世界を騒がせた悪名高き10の嘘

　本日4月1日はエイプリルフール。嘘をついて良い日とされるが、その起源は全く不明である。すなわち、いつ、どこでエイプリルフールの習慣が始まったかはまったくわかっていない。有力とされる説はあるものの、いずれも確証が無いことから仮説の域を出ていない。

　まさにエイプリールフールにふさわしいそれがエイプリールフール。っというわけで、あまりにも壮大なる嘘の為、歴史に名を残すこととなった悪名たかき１０の嘘・デマが紹介されていたので見てみることにしよう。 ソース：The Presurfer: 10 Infamous Hoaxes
10.トルコ人 (チェス)

18世紀後半に作られた、人間相手にチェスを指し、ナイト・ツアーの問題も解くことができたおもちゃの人形。制作された1770年から焼失した1854年まで、多くの持ち主に渡ってオートマタとして展示されたが、1820年代前半には入念な悪戯ということが判明した。 9.エジソンのフードマシン

これはエジソン自身がついた嘘で、1878年4月1日の前日に、新聞記者に「空気と水と土を材料にして、ビスケットと肉と野菜とワインを作る画期的な機械を発明した」と耳打ち。翌日の新聞で大々的に報じられ、全米のみならず世界中に伝わり、各地からこの機械の販売代理店になりたいという申込みが殺到したという話だが、例えエジソンといえどもそんな機械を作ることは不可能だった。 8.カーディフ巨人

1869年、ニューヨーク州・カーディフで発見されたという身長3メートルもの巨人の化石。苦しそうに身をよじらせて横たわる男の皮膚にはなんと毛穴まであったそうなのだが石膏で作った偽物だった。 7.地球上の重力が減少

1976年、当時有名だった英国人天文学者、パトリック・モーレ氏がラジオ番組に出演し「午前9時47分、一生に一度の天文現象が発生する。冥王星が木星の後ろを通過し、地球上の重力が減少する」と発表。当然そんなことはなかったのだが、ラジオを聴いていたリスナー数百人から「確かに重力の減少を感じた」という電話がひっきりなしに鳴ったという。 6.フィジーの人魚

1842年、美しい人魚の剥製がアメリカのバーナムの博物館で展示された。当時センセーショナルを呼び、フィジーの人魚は全米各地で公開されたが、この博物館のオーナーであるP・T・バーナムこそが仕掛け人で、「マーメイドは猿の頭に魚の下を縫い合わせた出来そこないさ」と後になって語ったそうだ。 5.ヒトラーの日記

西ドイツの雑誌「シュテルン」が、かつてのナチス・ドイツの指導者のアドルフ・ヒトラーが1932年から1945年まで書き綴った日記を発見し、その抜粋を報道したが、1983年、詐欺のために捏造された偽書であることが判明した。 4.コティングリー妖精

イギリスのブラッドフォード近くのコティングリー村に住む2人の従姉妹フランシス・グリフィス（1907年9月4日 - 1986年7月11日）とエルシー・ライト（1901年7月10日 - 1988年4月）が撮ったという妖精の写真。当時は、多くの人が妖精の実在する証拠としてこの写真を見たが、この写真は2人による捏造であった。 3.ロズウェルの宇宙人解剖フィルム

1995年にイギリスの映像実業家によってもたらされた、異星人の死体解剖を撮影したものと当初主張された記録フィルムである。2006年、制作者たちによってフィルムは偽物であると告白された。 2.ウサギを出産した女性

1726年、英国人女性、メアリー・トフトは、仕事の最中に目にしたウサギに魅力を感じ、自分が動物の体の一部を産み落としたと主張した。地元の外科医ジョン・ハワードが呼ばれ調査を行ったが、この際、トフトの体から動物の体の一部が複数、取り出されたことから他の著名な医師らにこれを報告した。トフトはロンドンに身柄を移され、詳しい検査を受けた。それ以上ウサギも産まれなかったことから、トフトはついにこの話がでっちあげであったことを告白しすぐに投獄されたが、ウサギを出産したと信じ込んだ医師団の信用は失墜した。 1.ピルトダウン人

近代科学史上で最大のいかさまとして知られる、捏造された化石人類。1912年、英イースト・サセックス州アックフィールド近郊のピルトダウンにて発見された。 1950年、フッ素法によりピルトダウン人頭骨の検査が行なわれ、その骨が1,500年以内のもので、人類の祖先の化石とは言いがたいとの結果が導き出された。

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