この画像を大きなサイズで見る人間なら人によって好みの色が異なるが、インドの野良犬には特別に好きな色があるという。
例え他の色のボウルに美味しそうな鶏肉や大好物のおやつが入っていても、空っぽの黄色いボウルに真っ先に飛んでいくほど黄色に魅せられているのだ。
それにしてもなぜ黄色なのだろう?インド科学教育研究大学の研究チームによって科学的に確認された事実を見ていこう。
犬の好みの色を探る実験
研究チームは、インドの野良犬134匹を対象に、エサの入った黄色・青・灰色のボウルを見せて、そのうち1つを選ばせるという実験が行った。
すると半数以上(72匹)の犬たちが、まっしぐらに黄色いボウルへと向かったていったのである。
次にエサを入れないで同様の実験を試みても、やはり黄色が選ばれることが確認された。
この実験に参加したのは野良犬で、何か訓練をされていたわけではない。なのに、なぜ、そんなにも黄色ばかりが選ばれたのか?
たとえ餌が入っていなくても黄色を選ぶ犬が多かった。
この画像を大きなサイズで見るもう1つの実験では、エサ(ビスケットか鶏肉)入りの灰色のボウルと、エサの入っていない黄色いボウルで、同じようなことが行われた。
すると驚いたことに、野良犬52匹中41匹がエサの入っていない黄色いボウルを選んだのである。つまり犬たちは、食欲を凌駕するほど黄色に魅せられているということだ。
なお研究チームは、この犬の行動にニオイが関係している可能性も探っている。ボウルにカバーをつけて、色が見えないようにして実験を行なったのだ。
だがこの条件では、黄色いボウルは選ばれなくなった。やはり犬たちは、目で黄色を見て、それを選んでいるということだ。
また犬たちはほかの色が嫌いなわけではなく、あくまで黄色が好きなのだということも確認されている。
この画像を大きなサイズで見る犬の色覚と関連か?
その理由の1つは、犬の目の作りにあるかもしれない。
色が見えるのは、目の中にある「錐体細胞」という細胞が光の波長に反応するからだ。人間は、3種類の錐体細胞があり、それぞれが赤・青・緑の波長に対応しているため、3色型色覚だ。
だが犬の色の見え方は人間とは異なり、2色型色覚だ。そのため、青と黄色は比較的はっきり見えるが、赤や緑を見分けるのが苦手である。
彼らが見ている世界の色は、人間なら赤緑色弱の人に似ており、赤・オレンジ・緑といった色は、くすんだ黄色や灰色のように見えていると考えられている。
つまり犬が黄色を好むのは、それが彼らにとってはよく目立つ色だからという可能性はある。
だが、もしそうなら、なぜ犬の目はそのように進化したのかという疑問が残る。
なにしろ今回の実験では、腹ペコなはずの野良犬たちが食べ物よりも黄色を選ぶくらい、大好きな色であることが明らかになっているのだ。
この画像を大きなサイズで見る先祖であるオオカミの時代の名残か?インドという国の特性か?
なぜ犬がこんなにも黄色を好むのか確かなことはわからない。だが研究チームの仮説によるなら、「生態的価値(ecological valence)」が関係している可能性があるという。
つまり犬の進化の歴史の中で、黄色は食べ物や安全といった好ましいものと結びついていることが多かったのかもしれないのだ。
そして、このことにはインドという特殊性もあるかもしれないと、研究チームは考えている。
たとえばインドの食べ物といったら最初に思い浮かぶのは皆一緒のはずだ。そう、カレーである。
インド料理には黄色いターメリックや真っ赤な唐辛子がよく使われる。そしてインドの野良犬が主に食べているのは、そうした人間たちのおこぼれなのだ。
だからインドの犬にとって、黄色は食べ物を意味するのかもしれない。
だが、ピンク色をした生肉や血もまた、2色型色覚の犬の目には黄色っぽく見えているのだろう。
だとするならば、黄色を好む犬の傾向は、オオカミだったときの時代に根ざすもので、現代の犬やオオカミにも受け継がれている可能性がある。
となると、気になるのはインド以外の犬や、家庭でペットとして飼われている犬たちがどうなのか? という点だ。
犬を飼っている人に質問だ。 あなたの家の愛犬は、黄色いボウルやおもちゃにやたらと興奮したりはしないだろうか?
それを証明できれば、犬には普遍的な好みの色があるということになる。
実は今回の研究を行ったインド科学教育研究大学と、カナダのブリティッシュコロンビア大学が共同で、国際的な犬の好みの色に関する研究を行おうとクラウドファンディングを行っていたようだ。
目標金額4000カナダドル(約41万5000万円)に対し、130ドル(約1万3500円)しか集まっておらず、残り日数は0となっているのだが、研究は実行されるのか?気になるところだ。
この研究は『Animal Cognition』(2025年2月4日付)に掲載された。
References: Do dogs have a favorite color? New study suggests it might be yellow / Indian street dogs show strong preference for yellow bowls, even empty ones / Crowdfundraising.ubc.ca














ここはやっぱり近い視覚の赤緑色覚異常の方に聞いてみたいところです。 黄色が見やすいんじゃないかなーと思ったりします。 以前飼っていたワンコらに黄色が見分けられたかどうかは記憶にないけれど、近視なので遠くは見えないと読んでいたのに意外と遠くまで見えてるなと思った覚えがあるので、ワンコの視覚に関してはまだまだ分かってないことが多くあると思ってます。 個人的には視覚障碍者と街中でぶつからないように多くの人が黒っぽい見づらい服を着ている冬でも明るい色の服を着るようにしています。 次に飼ったらワンコは黄色い服を着た私を見つけてくれるようになるでしょうか。
長い まとめろ
赤緑が灰色や黄色みがかって見えるなら本物の黄色はコントラストが高くて目立つ。全体が灰色の部屋で黄色だけ鮮やかに見えたら「これなんかピカピカしてる!」と寄って行って確かめるのかな?
でも犬の視覚ってたしか白黒の世界に近いんじゃなかったっけ
それともそれって猫の話だったかなあ・・・
>2色型色覚の犬の目には黄色っぽく見えているのだろう。
これかな?
目立つ、見えやすいなど視認性が高いだけでは
近視だが匂いは鋭敏なので『エサがある、さあどこか』と探索行動に入ると
まず見えたものから可能性を潰していくのが定石
必ずしも好きというわけじゃない
哺乳類ではむしろ人間の3色型の方が珍しいと見た覚えがある
2色型の2つの遺伝子のうち、片方の遺伝子がダブった上にちょっと変異したせいで3色型になったとか
これから服を買うとき黄色も積極的に選んでいこう
ワンコの視線を釘付けにするのだ
三原色で検索したら
『旧世界猿は三原色』と出た(これは知ってたけど)
『かなりの雄♂が色弱か色盲』とか
人と同じかそれ以下だと思っていたから驚いた
どういう利点があるのかな?
2色覚より3色覚のほうが有利かというと、必ずしもそうでないらしい。
というのも、2色覚のほうが
緑~黄色~赤の波長帯で 色調にごまかされず「明暗差」を見分ける能力が高いから。
石原式の色覚検査表(色玉がモザイク状に並んでいて数字を見分けるやつ)のダミー図柄で、3色覚の一般人は赤や緑の色彩に引っぱられて何の形も認識できない単なるランダムな迷彩柄だけど、2色覚や弱3色覚だと「同系色で違う濃さ」の模様として数字が見えてしまう、って出題があるだろ?
あんな感じで、緑や茶色の森の茂みで 擬態色の昆虫を発見・捕食する能力は、2色覚のほうが高いそうな。
もちろん、熟れた果実を採集する能力は3色覚のほうが高いので(ただし、明暗差や匂いでの判断も可能だから、2色覚が必ずしも致命的に不利って程ではない)、利点・欠点のトレードオフの結果、どちらも完全には淘汰されず 複数型の混在状態で均衡したっぽい。
人間の男も見える色の数が女より少ないと聞く
やはり狩りのためには明暗差優先の視覚が好都合なのだろう
黄色系の毛色の犬はモテモテだな
千葉の黄色いJクラブのマスコットが犬なのは道理にあっていた訳だ
n=1だけど、うちの犬おもちゃのカラーボールは黄色以外選ばなかったな
ピンク・緑・黄色の同じ形のボールのアソートパックだったけど、ピンクと緑を投げても無反応で遊びもしない
個人的な嗜好かもしれないけど、黄色いお花の絵が描いてあるお皿は食べ物が美味しそうに見えます
紫色が好きなのですが、「これキレイ!」と思って買った紫のお花が描かれたお皿は、何だか食べ物が美味しそうに見えなくて…仕舞いっぱなしです
ダイエットしたい時にはいいかも?
ローズピンクのお皿は何だか幸せな気分になります
ブルーはよくある色のせいか、あまり何も感じません 敢えて言うなら凛とした、ちゃんとした感じがします(食欲には影響なし)
うちの猫は黄色の猫じゃらしより、赤紫色の猫じゃらしのほうが好きなのかよく遊んだ
形はほぼ同じなんだけど、赤紫色のほうが遊び過ぎたのかちょっと曲がってた
鼠は灰色だから、黄色より赤紫色の方が猫の目には獲物らしく見えるのかな?
うちの犬もバナナ色のベッドがお気に入りだなあ