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どれどれこの犬は… 施設を訪問し猫との相性をチェックする重要任務に就く猫

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(著)

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 アメリカの高齢犬の保護施設に隔週で訪れる猫は、重要な任務を担っている。施設の犬たちが、猫のいる家族でもうまくやっていけるかどうかを、前もってチェックするのだ。

 猫との相性が良ければ、猫がいる家族にも引き取ってもらえる可能性が高まる。

 犬と猫の相性の悪さからくるトラブルを未然に防ぎ、新しい家族との幸せな未来を繋ぐために活躍する猫たちは、「猫テスター」と呼ばれている。

初代猫テスターに抜擢された猫

 カリフォルニア州サンフランシスコにある、主に高齢犬を保護している施設「Muttville Senior Dog Rescue」の初代猫テスターに任命されたのは、茶色の毛並みを持つオスのマスタッシュだ。

 マスタッシュは普段から犬がいる環境に慣れており、見知らぬ犬に対しても全く動じないおおらかな性格をしていた。

  飼い主であるミッシー・ドミンゲスさんがマスタッシュを犬がたくさんいる施設に連れて行っても全く物おじしなかった。

 とても落ち着いていて、犬の反応を見るテスト役にはうってつけだ。

  マスタッシュは犬たちが自分から近づいてくるのを静かに観察し、時には犬に対してやさしく近付いていき、態度で好意を見せるという独自の戦略で犬を安心させている。

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マスタッシュがつないだ多くの命と悲しい別れ

 猫テスターとしてのマスタッシュの働きは、施設の高齢犬たちが新しい家族を見つけるための大きな助けとなった。

  マスタッシュのテストによって猫と仲良くできることが証明された犬たちは、次々と先住猫のいる家庭へと迎えられていった。

 多くの犬を幸せに導いたマスタッシュだが、マスタッシュ自身も高齢で、進行性の腎臓病を患っており、ドミンゲスさんのもとで静かに闘病生活を続けていた。

  数年にわたる闘病の末、マスタッシュは腎不全によりこの世を去った。

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  マスタッシュの死は施設のスタッフやドミンゲスさんに深い悲しみをもたらした。マスタッシュが残した功績は計り知れないものだった。

マスタッシュの意志を受け継いだ後継の猫テスター

 マスタッシュの死を悼む中、施設は猫テスターという重要な役割を引き継ぐ後継者を見つけ出した。

 マスタッシュと同様に猫テスターとしての完璧な素質を備えた、リトル・デュードという名前の猫である。

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 生後5週間で飼い主のコリーナ・ウォルシュさんに引き取られたリトル・デュードは、すぐに同居している愛犬ティンカーベルと仲良くなった。

 犬と一緒に育ったリトル・デュードは犬のボディランゲージを読み取ることに長けている。

 犬が過剰に興味を示してくる場合は適度な距離を取り、リラックスしている犬には自分から近づいて匂いを嗅ぎ合うという見事な対応を見せている。

猫が繋ぐ命のバトンと永遠の家族への架け橋

 リトル・デュードの活躍により、現在も多くの保護犬たちが猫との相性テストに合格している。

 テストを経て猫に友好的と判断された犬たちは、先住猫の待つ新しい家へと無事に旅立っている。

 初代猫テスターとして道を切り開いたマスタッシュの伝説は、今も施設で語り継がれている。

 犬と猫を繋ぐ重要な任務は、後継者のリトル・デュードへと確実に引き継がれた。

  犬が猫と仲良く暮らせることを自ら証明する猫たちの働きは、種を超えた命のバトンリレーとしてこれからも多くの動物たちを永遠の家族の元へと導いていくことだろう。

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この記事へのコメント 2件

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  1. ニャンコ面接官か!
    可愛いし、有能だわ。

    • 評価
  2. チワワの顔が先輩に怯える新入部員のそれ

    • 評価

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