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寄生虫がヒント。トゲトゲの皮膚固定用パッチが開発される(米研究)

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 外科手術などで切開した皮膚を固定する際、これまでは手術用ホッチキスなどが使用されていたが、組織の損傷や感染症の原因となることもあり別の方法が模索されていた。

 米国の研究チームはこの度、頭部を膨張させて魚の腸にへばりついている寄生虫からヒントを得て、傷の表面が湿っている場合でも植皮片を適切な位置に固定する画期的な方法を開発したとの論文を発表。16日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

 形状は花をいける剣山のようなもので、パッチには円すい形の極小針が一面に埋め込まれている。この極小針は、プラスチック製の硬い芯と、膨潤性の先端部とでできており、先端部は、表面組織が乾燥している場合は変形しないが、表面に水がある場合は水と接触して膨張するようになっている。先端部は10分以内に膨張して、パッチを皮膚にしっかりと固定する。こうして、移植片がやけどなどの傷口に固定される。

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 米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の生物医学工学者のジェフリー・カープ氏は「このユニークな設計によって、軟組織に針を接着させ、その際の損傷も最小限に抑えることができる」と語る。「さらに、接着をはがす時にも、ホチキスと違って、組織、血管、神経などが負う外傷も少なく、感染症のリスクも軽減される」と語る

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鉤頭虫類

 このパッチは、頭部にとげを持つ寄生虫の鉤頭虫類から発想を得て開発された。この寄生虫は、海水魚の腸壁を貫いて、サボテンのようなとげのある細長い頭部を膨張させ、腸壁から外れないようにする。

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via:AFP

 また研究によると、この極小針は、微量の抗生物質や抗炎症薬を外傷部に投与するための経路として利用できる可能性もあるそうだ。(、io9

寄生虫をヒントに皮膚パッチ

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この記事へのコメント 12件

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  1. 未だに自然界から学ぶことは多いのだな。

    • +18
  2. そりゃ重ねた年月が比べもんにならないからな、それだけ洗練されてるという事だ

    • +6
  3. どこの部族かは忘れたけど、でっかい蟻の頭部を手術ようホチキスの代わりにする村があるよね
    あれを思い出した

    • +3
  4. いやいやいや
    ものすごく痛そうだよ
    こんなんで傷口刺されたら痛いなんてレベルじゃないよ

    • -4
  5. >>こんなんで傷口刺されたら痛いなんてレベルじゃないよ
    皮膚固定用パッチだから閉じるように抑えて張り付けりゃいいんじゃないの?

    • +1
  6. あくまで手術用ホチキスとの比較だから
    手術用ホチキスでググってみな
    見ただけで痛い痛い痛い><ってなる
    それに比べれば確かにまし

    • +5
  7. 切開する部分にジッパーでも貼っといて、ジッパーおろしてから手術すれば、手術後はジッパー引き上げるだけで済むんじゃね?w きっと切り口もずれないよwww

    • 評価
  8. これは頭に貼れそうな予感!
    毛付き製品の早期販売に期待

    • +2
  9. 昔、栗畑で転倒して、栗のイガが二の腕にびっしり刺さったことがあったけど、
    (腕が歯ブラシみたいになって笑った)
    刺さった瞬間は「熱い」だか「痛い」だか判別できない感覚はあるが、刺さった後は
    とくに何も感じないので、この針の細さなら大丈夫じゃないだろか。

    • +4
  10. もともと開放してる皮膚をつなぎとめておくためのものなんだからどんな方法をとってもある程度以上の痛みがつきまとうのは当然でしょ。
    いかにその痛みを少なくするか安全性を追い求めるかが現代医療には大事なわけで。

    • +2
  11. サメ肌の競泳水着とか、自然から学ぶことはあるだろうな

    • 評価

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