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南米大陸でもっとも小さなネコ科動物、「コドコド」の魅力にズームイン!

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南米大陸最小の野生の猫ネコ科 コドコド Image credit: Mauro Tammone / commons.wikimedia CC BY 3.0
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 南米チリとアルゼンチン南西部の森には、南米大陸で最も小さな野生のネコ科「コドコド」が暮らしている。

 成獣の体重はわずか2〜3kgほどで、一般的なイエネコよりもひとまわり小さい。

 夜になると活動を始め、竹や低い草の茂みをすばやく移動して獲物を狙う。警戒心が強く、人の前に姿を見せることはほとんどないため、その生態はいまだ謎が多い。

 だが近年、観察記録が少しずつ増え、この小さなハンターの暮らしぶりが見えてきた。コドコドの生態に迫ってみよう。

南米大陸最小のネコ科、コドコド

 南米のチリ南部とアルゼンチン南西部の森には、南米大陸で最も小さな野生のネコ科「コドコド(学名:Leopardus guigna)」が暮らしている。

 チリ南岸の沖合にあるチロエ島でも確認されており、この冷涼で湿った島の森はコドコドにとって理想的な環境になっている。

 コドコドはネコ科オセロット属の肉食獣で、地元では「ギーニャ((guiña)」と呼ばれている。

 成獣の体重は約2〜3kgと一般的なイエネコよりも小さい。体長は39〜51cm、肩の高さは約25cmで、尾の長さは約23cm。オスの方がメスよりやや大きい。

 体の毛は灰褐色から赤褐色で、白いお腹を持ち、全身に黒い斑点がある。尾には黒い輪模様が入り、先端は黒くなる。

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Image credit: © Denisse del Campo via iNaturalist (CC-BY-NC)

 まれに全身が黒い「黒変種」も見られる。

 これは、毛の色を決めるASIP(アグーチシグナリングタンパク質)という遺伝子に起きた変化が原因で、コドコド特有のものとされている。

 この変化によって、毛に含まれる黒い色素(メラニン)が過剰に作られるようになり、体全体が黒一色になるのだ。

 チロエ島など一部の地域ではこの黒い個体が比較的多く確認されており、研究者らは2015年に発表した論文で、暗い森や夜間の狩りで目立ちにくくなるなど、何らかの適応的な意味を持つ可能性があるのではとみている。

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Image Credit: © Ulrich Pörschmann via iNaturalist (CC-BY-NC)

夜に活動する小さなハンター

 コドコドは短い脚と、筋肉質でがっしりした体つきが特徴だ。体は小さいが運動能力が高く、木登りや跳躍も得意である。

 夜になると活動を始め、森の中を静かに移動し、竹や草の茂みのあいだをすばやく走り抜けながら獲物を狙う。そのため、人の目に触れることはほとんどなく、「森の幽霊」とも呼ばれ、観察が難しい動物だ。

 主な獲物はげっ歯類だが、鳥や小さな爬虫類を捕まえることもある。ときには動物の死骸を食べることもあり、森の生態系の中で重要な役割を果たしている。

 夜に活動するのは、暗闇を利用して獲物に近づき、気づかれずに狩りを成功させるためだ。小さな体に似合わず、動きはすばやく正確である。

 2020年にはコドコドの鳴き声が初めて録音され、複数の鳴き声を使い分けることが確認された。

 この研究は、これまで謎に包まれていたコドコドのコミュニケーションの仕組みを知るきっかけとなった。

コドコドを脅かす存在

 コドコドは常緑樹林や落葉樹林、針葉樹林など、木々が密集した森を好む。こうした森は、狩りの際に身を隠したり、子育てをしたりするのに欠かせない。

 竹や低木が生い茂る場所に巣をつくり、敵から身を守りながら暮らしている。しかし、森林伐採が進むと巣を作る場所が減り、生息域が分断されてしまう。密集した植生に強く依存しているため、森が減れば生き延びることが難しい。

 しかし、森林伐採や土地の開発によって、こうした安全な場所が失われつつある。密集した植生に強く依存しているため、森が減れば生き延びることは難しい。

 生息地の分断によって個体群が孤立し、繁殖にも悪影響を及ぼすおそれがある。

 森の減少に加え、家畜のニワトリを襲うとみなされ、農家に害獣として駆除されてしまうこともある。だが実際には、主に野生の小動物を捕食しており、人の家畜を狙う例はほとんどない。

 また、道路での交通事故や放し飼いの犬による襲撃、森林火災の増加も、コドコドの生存を脅かしている。

 国際自然保護連合(IUCN)は、コドコドを「低危険種」に分類しているが、野生の成獣は約2万6千〜10万頭と推定されており、その数は減少傾向にある。

 アルゼンチン南西部のパタゴニア地域では、2024年の研究で、局所的に絶滅の危機に瀕している可能性が報告されている。

コドコドを守るためにできること

 それでもコドコドは、厳しい環境の変化に対して驚くほどの適応力を見せている。生息域が狭まった今も、茂みや植生が残された、人間の生息域近くの狭い森の中で生き延びているのだ。

 だがその「適応」が生き残りを保証するわけではない。森がさらに失われれば、コドコドが暮らすための隠れ場所と獲物の両方が消えてしまう。

 森が生き続ける限り、コドコドもまたその中で生きていける。その未来は、私たちがどれだけ森を守ることができるかにかかっている。

編集長パルモのコメント

パルモの表情、普通

そういえば少し前にカラパイアで似たような猫紹介したなと思ったら「コロコロ」だった。「コロコロ」がいたり「コドコド」がいたり、なんか響きもかわいくていいね、南米のネコ科は。

References: Nlm.nih.gov / Italian Journal Of Mammalogy / Kodkod

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この記事へのコメント 21件

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  1. 顔のバランスの所為で『コドモコドモ』に見えるわ

    • +6
    1. まあヤマネコの種類なんやろね
      イエネコとも交配できそうだし

      • +1
  2. いっぱい元気で生きててほしい🤲
    愛らしい生き物達。
    とそれを生かす場。
    ニンゲンさんが大好きな高価な贅沢品の数々-スマートシティとか豪邸や高級車やめくるめく金ピカの文明プロダクトよりもpricelessに尊い。

    • +14
  3. コドコドの映像がこんなにたくさん!
    以前は超短い動画しか見つけられなかったので、うれしい。

    • +11
  4. 前の記事で家畜化傾向のアライグマは顔つきが丸くなるって言ってたのに、こいつはサバイバーの癖に顔が丸顔猫すぎる…

    • +15
  5. 黒コドちゃん
    フツーの黒猫と見分けつかないw

    • +9
  6. 神戸に本拠地のある某通販会社がアップをはじめました
     ※回し者ではありません

    • 評価
  7. まあヤマネコの種類なんやろね
    イエネコとも交配できそうだし

    • 評価
  8. 体の大きさの割に顔が子供ぽいからコドコドでは無いのね

    • +1
  9. 「あの薮の中にいるよ」「こどこどこどこど・・・」

    • 評価
  10. 🐶「もっとも小さなネコ科動物だってさ」
    🐱「どこどこ?」

    • 評価
  11. うちの7kgのオス猫の横綱(デブじゃない、ガチムチの筋肉質)の半分くらいなのか。可愛いな〜と思って顔を見たら目付きがけっこう鋭い。さすが野生。うちの横綱負けるかも知れん。

    • +2

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