この画像を大きなサイズで見る私たち人類を含むすべての生命は、一つの共通祖先から進化してきたと考えられている。それは「最終共通祖先(LUCA)」と呼ばれる生物だ。
英国の研究チームによると、その誕生はこれまで考えられていた以上に古く、42億年前に遡る可能性があるという。
地球誕生からほんの4億年後のことでありながら、LUCAは驚くほど複雑で、免疫系を持っており、当時からウイルスとの戦いを繰り広げていたのだそうだ。
最終共通祖先(LUCA)とは?
犬は1万5000~3万年前、ハイイロオオカミから枝分かれして誕生した。それと同様、猫はおよそ1万年前にリビアヤマネコから誕生した。
私たちホモ・サピエンスなら30万年前にホモ・エレクトスの系統から分岐した。さらにそのもっと前、ホモ属(ヒト属)がチンパンジーと袂をわかったのは、およそ700万~600万年前のことだ。
このようにして、生物の祖先をたどっていくと、やがてあらゆる生き物たちに共通する祖先にたどり着く。それが最終共通祖先「LUCA(Last Universal Common Ancestor)」と呼ばれる存在だ。
LUCAはあくまで概念上の存在であって、具体的にどの生物がそれなのか現時点では不明だ。
だが私たち「真核生物」はもちろん、「細菌」と「古細菌」にとっても共通の祖先であるとされている。
そして、その遺産は今も私たちの体に残されている。
あらゆる細胞生物がタンパク質を作るめに利用している共通の「アミノ酸」、”生体のエネルギー通貨”と呼ばれる「ATP(アデノシン三リン酸)」、「リボソーム」をはじめとするタンパク質合成装置、情報を蓄積する「DNA」など、こうしたものは、どれも現代の生命がLUCAから受け継いだものだ。
とは言え、ごく最初の生命の本当の姿について、わかっていることは少なく、その実像は謎めいている。
この画像を大きなサイズで見るLUCAは地球誕生から4億年後に既に生まれていた
謎めいたLUCAの実像に迫るため、英国ブリストル大学をはじめとする研究チームは、現在地球に存在する種のゲノムに蓄えられている突然変異の数を解析した。
今この地上にいる生き物たちは、LUCAからはじまって突然変異を繰り返しながら進化してきた。
もしその数とそれが起きるおおよその頻度がわかれば、LUCAがいつ頃存在していたのか逆算できるはずだ。
その結果、弾き出されたのが42億年前である。
つまり地球と太陽系が形成されてからわずか4億年後には、生命の共通祖先が誕生していたと考えられるのだ。
その頃の地球は、地質学における時代区分のうちの「冥王代」にあり、地表では溶岩が流れ、隕石が頻繁に衝突するなど、非常に過酷な環境だった。これほど過酷な環境の中で生命がすでに誕生し、進化を遂げていたというのは驚くべき発見だ。
この画像を大きなサイズで見るウイルスとの生存競争を繰り広げていた
さらに研究チームは、LUCAの遺伝的特徴を推定し、その生態についても詳しく調査した。その結果、LUCAは単純な原核生物でありながら、すでに免疫系を持っていた可能性があることがわかった。
一般的に、免疫系はウイルスや細菌などの外敵から身を守るために発達したものだ。
しかし、LUCAがすでに免疫系を持っていたということは、この時代にはすでにウイルスのような存在が地球上にいたことを示唆している。
つまり、生命は誕生して間もない段階から、ウイルスとの生存競争を繰り広げていたことになる。
この画像を大きなサイズで見るブリストル大学の研究者で論文の筆頭著者であるエドムンド・ムーディ氏は、ニュースリリースでこう語る。
遺伝子の進化は複雑であり、異なる系統間で遺伝子が交換されることもあります。そのため、進化の歴史を解明するためには、複雑な進化モデルを用いて遺伝子の歴史を解析する必要があります(エドムンド・ムーディ氏)
また、同研究の共著者であるエクセター大学のティム・レントン氏はこう述べる。
LUCAは環境を利用し、変化させながら生きていました。しかし、単独で生きていたわけではありません。LUCAの排出物はメタンを生成する微生物(メタン生成菌)の栄養源となり、地球上の最初の生態系の一部を形成していた可能性があります(ティム・レントン氏)
これが本当ならば、地球では想像以上に早く生態系が確立されていたということになる。
研究チームによれば、このことは、宇宙のどこかに地球と同じような環境の惑星があれば、そこでも同じように生命が繁栄している可能性を告げているのだそうだ。
この研究は『Nature Ecology & Evolution』(2024年7月12日付)に掲載された。
編集長パルモのコメント

最終共通祖先とかLUCAとか、なんかかっこいいな。いったいどんな姿をしていたのだろう?犬も猫も人間もこの地球上にあるすべての生物は元をたどれば皆同じ起源を持っているっていう事実は心にしみるな。
References: July: LUCA | News and features | University of Bristol













他の細胞がないと増殖できないウィルスがすでに存在していたということはつまり、、、?
パンスペル・・
同じような時期に方向性の違う進化が始まるのはとく珍しい事ではないような?
細胞のほうが、先に出来たということだろうなー
生命の始まりの頃は細胞膜なんて仕切りがなくて細胞といえるものではなかったのかも
活性のある岩の表面に張り付いた薄い膜みたいなやつとか
細胞膜がないから遺伝情報もごっちゃ混ぜ
ウイルスは遺伝情報を安全に運ぶ入れ物の役目をするものとして誕生したのかも
みんなウイルスとひとくくりにしているけど単系統ではなく何度も再発明されたと考えられているから、今あるウイルスと違ったものかもね
この能力のお陰で原核生物だけの時代が20億年も続くことになったのかもしれない。免疫系の進化が遅れていたらトライアンドエラーの頻度がもっと高くなって複雑な生物が早期に出現したかも。
生き残るための免疫系だから
他より先に免疫系を獲得したからLUCAになれたといえるな
LUCAは既に高度に進化した生物だったのだから最初の生命誕生はそれより前と言うことで、地球に海ができると(地質学的には)すぐに生命が誕生したのだろうな。もしそうであれば地球外でも水と有機物とエネルギーがあれば単細胞生物程度は当然のように発生してもおかしくない。
一説によるとRNAが偶然生成される確率は、この宇宙の星の数よりも低いとされる(もちろんその説には異論もある)
そんなレアな存在が、地球創生からたった4億年以内に発生したというのは、普通に考えて非常にあり得なさそうにも思える
そもそも創世当時の地球環境が生命の誕生に本当に相応しかったのかどうかも未だに分かっていないのであり、それを踏まえると宇宙から生命がやって来たと言うパンスペルミア説の方が断然可能性が高いのではないだろうか
パンスペルミア説の最大の問題は、じゃあその種はどうやって発生したんだという疑問に全く答えられないことだろうね。
その問題はパンスペルミア説以外にも言えてしまうんですよ
先送りにするかどうかが違うよ
先送りかどうかは、その種はどうやって発生したんだという疑問に答えてからですよ
宇宙の範囲が「太陽系」の「地球外」ならば普通にありえる
何故ならば太陽系形成モデルでは、水が多かった太陽系の外惑星系から、大量の氷を含む隕石が降り注いだ時期があるから(後期重爆説)
少し前の記事にもあった「生命の部品の一部が外惑星にあった」は、この説の裏付けだったりもする
地球だけではなくて、太陽系全体で部品が製造されていたが、それが生命として結実し、生き残ることができたのが地球だけというのはあり得る
パンスペルミア説最大の問題は、
たまたま低い確率で生命が誕生して、
たまたま低い確率で発生地域(惑星なら惑星地表)から飛び出すことができ
たまたま低い確率で宇宙放射能線を防御できる隕石に居座ることができ
たまたま低い確率で別の惑星への突入コースにのり、
たまたま低い確率で程よい角度で乗っていた隕石が丸焦げにならずに大気層を貫き
しかもその惑星がたまたま生命が繁殖しやすい惑星だった
…という奇跡の重ね掛けがないと成立しないところなんだよね
その奇跡の重ね掛けが実現する確率を考えるぐらいならば、最初の段階
「生命はたまたま地球で発生した」で止めておいた方がいいまである
地球という環境が生命の発生に適しているなんて証明されていないんだよね
どうやって生命が発生したかを人類が証明できていないから
「生命の発生に適している」と証明されている場所が存在しない現実
地球でも宇宙でもどこでもね
少なくとも地球説には地球という実際に調べることができる実物がある
それでもオパーリンの実験から進んでいるようには見えないのが
生命の起源の探求の難しさ
貴方が「たまたま低い確率で」と簡単に書いてますが、じゃあいったいどれだけの確率なのかを提示してもらわないと何とも…
まず生命がどこで誕生したか、は一度置いておくとして
・塵粒子の形でなら、かなり高い確率で大気圏外へ放出され得る
・それらは電磁気学的作用(ようは静電気)によって簡単に隕石や小惑星に付着される(「イトカワ」「リュウグウ」なんかも表面が細かな塵粒子で覆われていた)
・また恒星間航行は時間が掛かるが恒星間天体などというものもあるし、惑星間であれば(万博に展示される火星の石が典型的な例だが)割と容易に渡っていく事も可能
・隕石はある程度のサイズを超えれば普通に燃えつきずに地表へ達する
・ハビタブルゾーンが惑星だけでなくガス惑星の衛星にまで適用されるなら「生命が繁殖しやすい」条件の星は大きく広がる
つまりアンスペルミア説は全然奇跡でもなく十分な可能性を以て検討できます
初回限定無料10連ガチャでウルトラレアが10枚出るまでリセマラした神様がいただけさ
記事と関係ないんだけど
同名のタブレットが広告に表示されてて、ん?となった
LUCAは、地球で生まれたか、 外から飛来したか、 どちらだろう?
地球最初の生命が地球由来か地球外由来かは分からないけど、
「LUCA(最終共通祖先)」は普通に考えれば
地球で進化して生まれたんじゃないかと思う
「地球最初の生命=LUCA」というわけではないだろうから
ウイルスとの戦いって永久に終わらないだろうな…
読みはルカだよね
ウィルスがいたりメタン菌がいるなら
LUCAは両者の祖先ということになる
敵対する子孫と共生的な子孫を前に
さらに変化していくわけだ
で気になるのは火山湖か、深海チムニーか、地底の深水、タイドプール、液体co2あるいはメタン ect
どこに居たかだよね
推測される遺伝子から代謝機能を調べて解らないかな?
まさか、
元からいたのはウイルスであり、
細胞生物はウイルスが効率よく増殖できる基盤として出現し進化してきたのが、
のちに免疫系を持って反乱・独立したんだったとか
この時代には、現代の生物とつながっていない別のアーキテクチャーの生物もいたのかな。 おなじく自然発生してたり、他の星で自然発生してて隕石かなんかで地球にやってきたものが。 こういうものがいたかどうか捜すのに、いまの生物のしくみや産生物で探すと漏れが出そうな気がする。どんな生物かな。いたらいたで、怖いな。そのときは現生生物が勝って地上を一色に塗ったけど、こんどはわからないからね。作られでもしたら怖い気がする。
dnaの織り機が宇宙のどこかにあるのかもな
DNAではなくRNAの織機が原始惑星円盤という可能性もあるのかもしれない
惑星距離単位でなくなり連続的なガチャの可能性を得ることができるよね、飛躍的に確率UP
次にRNAの翻訳機であるリボソーム部屋の形成でDNAが登場するとすると
これがウイルスを取り込むことのように思える
それは生命ではなく泡とかの膜なのかもしれない
やはり、RNAワールドの時代から分岐したのが今のDNA型生命体とRNA型寄生体(ウイルス)なんじゃないかな
生命の本質が協力と裏切りの軍拡競争であるならば、情報の保存と翻訳と転写の分担が始まったころから、保存だけに特化する寄生型が生まれ、それに対抗する戦略(免疫)が進化することは必然だろうね
ウイルスって生物よりも1億年は後で発生したとかってに思ってたから最初からいたことの方がビックリ
始まりはウイルスと生物の区別がなかったと考えることもできるね
ウイルスだけでは代謝が出来ないわけだから先んじて細胞を持つLUKAが登場し、そのRNAの一部が外部へ排出されてウイルスになったのだろう
地球由来か宇宙由来かの議論は、誕生の場所であり誕生のメカニズム自体を知りたい
ウィルスは余分なものを捨てて寄生体に特化した細胞(遺伝子体)だと
思われ、JUCAの一部がウィルス化したものと思うので、LUCA 先行でウィルスが後追いになる訳だが、ただ、この早い時期に余りにも完成した形で存在していたのでその事に驚く。細胞内器官の複雑さを考えると生命の発生から数億年で達成した事は何か尋常でないプロセスがあったのだろうか。
スザンヌ・ベガ?
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の
ウイルスは生命誕生過程の副産物じゃないかな
ガシガシ生きてガンガン変化してたんだろうなあ