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昆虫の脳を持ち、意識を宿したロボットの開発を目指すアメリカの米国防総省とDARPA(国防高等研究計画局)

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(著) (編集)

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 SFと現実との垣根が徐々になくなりつつあり、ワクワクとドキドキが止まらない。

 様々な新技術が開発されていく中、ペンタゴン(米国防総省)とDARPA(国防高等研究計画局)は、こんな提案依頼書を提出したという。

 今後、昆虫の脳を利用して意識を宿したロボットを開発する方法を模索するのだそうだ。

 そのプロジェクトの名は「マイクロスケール生体模倣ロバスト人工知能ネットワーク(Microscale Bio-mimetic Robust Artificial Intelligence Networks)」――通称「microBRAIN」である。

 microBRAINが目指すのは、人工知能や機械学習に関する最先端技術を、昆虫が備えている驚異的な生理学的・認知的機能を組み合わせる方法を明らかにすることだ。

 提案書にはこう書かれている。

進化の圧力によって小型化/省エネ化を強いられながらも性能が損なわれることのなかった、空を飛ぶ極小の昆虫が持つ驚異的な演算納能力から導き出された、新しいコンピューターフレームワークと戦略を模索する革新的基礎研究コンセプトの提案を求めるために、国防高等研究計画局は、人工知能先端研究の機会を発案する

高度化をたどるAIシステムの欠点

 人工知能システムは劇的な発展を遂げてはいるものの、そうしたシステムを開発・維持するために必要となるハードウェアとソフトウェアの量は相当なものだ。

 このために最新のAIはあまりにも大きく、さまざまな分野において使いにくいものとなっていることも否めない。

 もし、全人類を合わせたよりも賢いコンピューターができたとしよう。

 だが、それを何もない荒野に設置された冷却設備完備のハンガーに保管しなければならないのだとしたら、送電網の破壊を狙うテロリストやスパイなどによっていともたやすく台無しにされてしまうかもしれない。

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小型化・省エネ化を図りつつ、高度な能力を維持した昆虫

 そこで小さな昆虫の出番となる。

 その提案の中のある文書によれば、昆虫が持つちっぽけだが高度な脳を研究すれば、AIの寸法や形状を決定する要素(フォームファクター)の新しい可能性が開けるかもしれないという。

自然が、こうした小さな昆虫に劇的なまでのミニチュア化とエネルギー効率化を強いたために、その一部は、コンパクト・フォームファクターとして数百の神経細胞しか持たないにも関わらず、基本的な機能を維持することに成功した。

さらに、こうした生物からはおそらく体験の増大化した主観性も確認されるだろう。これは単純な参照テーブル反応を拡張して、AI関連問題を解決してくれるかもしれないものだ。

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昆虫脳搭載マシンが実現した未来とは?

 こうしたペンタゴンの動きを知れば、心の奥底に眠るSF魂が、最先端マシンに昆虫の脳やその神経ネットワークを移植することが可能となった暁にはどうなるのだろうか? と好奇心をくすぐりだすことだろう。

 昆虫脳搭載小型マシンが逃げ出して、自然界の昆虫の王として君臨するようなこともあるのだろうか? あるいはペンタゴンの職員は『猿の惑星』の最新リメイク版を知らないのだろうか? と、さまざまな想像が頭を巡るのである。

 もちろん、ペンタゴンが言っているのは、ミツバチの脳を小型ドローンに搭載して、各国の核施設に潜入させるといったようなことではない。

 神経ネットワークを研究することと、サイボーグ昆虫スパイを作り出すこととはまた別の話だ。

・おちおちクルクルできなくなる。遠隔操作によってスパイする半昆虫半機械の遺伝子改変サイボーグトンボが公開される : カラパイア

 だが『ジュラシック・パーク』に登場する数学者イアン・マルコムは、自然は我々が阻もうとも道を見つけるものだ――いや阻もうとするから道を見つけるのかもしれない、と語っている。

 DARPAやペンタゴンが関与しているとなると、軍事への応用も考慮されるだろうし、そのために莫大な予算がつくことになるかもしれない。

References:fbo / mysteriousuniverse/ written by hiroching / edited by parumo

追記:(2019/2/2 )本文を一部訂正して再送します。

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この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 同じ文章が2回続いてるところがあるよ、
    コピペしたっていいけど、ちゃんと確認してポストしろよ。
    こう言う科学系の記事、本当ダメな。

    • -5
    1. >>1
      まあまあ。パルモ姉さんのする事だからw

      生暖かい目で見てあげようよww

      • +2
  2. >サイボーグ昆虫スパイを作り出すこととはまた別の話
    といいつつもサイボーグ蜜蜂スパイのイメージイラスト載せちゃうんだもん、どうしてもそっち想像しちゃうよなw
    よくSFだと、人間の脳の処理能力はすごいからって言って、つないでCPUとして使ったりするけど、それの昆虫Verに発想は近いのか。

    • 評価
  3. これ絶対に略称がマイクロブレインになる様に単語選んだな!
    それはそれとして、確かに蚊の脳なんて大した数の細胞が入ってないはずなのに、成長と羽化、飛行制御、獲物の発見に吸血、生殖と産卵まで制御してるからねえ。まだまだ人間の技術じゃ及ばないよな。

    • 評価
    1. ※4
      昆虫の脳は単なる受信装置に過ぎなくて、肉体的な制御機能をつかさどる最低限度のコントロール系だけが肉体にあって、あとはどこかからか送信されてくる、プログラムに従っているだけじゃないんですかね?

      特に、カなんかの場合には。

      もっと言うと、アリは高度な社会を作ったりするところを見ると、そうとしか思えないところがあるし。

      ていうか、カよりもはるかに小さくて、脳すらもないように見える単細胞動物が、かなり高度な動きをしたりすることに関しては、どう説明できるのかという問題もありますしね。

      ゾウリムシとか、ミジンコとかね。

      • -6
      1. ※9
        それは、高度な事をするには(人間の様な)大きな脳が必要なハズだ、と言う人間の自画自賛の様な気がするなあ。

        • +5
        1. ※14
          大きさに関係無く全ての脳が「受信装置」かもしれないしね。

          当然、人間の脳も。

          この「カラパイア」のコメントも、どこかから受信したものを入力しているだけかもしれないし。
          「そうじゃない」という保証自体どこにもないだろうし。

          • 評価
          1. ※21
            「かもしれない」から始めて「否定する証拠はない」で〆ると、ありとあらゆることが主張できて便利ですね

            • +2
          2. ※21
            それだと脳が傷つく事で連合型視覚失認(色も形も見えて、物の記憶も残っているのに、見た物が何か判断できない)なんかが起きる理由は説明が難しいかも。

            • +1
    2. >>4
      たぶんこの記事はニューラルネットワークというよりニューラルコンピューティングの話だけど
      この界隈は細胞自体の情報処理能力を軽く見すぎてる気がする

      • +1
  4. ゴキブリの脳なら、夜中にカサカサ動くのかな

    • 評価
  5. あくまで昆虫の脳の高効率性を参考にするということね
    いやわかってた わかってたさ…

    • +1
  6. 記事の話に関係ないけど、同じ日に同じカラパイアで二度も「黄色い蝶」を見ることができたので、多分ラッキーなことが起こると思います。

    またまた、ありがちゅうパルモたん。

    うーん、これも「シンクロニシティ」かな?

    • +2
    1. ※10
      加速装置がついていたらいやだなあ。

      とっても。

      • +3
      1. ※15
        しかも動きが虫、しかもGだったら…

        • 評価
        1. ※38
          かさかさかさかさかさかさかさヒュン。

          ※34、※32
          ミクローの三銃士~。

          • 評価
  7. タイトルにある意識の話は書いてなくね?
    意識が生まれてるかなんて調べる方法確立してないし、このプロジェクトの目的でもないよね

    • +2
  8. もし、全人類を合わせたよりも賢いコンピューターができたとしよう。

     だが、それを何もない荒野に設置された冷却設備完備のハンガーに保管しなければならないのだとしたら、送電網の破壊を狙うテロリストやスパイなどによっていともたやすく台無しにされてしまうかもしれない。

    小型化・省エネ化を図りつつ、高度な能力を維持した昆虫
    そこで小さな昆虫の出番となる。

    はあ?
    全然話がつながってない

    全人類を合わせたよりも賢いコンピューターと高度な能力を維持した昆虫の能力を同列に扱うなんてお話にならないな

    • -2
    1. ※12
      現在の統一規格で作成した「全人類を合わせたよりも賢いコンピューター」が施設サイズに肥大巨大化必至なら他国に持ち込んで送電網にアクセスしたり某CEOの個人デバイスにタッチさせるとかできないよね→そこで昆虫の研究→基板や回路の統一規格の超々極小化→「全人類を合わせたよりも賢い”どこでも行ける超小型”コンピューター」の実現さ!
      てことみたいよ元記事的には

      • 評価
    2. >>12
      ノイマン型の燃費の悪さと脳の効率性の対比が前提にある文章

      • +2
  9. 昆虫の脳に人工的な装置を組み込んで、それの能力アップしたらひょっとして昆虫と会話できるかもしれんならわかる。

    • 評価
  10. またかよ
    あいつらそれっぽいこと言って予算ばっか持っていく
    昆虫の脳よりあいつらの口の脳を研究した方が有意義じゃないか

    • -3
    1. ※16
      おれは自分の金でもないのに予算に口出す脳の研究がしたいので予算をください

      • +1
  11. 虫の脳を持ったロボって、放って置くととりあえず近づいて来そう。

    どんな虫に出会っても「抵抗しないでじっとしてる」タイプの私の長年の経験からすると、9割の虫は「とりあえずこっち来る」ので。

    まぁ、実際は目的に応じて制御されてしまうのだろうけど(つまんない)

    • 評価
  12. 最近は使われなくなった意味だけど「フォームファクター」はパソコンのメイン基盤のコト。
    主に拡張ボードを載せる側のことを指します。
    なので、この記事の場合、コンセプトに沿ったマシンを作ってそれにAIを載せることになります。

    • -2
  13. > 自然が、こうした小さな昆虫に劇的なまでのミニチュア化とエネルギー効率化を強いたために、その一部は、コンパクト・フォームファクターとして数百の神経細胞しか持たないにも関わらず、基本的な機能を維持することに成功した。

    昆虫の神経細胞が数百なんてことは流石にないと思う。一般的な昆虫で数十万から数百万以上、少ない物でも数万はあるんじゃないかな。

    最も神経細胞が少ない生物の一つと言われている線虫のC.エレガンスの神経細胞が302個なのでこれと勘違いしているのだと思う。線虫は昆虫ではない。このプロジェクトの対象が昆虫だけでなく微少動物全般なのかもしれないけど。

    • +1
  14. レゴブロックで遊んだりするとさ

    大量のブロックで緻密につくった曼荼羅作品もすごいんだけど
    最小の数で見立てた作品の方が面白かったり、美しかったりするのよね。

    この提案なら当然、予算も最小を目指した方がいいけど(小声)
    新しい発見があるといいね

    • 評価
  15. 心を忘れた科学には幸せ求める夢がない

    • 評価
    1. ※32 ミクロイドSとか50代の自分でも、ろくに覚えてないぞw

      • 評価
  16. ハエも蚊も嫌いだけど、あいつらが羽根で飛ぶのはスゲーと思うわ。

    • 評価
  17. スターシップトゥルーパーズしか思い浮かばなかった
    虫的な意識持ったロボットが自分たちで増殖していったらああなりそう

    • 評価
  18. なんかろくでもないことになりそう
    怖いから止めて欲しい

    • -1
  19. 記事を額面通りに解釈するなら、「昆虫をサイボーグ化する」って意味になるよな。
    この技術が進めば、ゆくゆくは、
    見た目は人間頭脳はG・・・ヒェッ。
    あ、くだらないこと言ってしまった。
    まあ、そんなのが本当に現れるかどうかは時代が必要とするかどうかで決まるし。

    • 評価

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