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19世紀以降、一歩間違えば人類滅亡の危機につながっていたかもしれない10の出来事

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(著) (編集)

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 これまで人類は大きな幸運に恵まれてきた。その強運を振り返ると、我々以外の知的生命体がまだ発見されていないことにも頷けてしまう。

 なにしろ我々人類があわや滅亡するかもしれなかった瞬間を何度も潜り抜けているのだ。

10. ボニージャの観測(1883年)

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 1883年8月12日、メキシコの天文学者ホセ・ボニージャが太陽を横切る400個もの物体を発見。10億トン以上もの彗星が崩壊した破片であった。恐竜を絶滅させた隕石に匹敵する大きさで、これが地球をかすめて飛んでいったのだ。

 大きさは50メートルから4キロまで、破片の1つ1つが核兵器並みの破壊力を有しており、衝突すればツングースカ大爆発のような被害をもたらしていただろう。地球までの距離は400~8,000キロと、天文学的にはまさにかすめるようなギリギリの距離を通過していった。

9. ツングースカ大爆発(1908年)

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 ロシアの森林地帯2,000km2を吹き飛ばした空中爆発で、大気中で爆発した小惑星や彗星が原因と推測されている。広大なロシアの大地における事件であり、幸いにも死者は報告されていない。それでもその爆風は16万人の命を奪った広島型原爆の1,000倍もの威力に匹敵する。

 65キロ離れた場所からの目撃談によると、「空が2つに割れ、森の上空に広がるような炎が見えた」という。
ツングースカ大爆発の原因が解明される(国際研究)

8. コロナ質量放射(2012年)

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 マヤ暦によれば、2012年は世界最後の年になるはずであったが、そうはならなかった。だが7月に異常なほど大きなコロナ質量放射が発生。地球が9日前に通過した地点を引き裂いていった。

 仮に地球を直撃していたとしたら、電気設備は完全に破壊されていたに違いない。被害総額は甚大で、復旧までに10年もの年月がかかった可能性もある。現代社会の息の根を止めたかもしれない出来事である。

7. アスクレピウス(1989年)

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 1989年3月に地球の64万5,000キロ先をかすめた小惑星である。はるか遠くを飛んでいったかのように聞えるが、通過地点は地球が6時間前にあったその場所である。

 衝突した場合、その威力は熱核兵器600メガトン級に匹敵。比較対象として挙げると、世界最大の核兵器ですら50メガトンでしかない。それによって発生するキノコ雲はエベレストの7倍もの高さになるという。

6. 誤報(1983年)

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 1983年9月、ソ連の核兵器早期警報システムがアメリカから発射された大陸間弾道ミサイル数発を検出。5発のミサイルがソ連へ向かっていることを告げた。

 しかし基地の司令官だったスタニスラフ・ペトロフは警報が誤りであると判断。本当に攻撃が行われたのだとら、5発どころか、数百発のミサイルが発射されただろうと説明した。

 幸いにも彼は正しかった。その夜のソ連による報復攻撃を食い止めたペトロフは、人類の救世主である。誤報の原因は、高高度の雲に珍しい角度で日光が当たったことだとされている。

5. B-59潜水艦(1962年)

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 キューバ危機の緊張が最高潮に達していたそのとき、1隻のソ連潜水艦が静かに潜行していた。これを検出した米海軍の軍艦は、手榴弾程度の小型機雷を投下。実はこれは浮上せよのサインであったのだが、それをソ連のクルーは知らなかった。

 反対に米軍側が知らなかったのは、B-59が広島型原爆に匹敵する核魚雷を搭載していたことだ。潜水艦は爆発で左右に揺れ、艦内の温度は38度を超えた。潜水艦の艦長にとって攻撃を受けていることは明らかで、魚雷発射の是非を問うた。

 発射には幹部3人の賛成が必要であったが、たった1人、ワシリー・アルヒーポフ副艦長だけが反対した。彼は攻撃を受けているわけではなく、浮上のサインであると艦長を説得。

 マクナマラ元米国防長官は、「人々が想像している以上に核戦争はすぐそこまで迫っていた」と語っている。

4. ゴールズボロ空軍機事故(1961年)

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 1961年1月、2発のマーク39核爆弾を搭載していたB-52爆撃機が墜落。その際、ノースカロライナ州ゴールズボロ上空で8メガトンの核爆弾が脱落するという事故が発生した。

 当時、米政府は爆弾が起爆したかもしれない可能性について否定しているが、2013年に公開された機密文書から、片方については非常に危険であったことが判明している。

 報告書では、核兵器の安全性について監修したパーカー・ジョーンズが、「単純なダイナモ技術の低電圧スイッチが、アメリカと破滅の間に立ちはだかった」と述べている。核爆弾は広島型の250倍の威力があり、風向きによっては致死的な死の灰がニューヨークまで到達した可能性もあったという。

3. 月のいたずら(1960年)

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 1960年10月、グリーンランドの早期警報レーダー基地でアメリカに対する核攻撃が検出。軍関係者に動揺が走った。

 北アメリカ航空宇宙防衛司令部も大いに色めき立ったが、ふとこう考える者がいた。「なぜソ連は首脳が対話のためにアメリカにいるこのタイミングで攻撃を行うのだろうか?」と。こうして警報の再確認がなされ、どうやら空を昇る月が誤報の原因であることが判明した。

2. 演習を実戦と勘違い(1979年)

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 北アメリカ航空宇宙防衛司令部のプログラマーが危うく第三次世界大戦の引き金を引きかけた。彼らはコンピューターシステム上でソ連の攻撃を想定したシミュレーションを稼働していた。ところが、そのシステムがネットワークを経由して、国中の防衛システムに模擬攻撃データを送信してしまっていたのだ。

 パイロットは家族に別れを告げ、戦闘機が緊急発進。軍は緊張に包まれた。しかし後にシミュレーションであることが報告され、安堵のため息がつかれた。

1. キューバ危機(1962年)

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 1962年10月深夜、緊張は最高潮に達した。核兵器を搭載した爆撃機が飛行し、世界は平和裡に解決が図られるよう固唾を飲んで見守っていた。

 ときを同じくして、ダルース空軍基地の衛兵がフェンスを登ろうとしている謎の人影を目撃。数回発砲し、侵入者ありの警報を鳴らした。これは付近の基地で同種の警報を鳴らすよう設定されたものだったが、ボルクフィールド空軍基地では違う警報が鳴った――それは第三次世界大戦の勃発を告げる警報であった。

 パイロットが召集され、戦闘機や核兵器を搭載した爆撃機に搭乗し、ランウェイに並んだ。そして今まさにロシアへ向けて核攻撃を開始せんとしたそのとき、1台のトラックが大慌てでやってきた。そしてパイロットに誤報であることを知らせようと、懸命にライトを明滅させた。

 では謎の人影は誰であったのか? ソ連の破壊工作員だろうか?

 混乱したクマであった。

via:Top 10 Times The Apocalypse Nearly Took Place/ written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 83件

コメントを書く

  1. 2017年時点で人類が存続してる、って1960年ぐらいの人に言ったら信じないだろーな…

    • +17
    1. それは無いと思いますよ。だって2012年に地球が滅亡するなんて考える人はほとんどいないと思いますよ

      • 評価
    1. ※4
      旧ソ連はもとより現在のロシアに至るまで秘密主義で情報公開の意識が薄いから単に知られてないだけってのは少なからずあると思うけどね

      • +12
  2. 今から十年くらい前にイギリスだったかな?
    重力加速器の実験で失敗したら地球消滅って話があったように思う

    • -2
  3. ネタチョイスがアメリカ感満載やね。もう少しワールドワイドな視点が欲しかったかも。

    • -8
  4. >これまで人類は大きな幸運に恵まれてきた。その強運を振り返ると、我々以外の知的生命体がまだ発見されていないことにも頷けてしまう。

    知的生命体と何の関係が?

    • -13
    1. ※8
      他の星の知的生命体が、俺らほど幸運ではなかったとしたら、宇宙に進出する前に、惑星規模の災害で全滅してるのかも。だとしたら、いまだに宇宙人と出会えないのも当然だ。
      ってこと。

      • +24
  5. 4.のゴールズボロ空軍機事故…8メガトンって水爆じゃねーか?!
    wikiでは2~2.5メガトンになってるけど、どっちにしても途轍もなく強力な奴だ。こんな物を2発も積んでたとか、危ないなんてものじゃないな…

    • +9
  6. 最近の戦争紛争もアメリカが絡むから余計にやっかいになってる

    • +17
  7. 2番めってまさかウォーゲームじゃないよな・・・?
    ソースが他に見つからないんだが

    • 評価
  8. 誤報や勘違いで人類滅亡するのはマジ勘弁

    • +36
  9. 今私あなたがこれを読んでいるのは単にカタストロフが起きなかったバージョンの時空間にいるから、とでも考えないとこんだけ色々あって文明続いているのが不可解でならない。

    • +18
  10. 11.マッカーサー元帥が北朝鮮に大量の原爆を投下することを要請

    • +3
  11. 10.の400~8000キロ?400キロは近すぎるでしょ!

    • +9
  12. 米露関係のはマジでシャレにならないほどヤバかったらしいからな(語彙不足)

    • +19
  13. 結構危ないことが多いんだなぁと同時に惜しいとも。
    さっさと核戦争やってくれていれば、今頃モヒカンになれたのにと思う。

    • -23
  14. ロシア人のファインプレーでなんとか我々人類は生き残ってるんやな
    サンキュープーチン

    • -6
  15. この記事を読む限りはヤンキーの方が血の気が多い感じだな
    しかしゲームやフィクションのような模擬データ流出が~ってのリアルであったんだな
    ゲームでは伝説の英雄とその師の魂が全面核戦争を防いだが

    • +2
  16. ロシアのお偉いさんに冷静な人が多くて助かったな

    • +44
  17. ああああああ危ねぇ…((((;゜Д゜)))…天文系はまだいつか解決法ができそうだけど、ヒューマンエラーはどんなに文明進んでもあるから恐い。

    • +11
  18. 誤報問題は深刻。
    今では虚偽ニュースやツイッターが溢れ、反応しかけた政府高官もいる。

    あと、チェルノブイリなんかも危なかった。

    • +15
  19. uvb-76のブザー音が止まった時は
    正直言ってちょっと怖かったな…

    • +3
  20. 隕石とコロナは怖すぎるな
    なにも知らず死んでたかもしれないんだもんな。

    10年後のカラパイアで今の北朝鮮危機の裏側を知るときが来るかも知れんな。

    • +21
  21. アメリカの野球スタジアムの直上をかすめて飛んでいく隕石の動画がどっかにあったはずなんだが…

    • +2
  22. 今人類がまだ生きているのが奇跡

    ヒヤリハットの法則だと そろそろ本当になるぞ~

    • +7
  23. 7番はこの間モリアーティ教授が
    新宿に落とそうとしたの
    ギリギリ破壊したぞ。(FGO感)

    • -7
  24. ソ連の核攻撃誤認で報復をしないよう命令したのは現場指揮官の独断で、それを理由にその後ずっと冷遇され続けたんだよな
    ちなみに当時の米ソ関係は最悪でもしも判断を軍上層や政府に仰いでたら間違いなく核戦争になってたそうな

    • +17
  25. 人間の判断大事だな、AIがどれだけ進化しても
    意思決定の大事な部分は複数の人の手にゆだねられるものだろうね

    • +2
  26. だが、遅かれ早かれ。
    滅亡するなら人類だけにしてくれ。

    • 評価
    1. ※42
      天文起因の滅亡はもうどうしようもないけど
      人類のヒューマンエラーで地球滅亡とか
      地上の全生命体に申し訳ないもんな

      • 評価
  27. アメリカってそのうち自分で作り出した最凶兵器で自滅すると思う。

    • +2
  28. 「核戦争に勝者はいない」っていうし、土壇場でそれを防いだこの軍人さんたちはまさに英雄。

    • +17
  29. スタニスラフ・ペトロフとワシリー・アルヒーポフは下手な神話の神より偉大

    • +10
  30. 歴史を繋ぐのか♪
    ピリオド打つのか~♪

    • -1
  31. ラ・アーグの核再処理工場の電源喪失事故もやばかったらしいね。

    • 評価
  32. 半分が米蘇の核チキンレースじゃねーか、ホント糞だなあいつら

    • +5
  33. 人類滅亡するかと思ったら、せんのかい!すんのかい!せんのか~い!

    • 評価
  34. びびりが応戦しようと考え、度胸ある奴が待て事実確認が先だってことの繰り返しのような?

    • +6
  35. 人類って隕石や火山噴火以外では意外と全滅はしなさそう。少しでも生き残ってたら再興できるだろうし
    まあ、数が極端に減り首都機能が無くなれば緩やかに絶滅しそうだけど(シマックの都市みたい)

    • +2
  36. アメリカがやらかしたのをロシアがフォロー

    • +8
    1. ※55
      なんだかんだ言って仲が良い?
      といいな。

      • +3
  37. 映画「博士の異常な愛情」みたいなことが現実にあるかもしれなかったわけですね。

    • 評価
  38. はっきり言って人間は隕石、噴火以外では絶滅しないよ。
    全世界に殺虫剤を撒いてもゴキブリが絶滅するとは思えないのと同じで、
    世界中の核兵器を使っても必ず一定数は生き残る。
    そして数十年で復興。
    特に米露の核戦争なんて周辺国は汚染を気にすればいいだけで直接核兵器が落ちてくるわけじゃないし。

    • -7
    1. >>57
      印パの核戦争レベルでも核の冬で農業が世界的に壊滅して(アジアとアフリカ中心に)餓死者数十億って話だ

      そもそも冷戦時代はほぼ全ての国に米ソどっちかの核の照準が合っていた
      殆どの国がどっちかと同盟していたからな
      正式な同盟でなくてもソ連と友好条約結んでたり米軍基地があったりしたから

      • +4
      1. ※63
        世界に何人いるか知ってる?73億人だよ。
        9割死んでも絶滅はしないと思うけど。

        • -5
  39. これは小ネタなんだが、ツングースカと”レニングラード”は
    ほぼ同じ緯度にあるんだ。
    で、その大爆発があった同じ時間に、”レニングラード”に
    レーニンが居たんだ。
    もしも、ツングースカに落ちた天体がもう少し空気を
    読んでくれていたなら、これほど大規模に共産主義が
    世界に流行らなかったかもしれない。

    • -3
  40. キューバ危機時は今の北朝鮮なんか比較にならんほどやばかったんだろうな・・・
    それにしても核ミサイルの検知ガバガバ過ぎないか?

    • 評価
  41. 今も誰かが、核戦争の危機を防いでくれているのかもしれない、、

    • +8
  42. ヒューマンエラー多過ぎだろ。。
    まぁその為に多重のチェックがあってそれで止まってるようだが

    • +3
  43. 人間って愚かなんだなぁ… と同時に、最後の砦になるのもまた人間だったりする。

    • +7
  44. やっぱ全面核戦争には誰しもが慎重になるんだな…

    • 評価
  45. そもそも、なぜ核兵器なんか作ったのか…

    • +2
  46. ネタかもしれんけど1960年の人ってまだ全然生きてませんかねw

    • 評価
  47. ソ連側の冷静な判断がなかったらと思うと..オソロシヤって言ってすみませんでした

    • +2
  48. 危険だけど、あるいは一か八かの生存本能なのかもしれない、いつか隕石がくるときの迎撃をするための

    • 評価
  49. 12マッカーサーによる満州進行計画
    マッカーサーは日本を倒したあと満州の権益を確保出来ると考えていたがソ連が進入し何もアメリカの手に入らなくなってしまったので、日本の兵士と進駐軍で攻め込もうとした。

    • -1
  50. なんとなくしか知らなかったキューバ危機って、そんなに危なかったんだ…
    これからは、ちゃんと本読んだり色んなもの調べるようにしよう。

    • 評価
  51. こわっ
    さらにありそうだし、怖いな
    ソ連側の情報は少なそうだし
    キューバ危機らへんがやばいみたいだな
    今はどうなんだろう

    彗星はどうすればいいかね アルマゲドンかね

    • +1
  52. Jアラートは誤報ばっかで狼警報になりそう
    一昨日くらいに高気圧の影響で波しぶきが豪雨なんて気象観測もあったね

    • 評価
  53. 綱渡りすぎて神の実在すら信じてしまいそうだ

    • +3
  54. 日本が開発したアビガン錠がなければエボラで人類は滅亡していただろ。

    • 評価
  55. 人類が種として存続する為に必要な最低限の人数は男15人女50人だったか
    最悪それだけ生き残ってればとりあえず滅亡は回避できるらしいよ

    • 評価
  56. 誤報で何回世界を滅亡させようとしているのか本当に迷惑だ。
    核保有国だけ別の星に移り住んで欲しい。

    • 評価
  57. 民主主義国家が、「ちょっとしたミスで人類が滅亡しても一向にかまわない」って投票されてるのって怖くね?

    地球人何考えてんの?

    • 評価
  58. よもや別のコロナによって危機に曝されようとはな

    • +1
  59. 今も昔もコロナってろくなことせんのやな
    企業除く

    • 評価

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