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触手のようなツルを操りニオイを元に寄主を探す、世にも恐ろしい寄生植物「ネナシカズラ」

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photo by iStock
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 「ネナシカズラ」と呼ばれるつる性の寄生植物は、全寄生植物で葉緑素がない。つるが分岐しながらどんどん伸びていき、まるでラーメンや髪の毛のように地面や寄主植物を覆い尽くしていく。

 発芽してすぐは根があるのだが、根のある数日間のうちに、そのつるを触手のように伸ばしながら寄主植物を探し出し、こいつ!と決めたら絡み付いて離れない。寄主植物が見つかるとその根は枯れていき、「ネナシカズラ」の名前のごとく根無し草となっていく。

ソース:The Plant Kingdom’s Most Unusual Talents [Slide Show]: Scientific American

 土の中から触手のようなつるを操り、必死で宿主を探す様子はちょっとしたホラー。宿主が見つからないと自らは枯れ果てていくというのだからそのアグレッシブさも必要なのかもしれない。

 ネナシカズラの中には、ニオイ(揮発性物質)を頼りに宿主を探す種もあるそうだ。うまそうなニオイを嗅ぎ分け、そこに向かって触手を伸ばし、あとは宿主の養分をがっつりと吸い取っていく。ネナシカズラ、なんて恐ろしい子・・・

 そんな恐ろしいネナシカズラではあるが、その種子は莵絲子(としし、莵糸子とも)といって漢方では補陽・固精・明目・止瀉・強壮の効能があり、一般には滋養強壮剤として腎陰虚や腎陽虚などに用いられことがあるそうだ。(wikipedia

Planta parasita

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この記事へのコメント 26件

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  1. ああ、あれネナシカズラっていうんだ

    • 評価
  2. あ~ああああああ~~~~~
    かか痒いいいいいいいいいいいいい!

    • 評価
  3. あれ・・・卑猥な想像に胸がワクワクしてるのは俺だけですか?

    • 評価
  4. 触手でニオイとかもうアレだよな
    ふぅ・・・

    • 評価
  5. これを袋詰めしたのが辛ラーメンなんですね^^

    • 評価
  6. こうやって自然界も助けあって生きているんだなー(棒

    • 評価
  7. まるで不正にナマポ受給してるゴミクズのような植物だな

    • -9
    1. ※10に賛同
      一連の静止画なんて在日ナマポに予算食われてる日本のようじゃないか

      • -9
  8. まるで世界中に寄生しているパンスト民族のようだ。

    • -3
  9. 寄生とか生存戦略の常套手段だよ
    抵抗力の無い宿主が悪い

    • -3
  10. >10
    4巻の「一夜橋」に出てくる“ニセカズラ”のことですね。

    • 評価
  11. >3
    安心しろ、俺もだよ......

    • 評価
  12. 寄生植物て、概ね被子植物バッカだよな。此は抑、日光獲得競争に敗れた種が、生存の為に採った最終手段。

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  13. ラーメンてよりあんかけ焼きそばだね。上に桃の樹液(小虫&葉っぱ入り)でも垂れかかってたら完璧

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