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自己防衛の為、体に大量の金属を蓄える植物

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 英国や欧州の鉱山地帯に生息している、アブラナ科グンバイナズナ属の「Thlaspi caerulescens」という野生の花は、葉に大量の亜鉛、ニッケル、カドミウムを集積する性質を持っている。これまで、なぜこの植物が高濃度の金属を蓄積するのかは不明だったが、最新の研究で、病原微生物の侵入を防ぐためであることが分かったそうだ。 

自己防御のために 体内に金属を蓄える植物=英研究

 実験を担当した英オックスフォード大学のヘレン・フォーンズ研究生は、葉に含まれる亜鉛、ニッケル、カドミウムの濃度を少しずつ高めたAlpine pennycressを育て、これらの金属が病原微生物から植物を守ることを確認。また、様々な細菌の系統を調べ、高濃度の金属がある環境での、バクテリアの繁殖能力と植物への感染能力を分析し、それらに密接な関係があることが分かった。

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 同大学のアンドリュー・スミス教授は、「今まで、なぜAlpine pennycressがこのような有害な金属をたくさん蓄積しているのか分らなかった。今回の研究で、この植物が金属を蓄積するのは、病原微生物や草食動物からの侵害を防ぐためであることが分かった」と述べた。

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 この他、研究者たちは英ウェールズ地方の亜鉛鉱山跡地に生えるAlpine pennycressの上に生存するバクテリアを発見。このバクテリアは、普通の土壌に生えている植物に生存するバクテリアよりも、より亜鉛に対する耐性が強いという。このことから、植物と病原菌は共に、金属を豊富に含む環境に適応し、耐性が強くなる傾向があると研究者らは指摘している。

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この記事へのコメント 20件

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  1. カドミウム汚染地に植えれば、きれいになるぞ

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  2. やばい金属ばっかりだな。確かに土壌の浄化に使えそう。

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  3. 深海魚だっけ、動物でたまに金属を貯めこんで「鎧」のようにする生き物がいたりするが、植物でもいるもんだな。まあ、金属の「物理的な硬さ」なんかを期待するわけでなく、その化学的な作用を期待して、というのは結構ありそうではあるな。よく考えたら、血液中のヘモグロビンなんてのはモロそうだし。銀イオンにカビ防止効果があるとか(これは否定されたんだっけ)、動物によっては血液に銅を使ってるのもいるし、もっといえば骨のカルシウムや血液や体液、動植物の細胞に普通に大量に含まれてるナトリウムやカリウムも金属ではあるわけだ。

    • +2
  4. 貝もミミズも草も金属がお好き?
    ヘヴィメタボリック?
    メヴィメタ?

    • 評価
  5. 以前チェルノブイリに向日葵を植えて放射性物質を取り覗くってのを見たのを思い出した。

    • +1
  6. こいつで金属生産できるな
    ついでに浄化できるし

    • +1
  7. 俺は足の匂いを防ぐのに亜鉛塗ってる
    結構効果あるよ

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  8. みんなダーウィニズムをおもいだせ。
    あえて取り込んだんじゃない。
    取り込んでたのがたまたま生き残ってるだけだ。

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