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道路わきでうずくまっていた子猫たちを保護したところ特別な猫であることが判明(イスラエル)

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(著) (編集)

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 普通のイエネコの子だと思ったらネコ科の別ものだった、というケースは時折ネットで話題に上がるが、イスラエルでも同様の出来事が起きたようだ。

 18歳の少年が通勤途中で3匹の子猫を発見。車通りのある泥道で近くに親も見当たらない。衰弱している様子なので彼らを安全な場所に避難させた。

 ところがその直後にその子たちがスペシャルな猫だと知ることとなる。

道路わきでうずくまっていた3匹の子猫

 18歳のハムダン・シブリは、いつものように職場に向かう途中で3匹の子猫を見つけた。その子たちは泥だらけの道路の片隅で、とても元気とは言えない状態でおびえて縮こまりながら寄り添っていた。

ハムダンが子猫を見つけた道

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image credit:Hamdan Shibli

 しばらくあたりをうかがったが母猫はなかなか現れない。「そのうち母猫が来るかも・・」と思い、ひとまず子猫たちを道路わきの茂みに移動させ様子を見ることにした。

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image credit:Hamdan Shibli

 だが出勤時間が迫っている。早く母親が来てくれるといいなぁ、と願いつつハムダンは後ろ髪を引かれる思いでその場を離れた。

イエネコちゃう!野生の猫、ジャングルキャットだ!

 職場についてからも3匹のことが気がかりでならない。また、普通の猫とどこか違った感じなのも気になっていた。

 その特徴を思い出しながらネットで調べてみたところ、ある事実が判明する。彼らはイエネコではなかった。野生の猫、ジャングルキャットだったのだ。

 ジャングルキャットは主に中近東から東南アジア、中国南部の森林やサバンナなどの川や湖の近くに生息するネコ科の一種だ。成獣の体長は50~70cm前後、体重は5~16kgほど。肩までの高さが36cm近くあり、イエネコより大きく足が長い。尻尾が短いのも特徴だ。

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image credit:Lavi Lilo

 体色は砂色のほかグレーから赤褐色などもあるが、斑点などが無いものが一般的で頭や尾、四肢などに黒の縞模様がある。まれに黒色素過多症で全身が黒い個体やアルビノの個体なども存在する。

 ジャングルキャットはレッドリストでは軽度懸念に分類されている。現時点で絶滅の恐れはないが、イスラエルにおける個体数はわずか600匹といわれている。

こりゃ保護しなきゃ!子猫たちを連れて病院に

 こうしちゃいられない。ハムダンは急いで子猫たちのもとに戻った。彼らはまだそこにいたが母猫はやはりおらず、ひどく衰弱しているためか全く動けない状態だった。

 しかもひどくやせていてよく見るとダニだらけだ。このままじゃ助からないかもしれない。ハムダンは持っていたかごに子猫を入れ、大急ぎで彼らを近くの動物病院に運んだ。

1匹は治療途中で・・だが2匹は頑張った!

 子猫たちの診察がはじまった。だが悲しいことに1匹は重体で生き延びることがかなわなかった。それでもあと2匹は希望が残っていた。彼らは野生動物病院に運ばれ治療を受けることになった。

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image credit:Nehorai Aklian
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image credit:Nehorai Aklian

2匹は両方オスで生後5週間たらずだった

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image credit:Ofer Brill

栄養やビタミン、ミルクも飲んだ

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image credit:Ofer Brill

2匹の課題は体重増加と、元の環境に戻れるかが心配された。

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image credit:Ofer Brill

だが、献身的なお世話が功を奏し、ようやく固形物をたべられるようになった。

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image credit:Ofer Brill

それからどんどん元気になり、食欲も旺盛になった

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image credit:Ofer Brill

自力で食べ物を食べられるようにもなってきた

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image credit:Ofer Brill

うれしいことにこのまま順調なら野生に復帰する見通しもついてきた

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image credit:Ofer Brill

2匹は元気になったよ!

 栄養失調に苦しみながら身を寄せ合っていた子猫に目を留め、通勤途中で病院に連れて行ったハムダン。彼のとっさの判断により、幸いにも小さな2つの命が救われた。

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image credit:Hamdan Shibli
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image credit:Hamdan Shibli

 ボロボロになりながらもなんとか生き延びた強運のジャングルキャット兄弟。彼らはきっともう1匹の分まで元気になり野生に戻ってくれることだろう。

追記:2017/10/25

上記ニュースは英文の記事を元にしたものだが、イスラエルのヘブライ語でのニュース記事だと、発見された子猫は4匹で生き残ったのが2匹と報道がなされている。また、生き残った2匹はエルサレムの聖書動物園に移送され、野生に戻す訓練が行われた後、発信機をとりつけられ野生に戻された。

その後、うち1匹の発信機から非常信号が発せられ現地を調査したところ、溺れて死んでしまっているのを発見したそうだ。だがもう1匹は生きているという。

via:boredomtherapy / neatoramaなど / written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 61件

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  1. いい人に拾われて本当に良かったなぁ。゚(゚´ω`゚)゚。
    ハムダンと獣医の皆さん、そして猫達に幸あれ!

    • +28
  2. ワイルドながらもあどけない子猫の雰囲気があってかわいいね
    母猫さんはいないけど、うまく野生の環境でやっていけるといいな

    • +7
  3. 野生種保護の記事でいつも思うんだけど、保護した動物が現環境を気に入ってるなら無理に野生に還す必要はないんじゃないかな。
    もしくは、ある程度のお金で引き取ってくれる買い手を募集して、売上金を他の保護動物に還元した方が建設的だと思うけど。
    もしもし自分だったらめんどくさくてやらないけどもね

    • -39
    1. ※10
      自分が野生動物なら100%ずっと保護されてたほうがいいわ

      • 評価
    2. ※10
      それを容認しちゃうと、保護したという名目での乱獲を容認することになる。
      証拠がなければ、保護なのか、捕獲したのか判断できない。

      • +41
      1. ※37
        スズメやカラスの保護も認められない理由が、やっと分かった
        世の中動物好きの、善人だけじゃないもんね…

        • +17
  4. 母猫はどうしちゃったんだろ。死んじゃったのかな…

    • +23
  5. サムネと「特別な猫」ってワードからケルベニャスかと思ったら違った
    ジャングルキャットなんて初めて聞いた
    成体さん美脚だなぁ

    • +18
  6. あの・・・・・・・・・・・・
    「あの組織」の関与の疑いがあるのでは?

    • +18
  7. イスラエルじゃ、いつ戦争勃発して絶滅してもおかしくない

    • +5
  8. お乳が出ないと母猫はその場を去る事があるんだよね。

    • +9
  9. 猫科は可愛くてもクロアシさんみたく獰猛なのも居るからなぁ
    ウッカリ保護するのも割と命懸けだったりしそう

    • +4
  10. NNNの勢力はイエネコに限らず、ネコ科全体を網羅しているようだ。
    侮れない組織である w w w

    • +12
  11. い、い、イリオモテヤマネコだぁー
    ヤマピカリャーを思い出した

    • 評価
    1. ※22
      SAIREN2だっけ?久々に思い出した(笑)無駄に凝ったアーカイブが好きだったわ。

      • +3
  12. さすがにちらっと見ただけでイエネコと違うだろ
    足の太さとワイルドさ…かこっいいねぇ

    • 評価
  13. 砂漠だらけの国なのにジャングルキャットってなんか変だね。

    • +1
    1. ※25
      ゲームアプリ版のけものフレンズでネタになっていたね。
      ジャングル生活をしていないのに名前のおかげでジャングルを
      案内する羽目になり、自身もキャラが立たなくなるからと
      無理して案内役を買って出て一苦労するエピソード。

      • +2
  14. 日本だと作り話にしか思えないけど海外だと実話だと感じる

    • -7
  15. クリックリの目がたまらんなあ・・・
    ペットのそれじゃない、こう、一本筋が通った野性味がねえ・・・

    • +3
  16. 無事にすくすく育ちますように。いつか、ジャングル走り回れるようになるといいなぁ

    • +4
  17. かわいいですにゃ。
    足がでかいからそれなりの大きさになることはわかるし、育って来たら家猫と違ってきたけれど、初めの頃は自分だったら見分けられないなあ。

    • +4
  18. 特別な=双頭だと思った人が他にもいて安心した
    顔の角度と足の位置が絶妙すぎる

    • +7
  19. めちゃきゃわ☆
    産毛ぽわぽわ、たまりません。

    • +4
  20. オトナになると顔小さいけどふてぶてしいなw
    かっこいいけど

    • +2
  21. 以前紹介されたマヌルネコの話で、面白おかしく脚色された他所のサイトの記事を見て以来(カラパイアは事実に忠実に書いてました!)、この手の話には少々懐疑的になり、たどれる限り古い記事を探すようにしている。
    で、見つかったのはynetというイスラエルのニュースサイト2016年3月9日付の第1報とその9カ月後、12月2日付の第2報。グーグル翻訳を使ったので正確さには欠けるが、2報を読む限り、もともと見つかった子猫は4匹、うち助かったのは2匹、治療が終わって元気になった後はエルサレムの聖書動物園に移され、野生に戻るための訓練を受けてから、発信器を取り付けられて野に放たれた。ところがその年の11月、兄弟の1匹のほうから非常信号が発信されたので、駆け付けてみたらおぼれて死んでいるのが発見された。でももう1匹の子はちゃんと野生で生きてます(16年12月現在)、という話だった。
    2報の記事→ ttp://www.ynet.co.il/articles/0,7340,L-4887439,00.html(イディッシュ語)

    • +33
    1. あまりの密着ぷりにオルトロスに見えた!

      ※42
      1匹は死んでしまったのか……
      もう1匹は元気に育ってね

      • +10
    2. ※42
      野生に戻すも、1匹は溺れたんですね...
      自然は厳しい。母猫が生きていたら水についての
      知識なんかももらえたんだろうか。
      あと1匹は、ほかの兄弟のぶんまで長生きしてほしい。

      ハムダンさん、職場で空き時間にネットで調べんたんですかね。
      ひょっとして早引けして病院に連れて行ったのかなあ。
      全部が助からなかったのは残念だけど、その状態だったら、
      連れて行ってなければ全部危なかったかも...

      • +15
  22. ウクライナの知人は、同じ様な状況で保護した仔猫が
    ボブキャットだったそうだ。
    その人はお国の許可を貰ってそのまま飼ってる。
    でも、凶暴さは家猫の比で無い上にめっちゃヤキモチ焼きの女子なので
    ガールフレンドは絶対家に招けないと嘆いてた。

    • +18
  23. やっぱ野生って厳しいんだね・・・
    後の1匹が無事子孫を残すまで生きれるといいけど。

    • +13
  24. 保護した方が動物にとっても幸せだろうって意見いつも見かけるが

    予算だって限られてんだぞ
    全部の面倒は見きれない

    • +9
  25. 海外のこの手のニュースみていつも思うけど
    なんでそこらへんに落ちてるんだ
    NNN仕事雑すぎないか

    • +3
  26. 何でもかんでも野生に戻すのは反対
    親のいない環境なんだし数世代掛けたっていいはず

    • +13
    1. ※50
      ブラジル、パンタナールで保護されたジャガーの子たちは
      広い柵の中で成獣になるまで育てられた。
      そこは林や池もあって狩りも練習できる。
      その後巣立った子たちは首輪の発信機で、狩りを成功させ
      生き延びていることが確認された。
      良い方法だが、お金が要るねー。

      • +4
  27. うちは通勤途中にタヌキやイタチの横たわる姿を何度も見てるんで、
    通勤途中に拾った野生動物を野生に返すってのも何か引っかかるなぁ。
    正しい答えなんて存在しないんだろうけど、何ともやるせない。

    • +6
  28. 最近の発信機は非常用信号が出るのか
    一定時間以上位置が変わらないと発信されるとか、そんな感じかな

    • 評価
  29. 1年以上前のことなんだね。 
    ということはこの子ももう大人になってて、嫁さんもらって子供が生まてるかもしれないね。
    野生の世界で4つ子のうち大人になれるのは1匹だけって普通なんじゃないのかなあ。

    この二人のかわいい子のうち一人はもう虹の橋を渡ったのかとおもうと悲しいね。

    • +6
  30. 600匹!!それしかいないのか

    • 評価
  31. 見たことない姿。明らかに普通の猫じゃない。こんなの見つけるなんて僥倖。通勤を遅らせる理由になるかどうかはあれだが。

    • 評価
  32. こういった保護猫をどこかで養って増やす活動とかしないのかな・・・
    凛々しい顔立ちの子猫ちゃんたち
    野生の世界じゃ生き残るのも難しいよね

    • 評価
  33. 猫はただ普通に生きてるだけなのに、それが輝いて見えるのは世の中がそれだけ異常だということだよな。

    • 評価
    1. ※63
      世の中の事象に対して何をもって異常なんて傲慢な事が言えるのかなと?
      逆に私たちは全てを把握しているかのような勘違いをしているだけなんだと思いますよ

      • 評価

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