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「睾丸に超音波で精子激減」、新たな避妊法の可能性(米研究)

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 ラットの睾丸に超音波を当てて精子の数を減らすことができたとする論文が、28日の英医学誌「Reproductive Biology and Endocrinology(生殖生物学・内分泌学)」に発表された。将来的に、安価で信頼性が高く、可逆的な(元に戻せる)男性向け避妊法として活用できる可能性があるという。

source :「睾丸に超音波」、新たな避妊法の可能性 米研究 国際ニュース : AFPBB News
Testicle Zap the Future of Birth Control? – ABC News

 米ノースカロライナ大医学部のジェームズ・ツルタ(James Tsuruta)博士率いる研究チームは、ラットの睾丸に超音波振動子で発生させた超音波(3MHz)を当てたところ、実験期間を通して生殖細胞が減少したことを見出した。

 論文によると、超音波振動子とラットの皮膚の間は生理食塩水で満たして超音波の伝導体とし、睾丸は37度に温めて実験を行ったという。最良の結果が得られたのは、超音波を15分間当てるセッションを2日の間隔を開けて2回行うという方法で、生殖細胞の数をゼロにすることができた。

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 不妊症ではない男性は通常、1回の射精で3900万個以上の精子が放出される。世界保健機関(WHO)は、精子の数が1ミリリットルあたり1500万個未満の場合を低精子濃度と定義している。

 ツルタ氏は「ラットは人間とは違い、精子が極めて少ない状態でも妊娠させることができる。だが、われわれが行った非侵襲性の超音波避妊法は、不妊症でない人間の通常の量をはるかに下回るレベルまでラット体内の精子を減らすことができた」と指摘する。

 この方法による避妊効果がどれだけの期間続くのか、複数回行っても安全なのかを調べるため、さらなる研究が必要だと、同氏は付け加えた。

 3MHzの超音波と言えば、超音波歯ブラシや美顔器、骨折治療器などがあげられるが、これから子孫繁栄をもくろんでいるおともだちの場合には、人肌に暖めた睾丸にそれらの器具を接触させないよう、とりあえず気を配ってみるのもいいかもしれないね。

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この記事へのコメント 16件

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  1. 超音波洗浄機に漬けるだけで効果があればいいのでだけど振動数が足りんのかな?

    • 評価
  2. 15分も玉を振動させておくのか…それって辛くないか?w
    途中で痛くなってきそうだぜ… タマヒュン!

    • 評価
  3. ゴムやピルより面倒くさくはなさそうだが…
    元に戻らなくなりそうで怖いわな…

    • 評価
  4. >9
    ちょうど良すぎて活性化してそう

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  5. 日本の少子化はすでにどこぞの国の超コンパ攻撃が!!

    • 評価
  6. 「つるた」って日系かな?
    実験で超音波当ててみた→静止激減を世界で初めて(?)確認
    ってことなんだろうけど、
    なんか嫌な使われ方されそう・・・。

    • 評価
  7. タマキュンしちまったぞオオオオオオ
    そんな男を殺す技術なんて開発しないで下さい・・・
    大規模超音波で何万もの男が・・・イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

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  8. 特定のパートナーと生でできる幸せ

    • 評価
  9. 女がピル飲んだ方が早いだろうな、ピルなら辞めれば子供作れるし
    低容量ピルは副作用も少ないしな

    • -1
  10. 俺、腰のヘルニアをやって手術するまでに5軒くらい病院で腰のレントゲンを撮りまくったんだが俺のキャン玉は無事なのだろうか?

    • 評価

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