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ナマケモノの赤ちゃんのトイレトレーニング

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(著)

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 ナマケモノは一日のほとんどを木の上で暮らしているが、排便する時には、ゆっくりと木の根元まで下りていく。木の根元の地面に浅い穴を掘ってそこに糞をして、枯れ葉でそれを覆うという習性があるんだそうだ。

 地上には天敵となる捕食者がいっぱいいるのに、危険を冒してまで、なんでわざわざ木を降りて排便するのかというと、そうすることによって、自分たちを養ってくれている木に、葉を食べて得た栄養価の50%を返しているのだそうだ。

 コスタリカにある世界唯一のナマケモノ保護施設では、孤児になってしまったナマケモノたちに、この排便スタイルを学ばせて自然に帰すという。

Potty Training at the Sloth Orphanage

Potty training at the sloth orphanage from Amphibian Avenger on Vimeo.

 熱帯雨林の土壌は、温帯林のそれと違って極めて貧弱だ。一年を通じて高温多湿のため、落ち葉や倒木などはただちにバクテリアや微生物によって分解されてしまい、豊かな土をつくらないのだ。熱帯雨林の木々はその根の尖端の90%が深さ10cm以内にあるといわれるのもそのためである。それだけに、ナマケモノの一見ささやかな排便習慣が、木々にとっては重要な意味をもつことになる。

 保護施設の職員たちによるトイレトレーニングは、生態系を守るためにも、とても大事なことなのだそうだ。

関連動画:コスタリカの保護施設で暮らすナマケモノの子ども

Meet the sloths from Amphibian Avenger on Vimeo.

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この記事へのコメント 23件

コメントを書く

  1. ほとんどババァが写ってるだけじゃねぇかw

    • 評価
  2. 下の動画、めんこぉぉぉぉぉ><
    しかしほんまのろいな。すぐ殺られそう…

    • +1
  3. ナマケモノでさえ森を造っているのに俺たちときたら…

    • +1
  4. なんで ナマケモノみたいな
    スローな動物を
    こんな怖いオバサンが躾けてるの・・・
    みんな円形脱毛症になるんじゃ・・
    南無阿弥陀仏

    • 評価
  5. >16 この手のひとは、利発なヤツとはソリがあわないん
    だよね・・・

    • 評価
  6. この爪で素早かったら、かなり凶悪な動物だったはず

    • 評価
  7. こんな生き物が何故自然で生き残っていけるのか不思議

    • 評価
  8. そういえばナマケモノって、薔薇が好物で、
    薔薇を見たらもの凄いスピードで飛んできて
    もしゃもしゃ食べていた映像を見たことがある。

    • +1
  9. ナマケモノのあの鋭い鉤爪は
    木にぶらさがるためのもの
    決して戦いに使うことはないのです
    たとえ命を失うことになっても
    争わない生き物
    それがナマケモノなのです

    • 評価

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