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タイムマシンで若返りできる!インドで顧客を騙した詐欺夫婦が逮捕される

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(著)

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※画像はイメージです
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 不老不死に憧れ、若さを切望する人は、古今東西枚挙にいとまがない。それはやはり、人類共通の切なる願いなのかもしれない。

 そんな人間の根源的な欲望に付け込んで、「イスラエル製のタイムマシンで若さを取り戻せる」と信じ込ませ、大金をだまし取ったインドで民間療法の治療院を営む夫婦が指名手配された。

 それを信じるのも信仰深いお国柄なのかもしれないが、彼らはタイムマシンで「60歳から25歳に若返ることができる」と顧客を次々と騙し、被害総額は日本円で6億円にのぼるという。

 一時は海外に逃亡したのでは?と言われていた容疑者たちだが、7日になって地元警察に出頭。現在取り調べが行われているという。

「タイムマシンで若返る」詐欺の容疑者が指名手配に

 2024年10月4日付の現地ニュースによると、今回指名手配されたのは、インドのウッタル・プレデーシュ州に住むラジーブ・クマール・ドゥベイ容疑者と、その妻のラシュミ容疑者だ。

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指名手配されたドゥベイ夫妻

 2人はカンプールという街で、「リバイバル・ワールド」という民間療法の治療院を営んでいた。

 そして治療院を訪れる人々に、「老化は深刻な大気汚染のせい」だと信じ込ませ、「イスラエル製のタイムマシン」と酸素療法で若返らせることができると主張していた。

彼らは10回のセッションで6,000ルピー(約1万600円)のパッケージや、3年契約で9万ルピー(約16万円)のパッケージを、「治療」と称して提供していました。

そして「患者」がクリニックに新規の顧客を連れてくる度に、無料の酸素療法セッションの提供を約束することで、この詐欺をマルチ商法、つまりネズミ講に変えたのです

 地元警察のアンジャリ・ヴィシュワカルマ氏は、彼らの犯行についてこう説明する。

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アメリカとイスラエルが共同開発した「タイムマシン」とされるもの

被害総額は6億円に上る

 問題は、被害者の多くが騙されたことを恥じ、警察に名乗り出て来ないことだ。

 名乗り出た数少ない被害者の一人であるレヌ・シンさんは、107万5,000ルピー(約190万円)を騙しとられたと訴えた。

 シンさんによると最終的に被害者は数百人に上り、合計で3億5,000万ルピー(約6億2,000万円)という大金がドゥベイ夫婦の手に渡ったらしいとのこと。

 また、別の被害者のプラカーシュ・ヤダヴさんは、SNSの広告に釣られて被害に遭ったと述べているそうだ。

 他の多くの被害者たちも、ドゥベイ夫妻は新聞の切り抜きやビデオを使って人々を洗脳し、3時間に及ぶ啓発講座も開いていたと語っている。

 これまでのところ、警察はそのうち20数人の被害について証拠をつかんでいるそうだが、これは氷山の一角でしかなく、捜査はまだまだ続いている。

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名乗り出たごく一部の被害者たち

 ドゥベイ夫妻が、どうやって人々に「老化の影響を逆転させられる」などと信じ込ませたのかは不明である。

 現在までに名乗り出た被害者によると、イスラエルから輸入した「奇跡のタイムマシン」のおかげで、数か月以内に目に見える結果が出ると約束されたそうだ。

 ドゥベイ夫妻はこの「治療」で老化現象を20年逆転させることができ、損傷した内臓の修復さえ可能だと主張していたという。

 警察は2人の行方を追っていたが、どうやら既に金を持って海外に逃亡したのでは?との見方が強まっていた。

観念した容疑者が警察に出頭

 だが事態は7日になって急展開を迎える。逃げ切れないと悟ったのか、ラジーブ容疑者が地元の警察署に出頭してきたのだ。

 翌日、妻のラシュミ容疑者も召喚され、2人の取り調べが始まった。その結果、被害者の言葉を裏付けるさまざまな事実がわかって来た。

 供述によると、「タイムマシン」はアメリカとイスラエルの共同開発によるもので、「地元民の利益のために」2億5,000万ルピー(約4億4,300万円)で夫妻が輸入したものだと主張しているいう。

 また「酸素療法」に使われていた機材は、地元で購入した廃材を使って作られたものだったことも判明した。この機材を使って酸素療法を受けた客数人が、顔にやけどを負ったという。

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image credit:Pixabay

 マルチ商法の手口については、例えば240万ルピー(約425万円)の「患者」を連れて来た人にはノートパソコンが、480万ルピー(約850万円)なら夫妻の全額負担による海外旅行がプレゼントされていた。

 さらに高額の「ビジネス」を持ち込んで来た人には、自家用車が提供されることもあったそうだ。

 捜査を担当するアンキタ・シャルマ警察副長官によると、これまでに夫妻が管理する6つの銀行口座から、760万ルピー(約1,348万円)分の取引が追跡されているとのこと。

 だが被害総額に比べると、この金額は雀の涙にもならない。被害者の手元に支払ったお金が戻ってくることはあるのだろうか。

Kanpur Citizens Duped By Age-Reversal Scheme, Lose ₹35 Crore

 今回の事件は、そもそもなぜそんな与太話を信じたのか?と、被害者を問い詰めたくなる一面も確かにある。

 大金を払ってしまった被害者に対し、「騙される方が悪い」と言うのは簡単だ。しかし、「若返りたい」「年を取りたくない」という願いは、人類史上ほとんどの人が一度は心の中で思ったことがあるのではないだろうか。

 言葉巧みに「最新の技術で」とか説明されると、つい「本当かも!」とすがりたくなってしまうのが人の弱さでありサガでもあるのだろう。だからこそ、世の中からこういった詐欺がなくなることはないのかもしれない。

 自分や家族を守るためにも、他人の言うことを鵜呑みにしない、まずは自分で調べる、そもそも世の中にうまい話なんてない、というあたりを肝に銘じておきたいものである。

References: UP Couple's Massive Scam: Age-Reversal Using "Israel-Made Time Machine" / Main accused behind 'age-reversing' fraud surrenders in Kanpur

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この記事へのコメント 12件

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  1. 「名乗り出た一部の被害者」が1970年代のホームドラマっぽい

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  2. お金があってヒマだったら自分も騙されるかも…

    • +3
  3. タイムマシンはイスラエル製、イスラエルといえば国際政治的に色々あるけどテクノロジーがまず有名だしね、にしても、料金がわりと安い感じだが、これでも富裕層をターゲットにしたビジネスだったのかしら。この価格なら効果があれば医療ツーリズムとして外国客が押し寄せたはずだが、欧米人はさすがに騙されないか

    • +1
  4. 実際にタイムマシン使えば疑似的に若くなるね
    周りの人達が年齢を重ねるからだけど

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  5. 永遠に生きて、永遠に悩まされるのは冗談じゃないな。

    • +2
  6. タイムマシンといってもタイムふろしきみたいなご都合主義のものでないと若返りはできないな

    • +1
    1. タイムふろしきなら記憶が消えないんだ
      体が欠損するような事故でも元に戻せるが
      その時の記憶も残るみたい

      • 評価
  7.  タイムマシンが創れるかどうか不明だが、過去を見ることより、未来を見ることは桁違いにむずかしい。なぜなら、未来透視では、未来事象なのか、その可能性にすぎないのか、判別不能なことが多いから。

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