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あの犬型ロボット「スポット」が、石油採掘場で運用試験。しっかりノルマをこなしていたよ。

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(著) (編集)

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 人間の仕事を肩代わりする自律型ロボットの活躍が期待される中、ボストンダイナミクス社が開発したおなじみの犬型ロボット「スポット(Spot)」は、昨年より一般販売も開始され、更なる注目を集めている。

 スポットの様々な運用方法が模索される中、ある石油会社は、ノルウェー海の石油採掘施設でスポットの運用試験を行ったようだ。

 シミュレートされた環境でパトロールを命じられたスポットは、危険な機器がたくさんある施設の中をあの四つ足でトコトコ歩き、立ち入り困難なエリアにもスムーズに出入りして計器類をチェック。これはなかなかの働きっぷりだ。

Meet Spot, the quadruped robot

スマートな設備保全を求める石油企業

 今月11に公開されたこちらの動画は、産油国ノルウェーの石油会社Aker BPと同社が設立した産業向けIoTプラットフォーム企業Cogniteによるもの。

 海底から石油を掘りだす設備(掘削リグ)は、非常に危険な機器類がたくさんある複雑な構造で成り立っている。

 Cogniteはこうした現状を改善し、インターネットを利用したスマートな設備保全でコストの削減や効率向上に貢献するプラットフォームの開発を行っている。

 各設備のセンサーから集めたデータや情報をAIを介して統合し、全体の状況をリアルタイムで見渡せる理想的な自動化システムを構築。これまでにないスマートな管理と保守作業を目指している。

掘削施設でパトロール!ノルマをこなすスポット

 そのAker BPとCogniteが、ノルウェー海にあるSkarv油田でスポットの運用試験を実施。シミュレートされた掘削施設をパトロールするスポットの姿を披露した。

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 巡回を命じられたスポットは、従来は立ち入り困難だった施設内の特定エリアに出入りし、検査やレポートの作成、炭化水素の漏れなどを探し出す仕事をこなした。

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 なお、今回のスポットは特別仕様で、標準とは異なる機能をいくつか有している。またAker BPは人間が作業中のロボットから2m以上離れるよう指導しているそうだ。

Aker BPのロボット試験は今後も継続

 従業員の生産性のほか、品質や安全性の向上のため、あらゆる工程のデジタル化を目指すAker BPはロボットの可能性を模索している。

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 Aker BPは今回のテストで、スポットのステレオカメラや障害物回避システムのほか、センサーによるガス漏れ探知機能にも着目。

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 危険な環境下で人間が立ち入れない場所にも入り込み、従業員や施設の安全性を向上させる能力に手ごたえを感じてたようだ。

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 一連の運用試験は今後も行われる予定で、今年の後半にはスポットを含む多くのロボットやドローンがノルウェー海の掘削施設で評価を受けるという。

実社会でも脚光を浴びる優秀なスポット

 実社会におけるスポットの性能試験はこれが初めてではなく、2019年にはアメリカのマサチューセッツ州の警察が、スポットの能力を試している

 危険な側面が取り沙汰される一方、かけがえのない命を損なうリスクを軽減するロボットは、正しい運用のもとであれば大きな労働力になる。

 かつては人間に蹴られるなどの試練に耐えていた犬型ロボットが、優秀な助っ人候補の仲間入りとはなんとも感慨深い。実社会における彼らの活躍はまだ始まったばかりだが、今後さらなる広がりを見せてくれそうだ。

References:futurism / youtube / newatlasなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 33件

コメントを書く

  1. 自己発電できるようにして火星とかに放ちたいよね

    • +4
    1. >>1
      勝手に増殖して人間が火星行ったら火星に特化したロボット犬がワラワラ…というのを想像した。

      • +2
      1. ※7
        自家発電は一人で完結だから増えないのでは。

        • 評価
        1. ※17
          自我に目覚めて学習しだすかもしれない

          • 評価
          1. ※20
            多分、そういう事じゃないとおもうz

            うわ何をするくぁwせdrftgyふじこlp

            • 評価
          2. ※20
            自動メンテナンス機能とか付けといたら、それを取っ掛かりに進化するかも知れないな。
            「ライフメーカーの掟」のタロイドは確か、タイタンに流れ着いた異星文明の全自動工業プラントが自己改造で進化した結果誕生した機械生命だったような。

            • 評価
  2. 犬や猫が職場にいるだけで従業員のメンタルの向上があると実証されてるが・・・
    ロボット犬に監視されてる職場って・・・

    • 評価
  3. いつの間にかめっちゃスマートになってるけど相変わらず動きが絶妙にキモくて安心した

    • +11
  4. スポット「エ?ワイガ隕石ヲ食イトメルンデスカ?」

    エアロスミス「どんな曲つくったらええんや…」

    • +6
  5. こいつソフトバンクのCMで所在なさげに揺れていたよ

    • 評価
  6. 人間ってどうしてもおセンチだから、苦楽共にするうち愛着湧いてこいつらにも名前付けちゃっていざ壊れて修理不可能とかなったら泣くんだよ。

    • +22
    1. ※8
      いいんだ、それでいいんだ
      それは人間にしかできない事なんだから人間がやるのが正しい

      • +12
    2. ※8
      AIBOが生産終了で修理できなくなった時に死んだAIBOの墓作られて供養してたね

      • 評価
  7. ヒトの行けないところへ行きヒトの代わりにモノを見ることが仕事
    ある意味究極の環境で活躍し続ける惑星探査機の役目がそれだから
    本来ロボットが活躍するような場所って人が不向きの環境
    この先もそういう意味で頼りになる存在であってほしい

    • +2
  8. 人間とロボットが共存する世界が始まったか、、

    • +4
  9. 名前がスポット君で既に一般販売されていた事を初めて知った

    • +1
  10. 傘下に入れたことを一般に対してアピールする様子をこれまで感じてなかったのでCM起用でちょっと驚いた。携帯ショップの店頭にスポットがお座りしていたり、回転ずしで注文した皿を持ってきてくれる未来はすぐそこですか?
    これオプションでマニピュレータつくのだろうか

    • +1
  11. おばあちゃんの散歩の友達になってほしいなぁ
    外出時の危機回避と荷物持ち杖替わり、体調急変の通知だけでいい

    • +8
    1. ※18
      盲導犬などの代わりにもなってくれそうよね

      • +6
      1. ※22
        盲導犬は育てるのにものすごいコストと手間と時間がかかり常に不足してる現状
        ロボットならそのへんのコストも抑えられるから本当実用化してほしいね

        • +2
    2. ※18
      それいいアイデア。疲れた時は椅子の代わりにもなってくれそう

      • +1
      1. ※30
        ロボットがかわいそう
        愛着もってるおばあちゃんがパートナーを椅子にするとは思えない

        • -3
  12. 足が細いせいで隙間とかにハマっちゃいそう
    スポっと

    • +1
  13. これって自立して行動しているの?
    それとも遠隔で人間が操作しているの?

    • 評価
  14. シンギュラリティの始まりかもしれない‥…。

    • 評価
  15. 見上げるときお座りするのかわいいと思ってしまう自分ちょろ過ぎ

    • 評価
  16. 思った以上に役に立ってる感がある
    たしかに、こういうパイプとかごちゃごちゃしてる場所は、こんなスリムな体系での移動がベストだし、普通に便利な機械として普及しそう

    • 評価
  17. スポット「ジョシコウイシツパトロールスルヤデーネンノタメヤデー」

    • 評価
  18. 日本でも鹿島建設がトンネル工事で利用しはじめてるよ

    • 評価

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