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人類の誕生は奇跡ではなく必然?新たな理論が示す地球以外の知的生命体の存在

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(著)

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Image by Aynur Zakirov from Pixabay
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 人類が地球に誕生したのは、驚くほど多くの偶然が積み重なって起きた「奇跡」だと考えられてきた。だが、最新の研究によれば、知的生命体は宇宙に広く存在する可能性があるという。

 2024年2月14日に発表された、研究論文によると、人類の誕生は偶然ではなく、むしろ「必然」だったかもしれないという。

 研究では、地球だけでなく、宇宙の他の惑星でも進化が進み、人類のような知的生命体が誕生する可能性があると説明されている。

 この理論に基づけば、人類が絶滅したとしても、地球上で新たな知的生命が誕生するかもしれない。。

人類の誕生が奇跡であるとする理論「ハードステップスモデル」

 人類が地球に誕生するまでには、長い年月をかけた、数えきれないほどの偶然の積み重ねだったと考えられている。

 まず、水に満ちた惑星が適切な距離で太陽のような恒星を周回する必要があった。生命が誕生するための環境が整うと、単細胞生物や動物、霊長類が誕生し、進化そしていく。魚が陸へと進出することさえも、長い進化の過程の1つだった。

 この考えを支持してきたのが「ハードステップスモデル」と呼ばれる進化理論だ。

 1983年にイギリスの物理学者ブランドン・カータ氏によって提唱された理論で、人類の進化にはいくつもの「極めて起こりにくい」ステップが必要で、カータ氏は、太陽の寿命(約100億年)と地球の歴史を比較し、人類が誕生するまでに非常に長い時間がかかっていることに着目した。

 この理論において、生命の進化に必要とされる重要な5つのステップは次のとおりだ。

  1. 生命の誕生 – 地球上で最初の生命が生まれること
  2. 光合成の誕生 – 太陽の光を使って酸素を生み出す生物が現れること
  3. 真核生物の出現 – 核を持つ複雑な細胞が誕生し、生命の進化が進むこと
  4. 多細胞生物の進化 – たくさんの細胞が集まり、1つの生物として機能すること
  5. 知的生命の誕生 – 最終的に人間のように高度な知能を持つ生物が現れること

 このハードステップスモデルでは、これらのハードステップが極めて稀であるため、人類のような知的生命は宇宙でもほとんど存在しないと考えられてきた。

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Image by PublicDomainPictures from Pixabay

人類の進化は偶然ではなく必然だとする新理論

 しかし、2025年に発表された新たな研究では、この「進化は稀であり、偶然である」という考えに異議を唱えている。

 論文の筆頭著者であるドイツ・ミュンヘン大学の地球生物学者ダニエル・ミルズ氏は、生命の進化は「たまたま起こった」わけではなく、「地球の環境と連動して進んできた必然的なもの」だと主張している。

 論文の共同著者、ペンシルベニア州立大学の微生物学者ジェニファー・マカラデ教授も、生命の進化は「何度も繰り返されてきた現象」だと指摘する。

 例えば、光合成を行う葉緑体の誕生は、一度きりの出来事と考えられていた。しかし、2005年の研究で、異なる時代にも似たようなことが起こっていた可能性が示された。

 また、酸素が増えたことで動物の誕生が可能になったように、環境の変化によって生命の進化が促されたという証拠もある。

 つまり、「生命の進化には偶然の要素もあるが、それ以上に環境の変化が決定的な役割を果たしている」と考えられるのだ。

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Image by Gerd Altmann from Pixabay

地球人のような知的生命は宇宙に存在するかもしれない

 この新しい理論によると、生命の進化は環境が整えば自然に起こる可能性が高いという。もしこの考えが正しければ、地球以外にも知的生命が存在する惑星があるかもしれない。

 今後の研究では、宇宙望遠鏡を使って地球以外の惑星の大気を調べ、酸素などの生命活動の兆候を探ることが重要になる。

 さらに、地球の進化を詳しく研究することで、この新しい理論の正しさを検証できるかもしれない。

 そしてもし、人類が地球で絶滅したとしても、新たな知的生命が再び生まれる可能性もあるわけだ。

 ミルズ氏は、「人類が存続することを願っているが、たとえ滅びたとしても、地球には再び知的生命が誕生する可能性があると考えると安心できる」と語っている。

 この研究は『Science Advances』誌(2025年2月14日付)に発表された。

追記:(2025/02/17)本文を一部訂正しました。

References: Science / Popsci / Scitechdaily

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この記事へのコメント 13件

コメントを書く

  1. 生命の誕生や進化は必然かもしれないけど、知的生命体はどうかなあ
    それが本当なら地球にも人間とは別系統で人間と同程度の知能を持つ生命がいてもおかしくないはず

    • -11
  2. 500万年あれば今の類人猿の子孫が文明を起こすこともあろうし5000万年あればネズミの子孫が宇宙ロケットを飛ばしていてもおかしくはない。でも環境次第で生物が変化することが知的生命体の進化の必然性につながるとは思わない。

    • -6
  3. 結局は植物のようになってエネルギーが最小限の存在になるでしょう
    目の前で会話しようとしても返答に10年かかったり
    意識という時間の流れが違うと思うよ

    • -4
  4. 人間だけが特別な理由も何もないからね
    人類が滅んでも地球という惑星自体がぶっ壊れない限りはまた新しい知的生命が生まれる可能性はあるだろうさ

    • +13
  5. >「人類が存続することを願っているが、たとえ滅びたとしても、地球には再び知的生命が誕生する可能性があると考えると安心できる」

    確かに
    でもなんで安心するのか自分でもわからない
    あと知的生命体って何?
    猫は?

    • +1
  6. 地球人が知的生命体だと思っているのは人類だけ

    人類は未だに戦争を起こしている原始人

    ボノボこそ知的生命体にふさわしい

    • +1
  7. 仮定や推論の積み重ねで地球外知的生命体はあると言われてもフェルミのパラドックスは依然として有る訳で、実証されるまで不可知と言うしかない。また知的と言っても科学的な方向に延びるかは不明だし、たとえば水中生命には火の操作は誕生しにくいとか、地球外文明とは発生の時間軸が違って存在が認識されないとか。太陽系を飛び出せる次の世紀に期待ですね。

    • +3
  8. 前例が地球ベースの生き物しかないだけで実際にはよく分からん生物がぼちぼちいるかもしれないロマンがあるよなー
    炭素ベースの地球系生き物も宇宙の試行回数の暴力を考えたら出会うかどうかは別として結構いそうではある

    • +9
  9. 知性の獲得は、肺を持って陸に上がったり羽や翼を獲得して空を飛んだりみたいな様々な進化様式の一つでしかないのかも知れず、であれば人類が滅んでも別の生物が収斂進化して文明を新たに築く可能性はある
    ただ知性や文明の方向が人類と異なる可能性も高く、例えばイルカや鯨の「歌」に重きを置く文明や、アリや蜂みたいに何かを集積させる事に特化した文明とかもあり得る

    あとこの記事でもう一つ重要な事は、生命が誕生してからカンブリア爆発まで30億年程の間に、光合成獲得や真核生物への進化への試行錯誤が無数に行われた可能性があるという話だ
    まだ我々が知らないだけで、その30億年の間に多細胞生物への進化や陸上進出への試みが何度か行われた可能性もある
    例えば最近発見されたガボン・フランスビル盆地の化石は21億年前との事だし、もしかしたらカンブリア期以前に、何度か地上が腐海のような生物群に覆われていたかも知れない

    • +10
  10. 知的生命体だと思ってるのは人類だけだったりしてね

    • +6
  11. 知的生命体ならヒューマノイドでなくても良いですよね。竜型肉体とかに入って空をスイスイと飛んでみたいですね。ただ、竜は強面なので、かわいい女の子はいないかも…

    • +1

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