メインコンテンツにスキップ

飼い主が亡くなり行き場を失った犬を救ったのは、犬と交流を持っていた配達員だった

記事の本文にスキップ

13件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 犬は、自分のことを好きな人間がわかるものだ。そしてその愛情に全身で応えようとする。アメリカ・カリフォルニア州の集合住宅に住んでいた犬は、UPSの配達員女性のことが大好きだった。

 配達トラックが来ると、犬は一目散に配達員のもとへ駆け寄っていき、やさしい交流を楽しんでいたが、ある日飼い主を失う悲劇に見舞われた。

 犬はひとりぼっちになってしまい施設に引き取られることを知った配達員は、犬を引き取ることを申し出た。

 現在はこの犬は、配達員女性が飼っている犬と共に、家族として幸せに暮らしているようだ。

UPS Driver Adopts A Dog On Her Route After Owner Dies

UPSの女性配達員と仲良しの犬

 2017年、カリフォルニア州ランチョ・クカモンガの集合住宅で、ティナさんという女性に飼われていたピットブルのレオ(オス)は、UPSの女性運転手ケイティ・ニューハウザーさんが配達に来るのを、いつも心待ちにしていた。

 レオは、ケイティさんの運転するトラックが住宅前に現れると、大喜びして駆け寄っていく。

 そんなレオの姿を見て、犬好きで犬を飼っているケイティさんも愛おしさで満たされていたようだ。

とにかく、私に会ったら大喜びしてくれるんです。いつも走り寄ってきては私の手を舐めてくれるんです。

その後トラックの運転席に飛び乗って、座席辺りの匂いを嗅いでいます。

私は、次の配達先に行かなければならないし、レオを連れて行くことができないのに、レオは運転席から出ようとしないんですよ。

Facebookで開く

 レオとのわずかな時間の交流は、ケイティさんにとっても楽しみだったようだ。

Facebookで開く

飼い主を失くしたレオはひとりぼっちに

 その後ケイティさんは、レオの飼い主のティナさんとも顔を合わせるようになり、2人の間に会話が生まれた。

いつものようにレオを撫でるために立ち止まったら、ちょうどティナさんがレオを散歩させていたので、話しかけました。

私も犬を飼っていて、犬が大好きなので、配達先の顧客が犬を飼っているのなら必ず立ち止まって話しかけるんです。

この画像を大きなサイズで見る

 ケイティさんとレオの交流は、1年以上続いた。しかし2016年の10月、ティナさんが亡くなった。

私は休暇を取り終わって仕事に戻り、配達でティナさんの住んでいる集合住宅に行きました。

トラックを停めるときに、ティナさんの息子のキャノンさんが、家具を後ろに積んだ車に乗って出てきたのを見て、「あれ?なにしてるんだろう」と思いました。

私が彼に手を振ると、彼も車から手を振ってくれました。

そのとき、もしかしてレオはティナさんと住宅を出ていくのかなと思いました。

コンドミニアムの管理団体が、レオがピットブルだという理由で厳しい目を向けているということを、私は以前にティナさんから聞いていたので、ついに引っ越すのかなと。

 ケイティさんは、ティナさんに電話をかけたが、彼女の電話はそのまま留守番電話になってしまう。

 そこで彼女はティナさんの Facebookアカウントをチェックした。そこでティナさんが亡くなったことがわかったのだ。

 ショックを受けたケイティさんは、息子のキャノンさんに連絡を取った。レオのことが気になったからだ。

 キャノンさんが海兵隊に所属していて、間もなく訓練のために別の国へ出発することを知っていたケイティさんは、キャノンさんにこのように話した。

あなたがこの国に戻ってきて、レオを引き取る決心がつくまで、私がレオを預かってもいいかしら。

 この申し出をキャノンさんは快諾。次の土曜日にケイティさんは早速レオを迎えに行った。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Katie Newhouser/Facebook

私服で迎えに来たケイティさんをレオはちゃんと認識した

 ケイティさんがレオを迎えに行ったとき、UPS トラックを運転しておらず、制服も着ていなかった。それでも、レオはすぐに大好きなケイティさんのことをすぐにわかったそうだ。

レオは私に駆け寄り、私に向かって吠え始めました。UPSのトラックに乗っているときと同じ反応でした。

それから、レオはすぐに私の車に飛び乗りました。車に乗るのが大好きなので、ただ飛び乗っただけでしょうが、いつものトラックじゃないので少々混乱しているようでした(笑)

 ケイティさんの家には、すでに3匹の先住犬がいる。だが、レオのことはどうしても放ってはおけなかったと言う。

飼い主を失ったレオに、行き場がないのはわかっていました。

避難所に閉じ込められてしまったり、レオにとってあまり好まない人に引き取られてしまたりするのは望ましいことではないと思いました。

 ケイティさんの3匹の飼い犬が、レオを連れ帰ってどんな反応をするか分からなかったが、裏庭で一匹ずつにレオを紹介した。

何も心配する必要はないことがすぐわかりました。3匹はレオの匂いを嗅ぐと、一緒に裏庭を走り回り始めました。すぐに打ち解けたんです。

Facebookで開く

ティナさん恋しさに鳴くことも

 レオは、次第にケイティさんと3匹の仲間との暮らしに慣れてきたが、やっぱり元の飼い主だったティナさんのことをとても恋しく思うことがあるようで、ときどき夜になると鳴き声をあげることがあるという。

Facebookで開く

 その声を聞くたび、ケイティさんの心も痛むが、レオは少しずつ乗り越えていくしかないようだ。

 「レオは大きな赤ちゃんのよう。今まで会った犬の中で、最も優しい犬の1匹」と、語っているケイティさんは、レオの悲しみが少しでも癒えるよう、日々愛情を注ぎ続けている。

 大好きなケイティさんの家族に迎え入れられたレオが、今幸せであることは間違いないだろう。

References:UPS Driver Adopts Pit Bull On Her Route After His Owner Passes Away / written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 13件

コメントを書く

  1. マジで最高に素敵な話よね
    いやそれほどじゃないのかもなんだけど、
    先住犬がサクッと受け入れたって辺り、やっぱ飼い主さんのキャラクターが関係してるんじゃないかなって
    自分のセコさとか小ささを思い知らされるっていうか、まぁとにかく私的には素晴らしい話だった

    • +49
  2. カラパイア定番の「不幸な目に遭っても引き取られて幸せをつかむ動物」の話、読む前から内容はほぼ予想がついても、やはり読んで、うるうるに浸ります。
    そして、一匹でも多くの動物が幸せをつかんでほしいという思いを新たにします。
    ぱるもさん、いつもありがとう。

    • +48
  3. 可愛がられてるピットブルはお目目が穏やかね
    かわいい

    • +42
  4. 三匹で写っている画像、真ん中の子の顔が好きすぎる。

    • +24
  5. 四頭目を快くお迎えしてくれたケイティさん。
    なんて寛大で優しくて素敵なんだろう!

    • +17
  6. ピットブルなのにって言い方は失礼だけど、本当にかわいくて優しい目してるね

    • +19
  7. 写真を見ても元の飼い主さんは50手前だろうし
    急になくなるなんて本人もご家族も思わなかったんだろうな
    レオ君が幸せでありますように、残された息子さんも心が癒されますように、R.I.P

    • +27
  8. ピットブルを引き取るって、覚悟が必要だろうに即決したのは本当に愛があったんだなと思う。先住犬も合わせて全員に幸多からんことを。

    • +16
  9. ケイティさんに飼い犬の匂い着いているのと
    配達先でレオの匂いが着いて帰って来るので
    引き取られる前から匂いで互いの存在を知っていた犬達
    初対面の時も
    「おお、君か」って感じで警戒しないで
    すぐに仲良くなれたんだね

    • +31
  10. ほんとにほんとに、心温まる話だと思う。
    ほかの人もコメにある通り、困難な状況にあった動物が幸せになる話は何度読んでも感動する。
    ただアメリカではピットブル始め、犬に殺された人や子供、同じ犬などの動物が絶えない。
    やさしい子だけではないんだ。
    だから自分は外では犬をリードでつなぐ法律があり、国民が順守している日本に住んでて良かったとしみじみ思う。

    • +8

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。