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「早く助けに来るニャ!」木や電柱から下りられなくなった猫たちに、下り方を教える新しいスタイルで救助活動を行っている男性

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26件のコメントを見る

(著)

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 高い木や電柱に登って降りれなくなってしまう猫は、世界中で後を絶たないようだ。マランダーでもアメリカのCANOPY CAT RESCUE(CCR)など、そんな猫たちを救出する活動を紹介してきているわけだが。

 今回はロシアから、単に猫を抱いて助け下ろすのではなく、猫たち自身に「下り方」を教えようとする救助者の姿をご紹介しよう。

Фред смог

 この映像は、ロシアのグラノフシチナで撮影されたものらしい。フレッドという名前の猫が、電柱のてっぺんから降りられなくなってしまったんだ。

 そこで駆けつけたのが、普段は樹木栽培を生業としているヴォーヴァことウラジーミル・バセチキンさん。

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 早速木登りのスキルを駆使して、フレッドのところへ。だがヴォーヴァさんがほかの救助者と違っているのは、単に猫を抱っこしたり袋などに入れたりして救出するのではなく、猫自身が自分の足で下に下りられるよう「指導」する点にある。

「いいかい、この足はここ、次にこの足をここ、それからここ!」と、手取り足取り順番を教えていくよ。

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 最初は高さもあっておびえていたフレッドだが、ある程度のところまで下りてまで来ると自信がついたのか、自分で下に下り始めた!

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 もう大丈夫! 下で待っている飼い主さんのところまであと一歩だ!

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 もちろん、すべての猫がちゃんと自分で降りられるようになるわけではなく、最後までレッスンが続くこともある。こちらのハックという名前の猫は、もう少し苦労したみたいだ。

Тренинг Гека – опять учу котика спускаться с высоты самостоятельно

 ヴォーヴァさんは、普段はイルクーツクで仕事をしているんだそうだが、「猫を助けて!」という要請があると、半径100㎞圏内なら気軽に駆けつけるんだそう。

 今はどっちが本業だかわからなくなるくらい「猫助け」の依頼も増えたため、YouTubeチャンネルを分離するまでになったんだそうだ。

 巷の猫さんたち、ヴォーヴァさんが本業に専念できるよう、ぜひちゃんと下りられるかを考えてから木や電柱の上っていただきたいものである。

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

    1. >>1
      ぬこ氏「そこに電柱があるからニャ」

      • +9
    2. >>1
      天敵から逃れて安心したい本能と例えば木に上ると美味しそうな鳥さんもそこにいてラッキーだから

      • +3
    3. >>1
      上向いて上に進むのに鉤爪がめっちゃ便利なのでつい…
      動画みたいに上向いたまま一歩ずつ後退すれば戻れるだけど、やっぱそんなかっこ悪くて無防備なことするよりは進行方向に向きたくなっちゃうし、下向くと爪かけられないし、登ると後悔はする
      あと気軽に後退と言うがな、「手を前に滑らせて持ち上げて爪を外して一歩ごと戻る」手順もなかなか難しい、ので手取り足取り教えてる先生がいないと一般猫は会得しがたい
      先生はすごい。

      • +6
  1. >半径100㎞圏内なら気軽に駆けつけるんだそう。
    知ってたけどやっぱりスケールが違う…

    • +21
    1. >>2
      北海道にも70km先のイオンの看板立ってるけどスケールが大きいわね

      • +6
  2. みゃーみゃー鳴きながら降りる決心をしたようだ
    ちゃんと教えた甲斐があったね

    • +17
  3. ものの数分で降りれるようになるの凄い!
    猫も教わりながら落ち着きを取り戻してるように見えるし

    • +12
  4. 当然 全然感謝なんてしていない顔をしているのだ

    • +9
  5. 助かったニャ~からの急なスパルタに「ニャにすんの!」感が笑えた

    • +15
    1. >>8
      分かるw
      もんの凄く怖くてニャニャーする余裕無くなってるの草
      お疲れ様でした、怖笑えていい動画だったw

      • +4
  6. あの紐引っ掛けて木に登るスタイルを見ると、高杉ィ〜 高杉ィ〜 (カーン)って昔のCMが脳内で再生されるの分かる人おる?…

    • +7
  7. 丁寧に根気よく教えてるのも
    それに習って降りていく姿にも、
    もう少しだ頑張れ~!って応援してしまいました(*´з`)

    • +13
  8. 次登ったら降りれるようになるんかな…
    まずてっぺんから木の側面に張り付くのが難しそうですよね
    なかなか怖い救助…

    • +4
  9. こうやって助けてくれるニンゲンがいなかった時代、降りられなくなった猫達はどうしていたんだろうか……

    • +3
    1. >>14
      子供の頃飼ってた猫が外から戻って来たら足怪我していて
      病院に連れて行ったら「高い木から降りたりしたのでしょう。骨折ですね。」言われた。

      • +4
    2. >>14
      朝、木の上に居た猫が夕方になっても降りてなかったから
      ハシゴかけてやったら、ハシゴ無視して下向きに木の幹の表面歩いて降りてきやがった
      動画のような枯れたマルタじゃなくて生きてる木なら皮に爪がしっかり食い込むから掴み歩きできるんだねえ
      動画のもそうだけど猫も覚悟決めて勇気さえ出れば意外となんとかなるのかも

      • +1
  10. こりゃ根気要るわw
    けどこれならまた高い所に上がっちゃっても自力で降りられる子が増えるかもね

    • +9
  11. 見てるだけで足がすくんで息ができなかった
    指導もいいけど、命綱つけてからにして欲しい

    • -2
  12. ネコは好きだし高所も得意だけど 通電してるだろう電柱に登ってね~、さすがロシアだわ。雨が降って無くて良かったね。

    • +4
  13. 動物にも「手取り足取り」が通じるんだと感動した

    • +11
  14. 二度目も助けてあげられるとは限らないだろうからなあ
    次は自分で降りられるように教えてあげるのはすごくいい発想

    • +9
  15. なにもこんな高いとこでOJTしなくても((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    • 評価
  16. 高層タワーの電球交換といい、高所作業人さんたちスゴイなあ!
    昭和の途中までは、日本にも木の電柱あった。
    超高いサボテンの頂上にクーガーが乗ってる写真があったけど、あの子どうしたかな。。。

    • 評価

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