メインコンテンツにスキップ

ずっと仲良しだった友が亡くなって1年経った今でも、相棒の為にベッドをあけて眠る犬(イギリス)

記事の本文にスキップ

37件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:caitlinwynne2/Twitter
Advertisement

 動物にも人間と同じ悲しみの感情があることは、過去の研究でも明らかにされているが、大切な親友を失った時、やはり動物もその辛さから立ち直るには相当の時間を要するものなのだろう。

 イギリスから投稿された切ない1枚のツイッター写真が、ユーザーらの涙を誘っている。

 その犬は先住犬の友となるべく、生まれてすぐにその家にやってきた。2匹はすぐに仲良くなり、毎日同じ時を過ごしていたが、先住犬は15歳でこの世を去っていった。

 先住犬が亡くなって1年以上が経過したが、残された犬は、一緒に眠っていたクッションベッドで眠ろうとしない。友がいつ戻ってきても寝られるように、自分はベッドの脇の床で眠るのだ。

出会ってすぐに深い絆を育んだ2匹のシーズー犬

 イギリスのチェシャー州に住むケイトリン・ウィンさん(17歳)は、2004年に1歳になるシーズー犬のジョージを飼い始めた。

 その後ジョージが7歳の時、「ジョージには友達が必要」と思ったケイトリンさんは、まだ生後間もないシーズー犬のハリーを飼うことにした。

 年齢差はあったが、2匹は出会った時からすぐに仲良くなったという。当時の状況を回顧して、ケイトリンさんはこのように話している。

この画像を大きなサイズで見る
sypacc/pixabay

ハリーは、家に来た最初はとっても内気な子犬でした。いつもジョージについて回り、ジョージのいない部屋には入ろうとしませんでした。

ジョージは、そんなハリーを受け入れて辛抱強く面倒を見ていました。ハリーが、自信を持ち始めてやんちゃで元気いっぱいに振舞うようになると、ジョージはハリーと一緒に遊んでやり、ご飯も一緒に食べて、夜もそれぞれのソファベッドがあるにも関わらず、毎日ひとつのベッドをシェアして眠っていました。

ハリーにとっては、幼い時からずっと傍にはジョージがいたので、生涯をジョージと一緒に過ごしてきたのも同じなのです。

ジョージが病気になった後ハリーがとった行動とは…

 しかし、去年15歳になったジョージに、腎臓の病気が発覚した。

 ジョージの病気がわかった後、ハリーは親友を気遣うかのように面倒を見ようという仕草を見せ、今まで一緒にジョージとシェアして眠っていたソファベッドで眠らなくなった。

 病気のジョージに寝場所を譲り、自分はジョージのベッドの脇で眠り、ずっとジョージの傍につくようになったのだ。

 その光景を見たケイトリンさんの胸は痛んだ。

 しかし、結局安楽死以外に救う方法はないと獣医に告げられたケイトリンさんは、苦渋の決断をする(海外では治る見込みのない末期のペットに対し、飼い主の責任の取り方の1つとして、つらい苦しみから解放させるために安楽死という選択がなされることがある)

 ジョージを獣医院へ連れて行く前夜、せめて傍にいてやりたいとジョージのベッドがあるソファで横になった。

 その夜、ハリーは異変を察知したのか、部屋の周りをグルグル回って鳴き声をあげ、一晩中眠ろうとしなかったという。

この画像を大きなサイズで見る
borkertd/pixabay

1年経った今でもベッドは空いたまま

 ジョージが旅立った後、ケイトリンさんは獣医院へハリーを連れて行った。親友の亡骸を目にしたハリーは、しばらくはその場を動こうとしなかった。

 大切な親友を失ってしまった事実は、ハリーを深い悲しみの底に落としたようだ。ケイトリンさんいわく、ジョージが旅立って数週間、ハリーはケイトリンさんがおやつをあげようとしても食べず、社交的な振る舞いを一切見せようとはしなかったそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
PublicDomainPictures/pixabay

 ハリーの心の中には、ジョージが帰ってこないことをわかっている反面、「でもいつか戻ってくるかもしれない」という気持ちや望みがあったのかもしれない。

 それを示すかのように、ジョージが亡くなって1年経っても、ハリーはジョージと一緒に眠っていたクッションベッドに入ろうとはせず、いつもその脇の床の上で眠っているというのだ。

 ケイトリンさんは、その光景を写真に収め、ジョージがいた時の頃の写真とともに9月12日に自身のツイッターで公開した。

1年経っても、まだハリーはジョージのためにベッドを空けているのよ。泣けてきちゃう。

 ハリーがジョージをまだ恋しく思っているのは明らかだ。今も深い悲しみの中にいるハリーを慰めようと、ケイトリンさん一家はハリーをハグしたりして、日々愛情を注いでいるという。

written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. 涙。
    もうひとつ、私は、絶対に安楽死をさせたことは無いし、これからも無い。
    人間の安楽死には大賛成。なぜなら、本人の意思を伝えられるから。
    でも、悲しいかな、どんなに心が通じ合っていると思っていても、私は彼らの言葉がわからない。
    これまで何十匹も看取ってきて、それはそれは人間も彼らも酷い状態で最期を迎えた子たちもいるけれど、呼吸が止まるまで、痛み止め処置はしても、絶対に安楽死はさせなかった。
    彼らは、その命が尽きるまで、家族のそばにいたいと思っているかもしれない。
    自分が愛する家族の手で命を奪われるとは思っていないかもしれない。
    わからない。
    だから、絶対に安楽死はさせない。

    • -27
    1. ※3
      申し訳無いのだけど、それをここで主張する意味が分からない。
      あなたが看取った命たちがどう思っていたかは、分からない。
      もしかしたら、これ以上苦しみたくないから殺してくれと思っていたかもしれない。
      それは誰にもわからない。
      分からないからあなたの選択が間違っていたとは、絶対に言えない。
      けれど安楽死を選択した人も居るであろうこういう場で、しかも安楽死の是非を取り上げたのでも無い記事に対するコメントの場で、声高に主張する意味がわからない。

      ジョージの冥福と、一日も早くハリーが元気になることを祈ります。

      • +42
    2. >>3
      私は安楽死を肯定も否定もしない。
      勧めたりも拒否もしない。

      現代医学では原因不明で治療法もなく。あらゆる手を尽くしたが発作は止まらず何時間も休みなく絶叫し続け、すでに脳細胞は破壊され自我はなく瞳孔は開きっぱなし、血を吐き全力でのたうち回っている犬をみて安楽死は必要だと思った。筆舌尽くしがたい最後を迎える病がこの世にある事も知ってほしい。

      • +31
      1. ※15
        心中察します。解ります、なんて言えませんが。
        私も心臓病の犬を亡くしました。
        死んだ犬は白目を剥いて舌を出してて、死ぬ時とてもか細い声でキューーーと鳴いたそうです。もうのたうち回る体力もなかったんだと思う。
        苦しそうだった、辛かったろうに、早く楽にさせてやればよかったと思うと今でも涙が出ます。この事で一生苦しむんだと思います。
        よそのお宅の子の「穏やかに亡くなりました」という訃報を聞くと悲しみより先に「うちの子はあんなに苦しませてしまった」という後悔が先に来る。そんな自分に対する嫌悪感もあります。

        • +4
    3. >>3
      確かに犬は言葉を喋れないから家族と最期まで一緒に居たいと思ってるかもしれないね。
      でもその逆にとても痛い苦しいどうか早く楽にして!って必死で叫んでるかもしれないよ。
      犬には死んだら会えなくなるなんて概念ないから出来るだけ長くなんて人間サイドの都合。
      私が犬だったら治る見込みないなら痛みや苦しみからすぐに救ってほしいって思う。
      確かに人間と違って犬には自分が置かれてる病気や状況が理解できないしただひたすら訳もわからず苦しいだけで安楽死を希望する事もできない。でもそれが苦しみで一杯の数日の延命を希望してるとも言えないんじゃない?
      犬には安楽死も延命も意思表示できないけど1つ言えるのは苦痛を感じ続けてる事。
      既に死に向かう者にとって安楽死は命を奪う事じゃなくて苦しみから救う事だよ。

      • +4
    4. >>3
      あなたの考えもよくわかるよ
      だけどあなたが考えてることが動物のしてほしいことかどうかは分からんよ
      あなたは安楽死しない主義なのはいいけど他人にも動物たちにも自分の考えを押し付けないようにね

      • 評価
    5. >>3
      うちのワンコは事故で頭蓋骨と脊椎を骨折して、お医者さんからもうどうすることもできませんと言われて安楽死を勧められたよ…
      痛みで気絶して、覚醒したら狂ったように吠えて手当たり次第に噛みついて、また気絶して…可哀想すぎて見ていられなくて同意したんだけど、今でも思い出すとどうしようもない気持ちになる…
      こういうコメントを見ると益々あの時の自分の決断が本当に正しかったのかなぁって考えてしまう…涙。

      • +4
      1. ※35
        手の施し様の無い状態でひどく苦しんでいるのを見るのは本当につらいですよね。
        まだ助かる可能性があるなら・・・ですけど。
        安楽死を選んだのは正しかったと思います。
        それが最善最良の看護だったと思います。
        生前一緒に過ごして楽しかったことを思い出して何度も感謝してあげたら
        虹の橋のたもとでいつの日か貴方と再会できるのを待ってくれてると思います。

        • +3
      2. >>35
        お医者さんに安楽死を勧められる程の苦しみならどうしようもなかったかと…。
        ワンちゃんもあなたが大切にしてくれてた事は理解していると思います。

        • +3
  2. 思い遣る気持ちの重さに心打たれる
    永遠の別れは辛いよな

    • +12
  3. 人には見えないだけで今もジョージはそこで寝てるのかもね。

    • +40
  4. 俺が拾った子猫はベッドの真ん中を占有したけどね、、

    • +14
  5. うちも2頭のうちの片方が亡くなった時、物置とか普段行かない所にいるんじゃないかって家中ウロウロしてたの思い出した…

    • +9
  6. 犬にだって友情もあれば、夫婦愛もある。
    自分が昔通ってた雑貨店には、店内を壁に沿ってゆっくり歩いている盲目の小型犬がいた。
    ご主人によると、以前は元気だったが、連れ合いの犬が亡くなってからがっくり気落ちして、目が見えなくなってしまったそうだ。
    壁にこっつん、と頭が当たるとそこで方向転換してた、その姿がいまだに忘れられない。

    • +14
  7. 勝手なことを言うけれどハリーの新しい友達を飼ってほしい。

    亡くなったジョージだってハリーがずっと落ち込んでいるのは喜ばないんじゃないかなあ。
    新しい子が来ても楽しい思い出が増えるだけで、ジョージのことはきっと忘れないはず。

    • +18
  8. 彼らに死の概念はあるんだろうか
    ただ隠れているだけで、ひょっこり戻ってくるなんて
    期待しているのではないかと考えると忘れられないのは辛いな

    • +3
  9. 7歳の愛犬に突然友人が必要とほぼ確実に先立たれるであろう子犬を連れてきたんだから、今度は友を失った愛犬のためにまた新しく子犬を迎えればいいだろうよ

    • 評価
    1. ※17
      それは素敵な案だけど、そう簡単にはいかないよ
      大切な家族だからこそ、減ったからじゃあすぐに新しい子を、とは中々思えないんよ
      それに静かに悲しんで心を癒してく時間は必要だし

      • +6
      1. ※19
        あなたはとても素直な人だね
        どういう経緯でこの飼い主が7年も1頭で飼ってきたジョージに「友達が必要」と思ったのかしらんが、ほぼ確実にハリーが”こうなる”って予想できんもんかね?
        だから”また”同じことすればいいだろって皮肉だろ

        • -3
        1. ※30
          山にこもってる仙人じゃないならいつか死に別れるのに誰かを求めるものよ

          • +3
  10. ジョージのと別に新たにハリー用ベッド併設してあげるわけにはいかんの?

    • +2
  11. 数年間ワンコの介護して夜中に下の世話とかしてたから未だに夜中に目が醒める

    • +12
    1. >>21
      やさしんだな。世話してもらったワンコも幸せだったろ。おまいさんと、この記事のワンコが暖かい寝床でゆっくり眠れるよう祈っとくわ。

      • +3
  12. この意見には否定的な人も多かろうけど
    新しいお友達を迎えてあげるわけにはいかないのだろうか
    新しい刺激が悲しみを薄めてくれるから

    • +6
  13. 身体の大きさでは測ることのできない心の美しさ

    • +1
  14. 犬が老衰で心臓発作を起こし呼吸困難になり、舌も黒紫のチアノーゼ状態。
    獣医から、もって数日、でも安楽死という選択肢もあると言われ、
    安楽死させました。10年ぐらい経ってるけど未だに思い出して泣くよ。
    あれは一生忘れないですよ。

    • +8
  15. ハリー「ここの角っこのとこがすっぽり納まっててけっこうええねん」

    • -1
    1. >>32
      意外とこんな心境だったりするかも。だったらいいよね。
      猫ならベッドより梱包のダンボールを選ぶなんてお約束なわけだし。

      • -2

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。