この画像を大きなサイズで見る爬虫類にも感情や認知能力がある可能性は、これまでも一部の研究で示されてきた。そうした中、イギリスの研究チームがアカアシガメに「気分の浮き沈み」があることを示唆する新たな実験結果を発表した。
特別なきっかけがなくても、しばらく前向きな気分が続いたり、不安な状態が続いたりする、そんな“心の波”がカメにもあるかもしれないというのだ。
この研究は、爬虫類の「感じる力」について、理解を一歩深めるきっかけとなるかもしれない。
この研究は『Animal Cognition』誌(2025年6月28日付)に掲載された。
行動から気分を読み取るテストをアカアシガメに初実施
イギリス、リンカーン大学の行動科学研究チームは、15匹のアカアシガメを対象に、哺乳類や鳥類に用いられる「認知バイアステスト」を応用し、行動から気分を読み取る調査を実施した。
アカアシガメは南米北部の森林やサバンナに生息するリクガメの一種で、体長は30〜40cmほどに成長する。名前のとおり、四肢や頭部に赤やオレンジ色の斑点があるのが特徴だ。
温暖で湿潤な環境を好み、果実や葉、花、小動物などを食べる雑食性で、比較的穏やかな性格をしており、ペットとしても人気がある。
今回の実験では、囲いの中に5つの餌皿ポイントを設け、カメたちに「この位置には餌がある」「こちらにはない」というルールを学習させた。
そのうえで、餌があるかどうかがわからない曖昧な中間地点に皿を置き、カメたちの反応を観察した。
ある個体は「あるかも!」と期待して近づき、別の個体は「どうせないだろう……」と慎重に距離を取った。
こうした行動から、それぞれのカメが“楽観的”あるいは“悲観的”な気分状態にあると判断された。
この画像を大きなサイズで見る気分の浮き沈みと行動に関連性
続いて行われた実験では、カメたちに未知の物体を見せて「不安行動」を測定した。
どれだけ首を出して近づいたかといった“ボディランゲージ”も観察された。
また、囲いの色や床材の素材を変えることで、環境の変化に対する反応も調査された。
その結果、曖昧な場面でも積極的に行動した個体は、新しい状況にも前向きに反応し、不安傾向が低いことがわかった。
つまり、気分の浮き沈みと、不安行動のあいだには関連性があると考えられる。
研究チームは、こうした行動から「アカアシガメにも、哺乳類や鳥類と同じように、出来事と関係なくしばらく続く心理状態「気分」が存在する可能性がある」と結論づけている。
これは、科学論文として爬虫類に認知バイアステストを適用し、気分の存在を示唆した初めての例だ。
この画像を大きなサイズで見る爬虫類にも気分の波がある
研究チームのオリバー・バーマン教授は「これは爬虫類が世界をどう感じ取っているかを理解する大きな一歩だ」と述べている。
従来の無感情というイメージとは対照的に、カメたちは「前向きな気分が続く」「慎重な状態が続く」といった心のゆらぎを示しているかもしれないのだ。
この研究には進化の観点からも重要な意味がある。
もし爬虫類にも心の波があるならば、哺乳類や鳥類と共通の祖先がすでにそうした能力を持っていた可能性がある。
逆に、アカアシガメが独自に進化させたものであるならば、どの段階で感情が生まれたのかを探る新たなヒントになる。
さらに、ペットとして飼われる爬虫類が増えている今、「心の波を持つ動物」としての理解が、飼育環境や動物福祉のあり方を見直すきっかけにもなる。
この研究に参加した爬虫類の認知・行動研究の第一人者であるアナ・ウィルキンソン教授は、「動物福祉の議論は、対象となる動物に感情的な状態があるという証拠なしには成り立たない」と語っている。
References: Springer.com / New study shows tortoises experience feelings similar to our own














今日はウサギと競争する気分じゃないんだ・・・
昆虫以外は生きる習慣が違えど、喜怒哀楽は人間と同じだと思ってる。
だからサイコパスな亀もいるかもしれないよね
カメにだって、いけいけハイテンションな時も、とてつもなくブルーな時もあるだろうとは思うんだけど。
でもこのテストが示すのは、「腹が減った。とりあえず何でもいいから食べたい」とか「今はそれほど、おなかがすいてはいないんだな」みたいな気分の変化かも知れないと思う。
🐢「日曜日の午後になると憂鬱になるの」
学習をする以上、環境の違いで性格にも違いが出るのは当然っちゃ当然かも
亀を3匹飼ってたけど一番大きなキバラガメと小さなクサガメは日光浴のときいつも一緒だった。30歳でキバラが死んでから小亀を外に出しても物陰に引っ込むようになった。寄らば大亀の陰とでも言うのか、一匹で広いところにいるのは不安なんだろう。
個体ごとの性格の差についてはどれくらい考慮されてるんだろう?
カメはまだ甲長数センチの頃から、(全く同じ種類でも)驚くほど性格や行動、食べ物の好みに個性があって、人間と同じように基本的な性質はそのまま引きずって成長するので…。
子亀の頃からウェーイで好奇心旺盛なのも、ビビりなくせに超頑固な奴もいる。
愛玩用に飼育しているのと違って、実験前から個体ごとの行動パターンを日常的に把握していたわけじゃないだろうから、餌や環境変化への反応だけで関連づけるのはやや強引な気がする。
1愛好家としては、性格関係なく彼ら1匹1匹の気分の浮き沈みは日々当たり前のものとして存在してて、飼い主や見知らぬ存在への反応も、その時々でまるで違うのを実感している。
ひっくり返った亀をみんなが寄ってきて助ける動画ってたくさんあるよね、無感情じゃできない気がする
以前観た動画で、タイ王国で作業員が海中作業してたらウミガメがやってきて
「なにしてるん?」て感じで前足(ひれ)でちょっかい出してたのだけど、
哺乳類や鳥類なみの好奇心は確実にあるんじゃないかと思う
ヤモリ複数匹飼ってるけど、気分の浮き沈みは確実にあるよ。
どんな生き物にもそういう感情はあると思う
ないと考えるほうがおかしい
どんだけ上から目線なんだよ
「あるだろう(推定)」から、実験で「ある(確定)」になるのが大きいのだ
スケボーに乗る亀を見てると亀にも気分や気持ちがあるって感じる