乏しい者が、ためらいながら脳と顔の肉を体から取り除いたことがうかがえ、食人の意図があったのは明らかだとのこと。

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下あごにも細いナイフの切り傷が見られる
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ブルックリンの「StudioEIS」が復元した少女の頭部

 イングランドから現在の米バージニア州に移住した少女の骨は、2012年に発掘されたが、他と比べて断片化の程度が高いという奇妙な特徴を持っていた。少女の歯や頭蓋骨の一部は、解体された馬や犬の骨と同じ場所で見つかった。

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ジェームスタウン地図

 新世界に到着した植民者たちが、厳しい生活環境によって食人行為を強いられた可能性は、かねて論じられてきたが、今回の発見はジェームズタウンで食人が行われたことを示す初めての物的証拠となった。

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Archaeologists believe the first US settlers from Britain were cannibals

 ジェームズタウンの植民地は、100人あまりの植民者によって1607年に設立された。だが飢饉や干ばつ、疫病によって、人口は最初の9か月で38人にまで減り、住民らは補給船からの物資に大きく頼らざるをえなかった。

via:dailymail AFP
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この記事へのコメント 57件

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  1. 食うために殺してたとかならともかく、飢饉による極限状態じゃ非難できねえよ
    しかしわざわざ脳を食べようとするくらいだし、この子が死んだとき他には骨と皮しか残ってなかったんだろうなぁ・・・

    • +104
  2. 腹が減ってはなんとやら
    誰でも思いつくことは、どこでも起きること

    • 評価
  3. ためらいながらってのがきついなあ・・・

    • +13
  4. どうでもいいけどわざわざ復元する必要はあったのか

    • +72
  5. まあ、日本でも飢饉時には有ったと言うしね…。
    高校時代に受けた旺文社模試かなんかの古文のテストで、
    その様子を描写した問題(例文)が出てきたのにはビビったわ。
    「髪を落として頭を鍋で煮て~」とか…。

    • 評価
  6. アフリカじゃまだまだメジャーな食材だけどな

    • -11
  7. 日本でも大飢饉の時に食人してたって記録あるし
    さほど珍しいことではないと思うけどキリスト教圏だと禁忌すぎてタブーなのかな?

    • 評価
  8. アメリカの食人事件だと
    同じく入植者が多かった時期のドナー隊が有名だよな

    • +1
  9. 解体したのは確かだとしても、食べた証拠にはならないと思うんだよね。
    食人したことを前提として調査しているんだろうか?

    • +20
    1. 飢饉でためらいながらか……
      せめて喰った分だけ長生きしてて欲しい。居た堪れねぇなぁ
      >>13
      実際史実では西欧でも人を食うヤツらはいた。ミイラを薬にしてたり
      ソニー・ビーン一族とかはガチで人が食用だった
      ただやらかした人は犯罪者→キリスト信者じゃない→文明人じゃない→野蛮人のレッテル貼られてるから、自分ら(文明人)とは関係ないと言える
      人を食べてる場合も、食べられた人が野蛮人(=キリスト信者じゃない)なら人じゃないから食人ではないって理論になる
      昔の西洋の娯楽書物なんかでは、野蛮人のイメージの一番最初に出るのが食人文化
      食人などという低俗なことをしない我らは彼らの間違いを戒め、導くことこそが使命であるといった理論で
      「野蛮人皆殺し成敗、勧善懲悪コース」「圧倒的な力と教養で、野蛮人を文明人に養成、友情物語コース」「命からがら逃げだすホラーコース」
      となる。
      ようは食人は人を家畜にするための重要なレッテルだから、認めることはタブーだろうね

      • +8
  10. …本当に食べてしまったのか?(ニヤリ

    • +5
  11. 別に驚かない、食べた人達にも少女にも同情する。
    アメリカも最初から豊かだったわけでは無いから。 西部開拓史や怒りの葡萄などの映画にも観られるように。

    • +4
  12. それしか食う物がないからか・・・ 怖いな

    • -14
  13. 1972年 飛行機が墜落 人肉を食べ70日後に救助 16人が生還
    実際に南米チリのアンデス山中で、死体を食して生き延びた実例がある
    また、アフリカでは、アルビノ種の人間を黒人が食べるという風習もある
    どのような状況で食人していたのかが重要だと思う

    • 評価
  14. 白人のメンタリティは、他人種を貶めることによって成り立ってるという一面も強くあるから、この手の研究では偏見がスタートだったりするしな。

    • +9
  15. 食ったのは仕方ないにしても最終的な処分方法が酷いだろ

    • 評価
  16. ネイティブの風習的な食人かと思ったら全く違ってた

    • -8
  17. >15
    状況証拠的には食ったとみてほぼ間違いないと思うが?、捨てられてた場所的にもその当時の食糧事情的にも。
    人肉食ってそんな珍しい事でもないから、推定で食ったという事自体はそこまで懐疑的に見る事でもないと思うけど。

    • +19
  18. 飢饉を乗り越えて末永く生きてくれたなら少しは報われるが……。
    たとえこれで生き残っても目の前にいた女の子の脳を食べた記憶がこびりついて離れないだろうな。

    • 評価
  19. 頭蓋骨に傷があるけど、脳を取れるだけの開口部が無いように見える
    ナイフを使ってたって事は出来るだけ傷を抑えたかったからかな
    例えば石なり斧なり叩きつければ割れたはず
    何度もためらって諦めたのかもね (”`)

    • 評価
  20. というか食文化じゃない食人なんて世界中どこにでもあるだろ。
    飢饉でも変質者でも何でもいいけどさ。

    • +11
  21. 現実的に考えたら体の他の部位を食べる、と思う
    脳しか食べるところがなかったとしても日本人は普通頭を解体しない
    ということは羊とか牛とか脳を食べていたということか
    人間が人間の脳を食べるとプリオン病が発生する
    致死性家族性不眠症はイタリアの家系が有名だけど
    この間仰天ニュースでやっていた家族はそうした(食人した)移民の家系なのかな?

    • +4
  22. ほっぺたとか額の肉は食べられちゃってたか、食べちゃったかじゃないの

    • +3
    1. ※27
      本当に人食したなら丁重に葬るのが普通じゃね?
      各地で数件見つかっているならまだしも、たった一件で飢餓中で、馬や犬の家畜動物と一緒に捨てられてたんだろ?
      人食はしたのだろうが、それが飢餓により食料として食べられたのか、飢餓(栄養不足)による異常者による犯行なのかはこれだけじゃ証拠にならんよ
      まぁ、南米では普通に人食”文化”があったから文化として有った可能性もあるけど

      • +8
  23. 鳥取城の兵糧攻めのときも、食べ物が尽きたときも人間食ったらしいね。中でも脳みそがうまかったから取り合いになったらしい。頭こじ開けてあるから相当美味いのかな?

    • +1
  24. 少女の親や家族の心境を考えると…う、ううぅ~…;;

    • +1
  25. でも残った骨くらい埋葬してやれよ。

    • -7
  26. まぁ、そりゃそうでしょうよ…当然とさえ言えるかもしれない。
    飢餓や孤独、凍えるような寒さや、いつ襲われるかしれない不安という様々なストレスで理性なんてとうに吹き飛んでしまってるだろうし、この程度のことは歴史上幾らでもあることだよ。
    自分は絶対にそうはならないと思ってる奴がいるとしたらそれは完全に思い上がりだ。

    • +2
  27. 埋葬儀式だった可能性はないの?
    蘇ってこないように、遺体を傷つける風習があると聞いたけど。
    それにしても、骸骨がもうひとつの骸骨にかじりついてる化石でも見つかったのかと思った

    • +2
  28. 土葬文化の国だから遺体じゃないと埋める気が起きない(それか骨を埋める文化がないか)、飢餓状態で人の遺骨を理性で持って埋めるような余裕がなかった
    >少女の歯や頭蓋骨の一部は、解体された馬や犬の骨と同じ場所で見つかった。
    こんな状況だと後者かなーと思うが

    • +1
  29. これからだって、環境が破壊されて水も食べ物も無くなったら、絶対に起こることだと思う。 自分が極限に餓えて目の前に死体があったら、食べないで飢え死にできるかどうか、正直言いきれる自信はない。

    • +19
  30. 共食いは倫理以前の、動物の本能的な禁忌だからなあ
    その本能的嫌悪感を覆す程の危機=飢餓が迫ってたってことを示す
    物証としてはとても興味深い。
    こういう遺物からも時代背景の一端が垣間見えるものなんだね。
    そして時代・文化が違えど同じ人間として、
    少女を食そうとまでした人物の心の動きに何かしら感じるものがある
    人間の条件なんてどこまで行ってもあまり変わりがない

    • +2
  31. アメリカに先住民がいたということをひとまず脇にのければ
    今まで住んでた土地を離れて別の土地を拓いていくってとんでもないリスクのあるすごいことやってるよな、それもまだ14やそこらの子も連れて
    100人程度の人間が集まってたところで、何かあればこの通りすぐ全滅の危機やで

    • -5
  32. 頭蓋骨の話しか出てないから、多分ほかの部位はもっと先に食べちゃったんだろうね。
    そんで少しでも犠牲者を無駄にしないために、潜在的タブーと戦いながらも、脳も食べようとしたんじゃない?飢餓による極限状況で極めて冷静な判断と敬意すらおぼえる。

    • +3
  33. 目の前の「それ」しか食べられる「物」がない状態だったのかもね。
    人間だって極限に達したら、倫理だの何だのは言ってられなくなる。
    飢饉で亡くなった子ならばロクに食べられる部分がない筈。やせ細ってるんだから。
    そうなると必然的に食べられる部分=脳&内臓だよね。
    何にせよ、生き残る方も死んでしまった方も、辛い状況だったと思うよ。

    • +1
  34. ソーニーは、あれ創作じゃなかったっけ?伝説?
    ともあれ、必要に迫られたら、大抵の人が同じことをすると思う。
    飢えって想像以上に苦しいもんだし。倫理なんかぶっ飛ぶよなー。

    • +5
  35. 確かに日本の中世にあった大飢饉でも、自分の子供の脳みそに
    葉を混ぜて汁物にして食べたとか伝聞として残ってるね

    • -1
  36. ラヴクラフトやクラーカッシュトンの小説のようなことが実際行われていたんだなー

    • +2
  37. なんだよ、文化的な物じゃなくて飢饉による物か
    そんなの世界中どこにだってあった事。異常でも猟奇でもなんでもない

    • 評価
  38. 研究者がここまでハッキリ言い切ってるならそれなりの
    根拠あっての事だと思うがなあ。人食に踏み切るほどの飢餓状態で
    葬る余裕があったかどうかはよく分からん。日本だったら
    祟りが怖いから慰霊碑とか鎮魂とかするだろうけど

    • +1
  39. 食人というと、鳥や豚のように当たり前として食ってたイメージを持つけど、
    飢饉じゃな…
    殺して食ったのか、死んだのを食ったのかもわからんし。

    • -4
    1. ※50
      人を食わざるを得ないほどの飢饉の中で、君の言う「丁重な葬り」がどこまで可能であったかというのをまず考えなくてはいけないと思うけれど、それには少し情報が不足しているから何とも言えないね
      人を食してしまったという罪悪感を、家畜の死骸と一緒に処分することで「あれは人じゃなかった」と否定し心理的な安寧を得たのではないかとも考えられる

      • 評価
  40. 人類の歴史から見ればカニバリズムはあるさ

    • 評価
  41. どちらにしても、悲しい歴史さ。
    その上で今、自分たちが生きていることに感謝かな。

    • +2
  42. キリスト教の連中は食人が無かった証拠が欲しい
    しかし、出てくるのは食人があった証拠ばかり
    それ以前に中世ヨーロッパでは罪人の死体は貴重な食料だったのを
    無視している様に見える

    • +1

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