
広告
15.WWF(世界自然保護基金)


この広告は確かに注意を引く。その内容は何であれ、落書きされた白熊達そのものが斬新だ。人の目に留まることと、創造的であることは共に効果的な広告には欠かせない要素でもあるが、この広告はその両方をうまく実現させているようだ。目に入ったこの写真に興味が湧いて、端に書いてあるそのメッセージを読む気になってしまう。WWFは他にも落書きされたサイや、ゾウ、クジラも登場させて、このコンセプトを全面的に掲げたキャンペーンを開始した。絶滅の危機に瀕した動物達は人々の心を動かし、より多くの寄付金につながるだろう。
14.Google

Googleの広告を見ることは滅多にないと思ってるかもしれないけれど、意外に多い。そして、これは秀逸な一枚。これはGoogle AdWordsのPR用にトルコで出されたもの。Googleはこういった広告を世界中に出しているそうだ。端にあるメッセージは"たとえあなたが何を検索してるか分からなくても、私達は分かってます。"というものだ。ところでbattlesheepの意味を知ってる人はいるだろうか?もしかしたらトルコならではの言葉なのかもしれない。
13. Queen Bee Waxing (脱毛サロン)

12. SBP 殺虫スプレー

11.ペディグリー (犬用のバランスフード)

確かにこの犬には同情せざるを得ないし、キツイ仕事で苦労している姿に共感してしまう。思わずご褒美をあげたい気分になってしまう。多くの広告の中でも、犬は格別に人の心に訴えかけるという。犬は他のどんなペットよりも、家族の一員のように親近感を与えることができるのだそうだ。
10. Glassex (ガラス用洗剤)

また、動物を"広報"代りにすると、そのブランドに認識しやすい独自性を与える場合にも役立つ。さらに動物は人間のように高額なギャラを要求したりしない。ただし、映画「アーティスト」に出演したアギーみたいな俳優犬だったらそうはいかないかもしれない。
9.Nutri Balance (ペットフード)

この広告は、"もし、相棒の犬が突然反抗したら。"という、かなりハラハラするシーンを描いている。この広告には毒のある面白さがある。いつか、おそらく近いうちに自分たちの愛犬が反抗する日が来るかもしれない、というメッセージを含んでいる。その理由は飼い主が(たぶんNutri Balanceの製品みたいな)ちゃんとしたドッグフードを食べさせてないから!ということなのだ。
8.ファイザー・アニマル・ヘルス (動物用医薬品)

広告はイタリアのPentamark社が作ったもので、確かにファイザーの真意を伝えるにはかなり効果がある。そこには"私達はどの豚も、最後の一匹であるかのように守ります。"というメッセージが掲げられているのだ。出版物に掲載する広告の素晴らしい点は、どの雑誌に載せるかを選ぶことで効果的にターゲット層が絞れること。また、この広告はタブレット版の雑誌にも進出し続けていて、様々な読者と連携するような斬新でワクワクするような広告の形が期待できそうだ。
7.SHS Clothes (アパレル)

ちょっと楽しいSHSの広告は、眠る時に羊を数えるというありふれた概念を取り込み、そこに全く新しいものを併せた結果、面白く斬新な仕上がりになった。それは"うんざりしながらベットに横になって羊を数えるかわりに、そのふわふわしたした生き物とマトリックスみたいに戦うのもアリ"という遊び心だ。そして睡魔の化身の羊達を追いかけて、思い切り楽しむなら、それに見合った服を着ないと、というわけ。SHSにはそんな服がたくさんありそうだ。
6.Dentastix (犬用オーラルケア食品)

この広告のカナリアにはちょっと同情してしまうが、企業は自社商品の"広報"になるような動物を選ぶとき、そのブランドイメージにそぐわないものを選ぶ必要がある。消費者は特定の動物の特性や性格の特徴を商品に結びつけようとするからだ。つまり、ふさわしい動物を選択するのはかなり重要なことなのだ。
消費者調査員のバーバラ・J・フィリップスは、"使う動物によって、そのキャラクターが表現できることは決まっている。例えば柔軟剤のスナッグルの'ふんわり感'を、ヤマアラシやブタ、そしてフラミンゴを使って表現するのは難しい。"とコメントしている。
5.オリンパス・光学ズーム (双眼鏡)

4.Reef N’ Beef (レストラン)

デンマークにあるオーストラリア料理のレストラン、Reef N’ Beefは、"独創的な味"を体験させてくれる店だ。それを主張する為には、それなりに変わったコンテが必要だ。この生き物はヒツジの皮をかぶったオオカミとはちょっと違うけれど、思わず二度見したくなる。広告において、"二度見"を誘うのは重要なことだ。即座にそのレストランのことをもっと知りたくなってしまう。そして味も確認したくなる。
3.ユーカヌバ (ドッグフード)

人も猫も全て皆犬になりたくなる。もし棒をくわえて泳いで帰ってくる猫を見たら、大抵の人達はその猫が犬になりたがってるように感じるだろう。この広告が一つの絵で多くのメッセージを伝えることができるのは、人々がすでに猫のことをよく知ってるから。皆が思い浮かべることを上手く利用しつつ、不意を突いている。もし猫が食べたがるほど美味しいドッグフードなら、横取りされないようにすぐワンちゃん達に与えたほうがいいかもしれない。
2.ケンネル (動物用下剤)

下剤が効きすぎた気の毒なわんこ。一方から入ったと思えばもう一方から出てくる。ほぼ同時にだ!この広告は少し動物用の下剤を誇張しすぎてる気もするけれど、ちょっと大げさなのが好みという人は多いはず。
1.Bose (ヘッドホン)

とまあ、広告で動物を扱うことは、発想や個性、概念を伝える素晴らしい方法なのだ。そして彼等は消費者と製品、最終的にブランドまでつなげるのに役立っている。
via:businesspundit 原文翻訳:R
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コメント
1. 匿名処理班
12はうちの殺虫剤使ったら虫が一切なくなるから、カエルは御役御免ってことじゃないの?
2. 匿名処理班
かわいい動物に声あててるだけのcmよりずっといいな
3. 匿名処理班
ヘルメット金魚と取って来い猫が良い感じ
こんな感じのちょっと気になる、考えてみたくなる広告っていいね
分かった時はアハ体験(偽科学らしいけど)みたいで楽しいし、控えめだけど自然と注意を引くね
よくあるバナー広告ってフラッシュでデカデカと文字躍らせときゃいいべみないな感じで目障りだし興味わかないよ…
4. 匿名処理班
多分、バトルシップ を検索しようとしたら打ち間違えていて、「 バトルシープ のことですか?」とグーグルさんにさらに間違えて聴き返されたというジョークじゃないかい。
5. 空缶
空缶もボンクラ仲間と馬鹿話をしていると、この手の与太が次々出てくるけど
それをちゃんと形にして万人を頷かせる体裁にする手際は
やはりプロの手腕ってやつなんだろうな。
そういう理性と機知に空缶は憧れる。
6. 匿名処理班
ペットフードとか動物用品とかは広告に直接のユーザーである動物を使うのが当たり前なわけで、口上で言ってるように広告効果があがるから動物を使ってるわけじゃないでしょ。
それが混ざりすぎてて動物を使う広告効果と言うのが疑わしく感じるんだけど。
7. 匿名処理班
3位のドッグフードのキャッチコピーは、おしゃれキャットからかな?
8. 匿名処理班
多分、バトルシップの駄洒落なんだろうなぁ >Google
9. 匿名処理班
15.WWFのシロクマは、保護色が無くなって餌のアザラシから目立って
餓死するんじゃねーの?
10. 匿名処理班
ワニって豚肉というよりは鶏肉みたいだよね
11. 匿名処理班
ヘルメットをかぶった金魚の広告が素敵だ。
デンマークのレストラン(というかオーストラリア料理)において、ワニやカンガルーはOKでで、(おそらく)イルカ・クジラがダメという感覚はやっぱりわからない……。
12. 匿名処理班
12は殺虫剤で虫を駆逐してしまうと虫を餌にするカエルのような生き物は人間のように仕事をして賃金をもらわないと生きられない、みたいなのを言いたいのかと思ったのだが。
そうだったら生態系に配慮しろってことで殺虫剤の宣伝にならないし、そうでなくてもカエルが「wll work for food」と言っている意味がわかんないけど。
13. 匿名処理班
googleの画像にはちゃんと「もしかして:バトルシップ」と書いてある。バトルシープと入力しても、googleは正しい検索候補を挙げますよというそのまんまの広告。
筆者の説明文が間違っている。
14. 匿名処理班
Will Work For Foodは「メシのために仕事をします」と「仕事で食べる虫が飯です」の意味がダブルできいててウマいな。
15. 匿名処理班
豚もおだてりゃ木に登る でいいんだよw 長文乙
16. 匿名処理班
11は「日頃からこのドッグフードを与えてもらっていないから」やらないよって意味と
そのまま直球で「こんなものを手に取るのは簡単なことじゃないよ」って意味
17. 匿名処理班
Googleの広告のわかってなさすぎな解説がイタい。
「もしかしたらトルコならではの言葉なのかもしれない」爆笑
18. 匿名処理班
闘羊というのがあるけど関係ないかな?
19. 匿名処理班
ヘルメットの金魚って、このガラスクリーナーがスグレモノすぎてガラスが見えなくて頭ぶつけちゃうってことだよね?