メインコンテンツにスキップ

人間の想像力が作り上げた、映画内15人のマッドサイエンティスト

記事の本文にスキップ

39件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 マッドサイエンティストと聞いただけでゾクゾクとワクワクが交差する。そんなおともだちがカラパイアには大いに違いないと信じて、ここでは実際には存在しないが、映画、アニメ、ゲームなど、人間の作り上げた架空の世界で我々をゾっとさせる15人のマッドサイエンティストとの動画で見ていくことにしようそうしよう。

 このランキングチョイスはアメリカサイトによるものだ。

15.ドクター・フェリックス・ハニカー

 カート・ヴォネガットの叙事詩的小説『猫のゆりかご』の中で、ドクター・フェリックス・ハニカーは、人類滅亡を引き起こす「アイス・ナイン」という物質を作り出そうと、飽くなき好奇心を追求する物理学者だ。いかにもというような口ひげもじゃもじゃの悪党ではないが、古い常識を打破して、触れたすべての水分を凝固させてしまう水の結晶形を生み出すことに心血を注いだ。人間はほとんど水分できているので、この物質がどんな問題を引き起こすかはすぐにわかる。ハニカーにそのつもりはなかったが、この発明は結果として生命の死をもたらすことになった。

14.ドクター・フレッド・エディソン

 いくら宇宙からの隕石の影響を受けたからといって、研究のためにひとりのチアリーダーを監禁する権利はない。しかし、ルーカスフィルム製作のパソコンゲーム『マニアック・マンション』の登場人物フレッド・エディソンはそれがわからなかったようだ。1990年、このゲームがテレビ番組になった時、フレッド(演じたのはジョー・フラハティ)は、邪悪な科学者というより、間違って義理の兄をハエの体に、幼い息子を巨漢にしてしまったドジな科学者として描かれた。

13.ドクター・ドゥーム

 ドクター・ドゥームはマーベルワールドにおいて、もっとも優れたマッドサイエンティストだ。上記のビデオでもわかるように、ドゥームの悪いところは、話が延々と長くなることと、謙虚さがまるで欠けていることだろう。世界征服と、リード・リチャーズを倒すことが望みだが、ドゥームのすごさがまだ納得できないのなら、ラトビアでいつも見られる。この漫画のように。

この画像を大きなサイズで見る

12.ドクター・フランクン・フルター

 映画『ロッキー・ホラー・ショー』の中で、フランキーはミートローフの脳ミソと奇妙な科学の手段を使って、顔だけが取り柄の男を作り出すと言っているのだが、彼のメッセージは情けないほど受け入れられなかった。フランクン・フルターが本当にすごいのは、40年近くたった今でも、彼が映画に登場すると、いまだに観客が期待に震えることだ。これはもう伝説的だ。

11.ドクター・イーヴォ・ロボトニック/Dr.エッグマン

 日本のセガのゲームで、Dr.エッグマンとして知られるイーヴォ・ロボトニックは、1991年にこの名前でデビューして以来ずっと、ソニックシリーズの敵役科学者だ。なぜ、エッグマンが長年ソニックを苦しめるのか、その理由については多くの憶測があるが、一目瞭然だ。みんなからいつもボウサーや飲んだくれパックマンゴーストと比べられたら、誰だってむかつくだろう。

10.セス・ブランドル

 確かに最善は尽くしたが、セス・ブランドルは世界初の昆虫政治家にはなれなかった。デヴィッド・クローネンバーグ監督のリメイク映画、1986年の『ザ・フライ』は、数ある他の科学暴走映画の中では、中間に位置し、説得力がある。テレポーテーションを使って世界に大改革を起こそうと野心を燃やす、科学者セス・ブランドル(ジェフ・ゴールドブラムはまさに適役)だったが、自分が予想もしなかったものに変身しつつあることに気づいた。すっかりハエ男になってしまう前に、より人間に近い生物になることを諦めてしまった彼は、登場人物たちの中で一番悲惨だった。ブランドルは、カフカ風の展開によって、狂気と殺意にさいなまれた優れた科学者だったが、なんとも残念だ。

9.ウォルター・ビショップ博士

 人気ドラマ『フリンジ』がどのようにまとめられているか、このビデオですぐにわかるが、他のJ・J・エイブラムスのシリーズのような結末にならないよう祈りながら、見て欲しい。ふたつの世界を行き来するトラブルメーカーのウォルター・ビショップ博士の無軌道ぶりのあらましがよくわかるだろう。

8.ダニエル・グレイストーン

この画像を大きなサイズで見る

 俳優エリック・ストルツはかわいそうだ。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の主役を降ろされ、『宇宙空母ギャラクティカ』のスピンオフドラマ『カプリカ』の中で、サイボーグ・サイロンの開発者ダニエル・グレイストーンの役をもらったが、このドラマは短命だった。しかし、この役のおかげでそれほどSFドラマの実績がないにもかかわらず、このジャンルにおけるエリックの名前は不動になった。

7.ドク・ベンチャー

 ラスティ・ベンチャーは自己チューな人間で、そもそも子供はいなかったはずだが、幸いなことに、『ベンチャーブラザース』の中ではへんてこ家族の一員として、子供をもつことになった。ドクの科学研究の見事な成果は、早すぎる死を迎えたハンクとディーンのクローンを作って、その命をよみがえらせることだった。だが、自然の法則を破ることは、ベンチャー家の中ではまた別問題となった。

6.ドクター・ホリブル

 ニール・パトリック・ハリスは、半ば好意をもち、半ば飽き飽きしながら、暴君的なドクター・ホリブルを熱心に演じた。ドクター・ホリブルは、ネイサン・フィリオン演ずる自惚れの強い、おべっか使いのキャプテン・ハマーとは正反対のキャラだ。ついに念願の超極悪人になる頃は、たったひとりの愛する人間を亡くしていた。この悲しみを克服した彼の壮絶な戦いは、『Docter Horrible’s Sing-Along Blog』にかなりの悲哀を与えている。最後には、彼は成功しているが、心は空虚だ。

5.プロフェッサー・ファーンズワース

この画像を大きなサイズで見る

 いい知らせだ、皆さん!(プロフェッサーの口癖) トップ5の先陣を切るのは、アニメ『フューチュラマ』の登場人物でマッドサイエンティストのプロフェッサー・ヒューバート・J・ファーンズワース。彼に悪気はないのかもしれないが、プラネット・エクスプレス社のクルーを危険な配達任務につけたり、自分の最新発明(たいてい致命的)を試させたりと、彼らを危険にさらす傾向がある。頭のおかしい老人というわけではなく、単に高齢のせいだが、それでもたいして心配もせず、明るく振舞い、いつも混乱しているので、まわりの人間をたびたび殺しそうになる事実を見逃しそうになる。

4.ドクター・マインドベンダー

この画像を大きなサイズで見る

 元歯医者で、善良な男だったが、治療の痛みを軽減させるために、自らの肉体を使って、電気刺激で脳波を調整する実験をした。しかし過失を犯して、まったく性格の悪い男になってしまった。マインドベンダーは、脳波を改造してB.A.T.ロボットソルジャーを作り出し、歴史上の人物のDNAを使って、サーペンターを創造する方法を見つけ出した。

3.クライトン・フォレスター博士

 トレイス・ビューリー演じる、『ミステリー・サイエンス・シアター3000』のクレイトン・フォレスター博士がどうしてこんなに高い順位にランクインしているのか、疑問に思う人もいるだろう。『魔の巣(Manos: The Hands of Fate?)』を観たことがあるか訊いてみたい。正真正銘の社会病質者以外は、他人にあんなことをしないだろう。

2.ドクター

 確かに穏やかな性格のせいで、ドクターがマッドサイエンティストのランキングに入るとは思えない。だが、彼がソニックスクリュードライバーからロボット犬まで、何でも作ってしまう科学者で発明家だと考えれば、納得がいくだろう。それでも彼の別の人格は興味深い。『ファミリー・オブ・ブラッド』からの上記フィルムでは、もし彼とすれ違ったら、どんなに悪意に満ちた危険な男になりえるか完全によくわかる。なんでもないのに、迫りくる嵐とは呼ばれない。

1.ヘンリー・フランケンシュタイン

※この記事は海外サイトの原文に基づいて意訳したものです。

via:The 15 Greatest Mad Doctors in Nerddom

原文翻訳:konohazuku

 1931年『魔人ドラキュラ』とともに、『フランケンシュタイン』もユニバーサルのモンスター映画時代の先陣を切った。今日まで、人々がもっともマッドサイエンティストだと思うのは、コリン・クライヴが“生きている!”と叫ぶ場面だろう。上記の映像は、おそらくすべてのホラー映画の中でもっとも象徴的なシーンだろう。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 「ドクター」って一瞬スタートレックボイジャーのハゲかと思った

    • -1
  2. あいむじゃすたすいーととらんすべすたいりあ
    ふろむとらんすせくしゅある
    とらんしるべいにあ~~ あはん

    • +1
  3. すまんがサムネの画像ちょっと厳しいから変えてもらえると助かりんぐ
    目がもぞもぞするよぉ・・・ふぇぇ・・・

    • 評価
  4. たいした事ないけど知名度でデュランデュランも

    • 評価
  5. バックトゥザフューチャーのドックは無しか

    • +1
  6. ストレンジラヴがいないとかありえん…

    • 評価
  7. エッグマンがいるのにワイリーがないとか・・・

    • 評価
  8. 日本製のマッドサイエンティストだと銃夢のノヴァ教授とかがいいキャラしてる。
    尋常でなく筋が通っていて……。

    • +1
  9. レクターは違うのかな?
    日本ならヘルシングのドクとか、のりまきせんべえとかかな?

    • 評価
  10. 一位は安定のストレンジラブだと思ってたら違った・・・・

    • 評価
  11. 俺にとってはDr. Moreauが旧作映画におけるマッドサイエンティストの象徴みたいだったのに出てないのがちょっと残念。

    • 評価
  12. ハンニバル・レクター博士はいないのか・・

    • +4
  13. 新ドクターフーっていまだにつづいてるんだっけ

    • 評価
  14. >バックトゥザフューチャーのドックは無しか
    禿同
    ドッグ・エメット・ブラウン博士のお陰で厨房で物理やタイムマシンに興味持てた

    • +1
  15. ムカデ人間のヨーゼフ・ハイター博士がいないぞ?

    • +1
  16. ゲームもいいならエッグマンよりとんでもないやつ一杯いる気が・・・
    ロックマンシリーズならワイリー以上にアレなDr.バイルとか

    • +1
  17. Tim Curryの若い頃を初めて見た!どっかで見たことのある口元だと思ったら...

    • 評価
  18. 博士の異常な愛情
    バックトゥザフューチャー
    死霊のえじき
    の三本は入るだろ

    • -3
  19. あれ?篠ノ之 束とジェイル・スカイリエッティとドクターバイルとドクターワイリーは?

    • 評価
  20. ドゥームがOKなら
    映画じゃないけど銃夢のディスティ・ノヴァかなぁ
    銃夢、マッドな科学者おおいな。
    イドは殺人が止められないし、Dr.ヴァレスなんてやりたい放題で星壊してるし

    • 評価
  21. キャラの外見(イワンコフ)と名前(フランキー)を別々に借りてくとかどんだけ尾田はロッキーホラーショー好きなんだよ

    • -1
  22. 俺の時代の子供の頃はマッドサイエンティストかスーパーハカーに憧れたもんさ

    • 評価
  23. ムカデ人間のハイター博士が世界で一番のマッドサイエンティストだろ

    • 評価
  24. 天才悪魔のフーマンチュー博士とストレンジラヴ博士が居ないなんて

    • +1
  25. ダヴロスいるかなーと思ったらまさかのドクター

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サブカル・アート

サブカル・アートについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。