メインコンテンツにスキップ

人口は1人で90歳のおばあさんのみが住み、村長を務める、アメリカ最小の村

記事の本文にスキップ

18件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram @thecornbelt
Advertisement

 アメリカのネブラスカ州ボイド郡には、人口がたった一人の村がある。

 「モノウィ」というこの法人化された村には、現在90歳になるエルシー・アイラーさんという女性がたった一人で住んでいるのだ。

 エルシーさんは、村の唯一の居住者なので、村長、会計係、書記、バーの運営、図書館司書の仕事をすべて1人でこなしている。

 そんな忙しい中でもこの村にいるのが一番幸せだという彼女の暮らしを見てみよう。

人口1人のアメリカの村

 モノウィ村の広さは0.54平方kmですべて陸地。そして人口は1人。2024年で90歳になる、エルシー・アイラ―さんたった一人だ。

 1930年代までは120人以上の住人がいたというが、1980年までに18人、1990年には6人、2000年にはエルシーさんと夫のルディさんの2人だけになった。

 そして2004年にルディさんが亡くなってからは、エルシーさんがこの村で一人暮らすようになった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram @thecornbelt

村長で、バーも図書館も経営するスーパーおばあさん

 たった一人の住人となったエルシーさんは、村の運営も一人で担うこととなった。たった一人の納税者でもある彼女は、住人であると同時に村長であり、税務係でもあり、総務もすべて担当している。

 住人がいる限りインフラの整備は必要で、電気や水道を維持するために、エルシーさんは自ら納めた税金を使い、州からの助成金を確保して、道路のメンテナンスも行っているのだ。

基本的に私はここで幸せです。私は本当にここにいたいのです。でなければとっくにこの村を出ていたでしょう

 エルシーさんはこう語っているという。

 住人は一人しかいないが、夏の間はそんな村に興味を持った観光客が訪れる。彼らは村の独特の魅力を体験し、エルシーさんの仕事を手伝ったりもするそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram @thecornbelt

 村には「アイラーズ・モノウィ・タバーン」という酒場があって、ビールやホットドッグ、ハンバーガーが楽しめる。

 この酒場もエルシーさんが1人で切り盛りしていて、なんと彼女はそのために酒類販売免許を取ったのだとか。

 バーテンダーはエルシーさんだし、料理を作るのももちろん彼女だ。

 酒場の営業は週に6日。村にはほかに図書館があって、エルシーさんはここの司書も務めている

 図書館は亡くなった夫のルディさんを偲んで作られたものだという。

 村を訪れる人々は酒場で喉を潤し、お腹を満たし、図書館で心を満たして帰るのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram @thecornbelt

 村に住んでいるのはエルシーさん一人だが、彼女の親類が生活や仕事の手助けをしているんだそう。

 彼女の酒場の一角には、エルシーさんのこれまでの人生が凝縮された一角があって、まるで小さな博物館のようになっている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Instagram @thecornbelt

 日本でも超高齢化に伴い、限界集落や廃村も増え続けている。

 山がちな我が国では辿り着くのすら難儀な場所も多く、こんな風に観光客でにぎわう村づくりは難しいかもしれない。

 酒場の営業時間は午前9時から午後9時まで。月曜日が定休日だそうだ。ネブラスカ州を訪れる機会があったら、ぜひ立ち寄ってみたはいかがだろうか。

References: This is the World’s Smallest Village, Home to Just One Resident | WATCH VIDEO - News18

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 18件

コメントを書く

    1. 集落単位なら「ポツンと一軒家」系のはあちこちにありそうだけど、
      市町村単位なら、日本だと そこまでなる前に
      昭和や平成の大合併の際に、吸収合併になってそう。

      そもそも今はもう、日本に「村」は少ない。
      (離島の多い沖縄や、長野・福島・奈良などの山間部には、比較的残っている。)
      「町」ですら、だいぶ「市」へ統合された。

      • 評価
  1. バー経営、小さなお店を想像したけど結構なスペースだった
    自由に楽しく充実した日々を過ごされて長生きしてください

    • +1
  2. >0.54平方m

    名目上の面積かと思ったが平方マイルってことか

    • 評価
  3. すごいお婆さんだな
    オレの少なくとも10倍は働いてる

    • +3
  4. マップでみたら近所に家が点在してるしぽつんと一軒家的な感じではないんだね
    その家のあるところが一つの村として登録してあるだけ

    • 評価
    1. MjA5 さんが書いているように住戸は 3 戸あるようだけどこの 1 戸だけ人が住んでいると。 で、この 1 戸と多分周辺を一つの村として登録した(あるいは登録したまま)ので連邦「政府に認識されている村」なのだろうと思います。 この村の外の建物は自治体の外の村なので公的な補助とかもないハズ。 たぶんこの村では、連邦(アメリカ合衆国のこと)と、州(ネブラスカ)ともしかすると郡と村に税金を納める必要があって、それに対する補助もそれぞれの政府から支出されていると思います。 たとえばこの村の外は自治体の外のだから村の税金は不要だけど州や連邦の税金は払う必要があると思います。 日本は区割りで政府(市町村まで含めて行政体をそう呼んどきます)の管轄が決まりますが、アメリカ合衆国はヒトの住んでいるところを私らの村とか町とかとして政府を作って自治をするというところから始まっているので、だれも住んでないところに住むとそういう政府管轄でない場合もあるってことです。 でも州の中にはいるので州に対する義務等は発生しますけどね

      • +2
  5. ウィキペディアによれば、
    ・この村が最も栄えたのは1930年代である(この時代の人口は150人前後だった)
    ・グレートプレーンズに点在する小さな村がたいていそうであるように、モノウィでも若者は大人になるとより良い職を求めて村を出て行っていた
    ・モノウィ村をネブラスカ州道12号が通る
    ・モノウィにある住宅3戸のうち、人が居住しているのは1戸のみ
    って事らしいよ

    • 評価
  6. 実際に暮らしたら大変なのかもだけど、周り中に人がいないって最高に思えるw

    • 評価
  7. この村は老人によって独裁され、誰も彼女を止めるものはいない

    • -1
  8. この村ではあたしの決めたことが絶対なんだよ・・ルールを破っていいのはあたしだけなのさ。ヒッヒッヒ

    • 評価
  9. 旦那さんが健在で二人きりの頃は、村長ジョークとかそういうやり取りあったのかな……。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。