
image credit:Facebook
愛するペットが、突然迷子になり、そのまま行方不明になってしまったとしたら? しかもそのペットは高齢で、さらに障害を持っていたとしたら? 心配で居ても立ってもいられない日々を、どれだけ過ごすことになるのだろうか。イギリスのロンドンで暮らすアリソンさんは、先月のある日、2年前に行方不明になった義父の飼い猫の姿をFacebookで見つけて仰天した。その猫、キジーは25歳という高齢で、耳もまったく聞こえない。そんなキジーと再会できる望みは、ほぼないとあきらめかけていたからだ。 先月19日、ケント州にある保護施設、Animals Lost and Found in KentのFacebookを見ていたアリソンさんは、1匹の猫の映像を見て息が止まるほど驚いた。2年前に行方不明になったキジーにそっくりだったからだ。
アリソンさんが見たFacebookの記事はこちら。キジーは「ムース」という名前をつけられて、施設の運営者ナターシャさんとたくさんおしゃべりをしていたんだ。
キジーはケント州アップチャーチの側溝で発見されたんだそう。全身がノミと寄生虫に覆われており、爪は伸びまくってうまく歩けない状態。痩せ細ってはいたものの、喉をゴロゴロ鳴らす音が聞こえるかな?
そして21日、アリソンさんとご主人のディーンさんは、ふたりでキジーを迎えに行った。キジーはどうやら、ディーンさんのニオイを覚えていたようで、頭をこすりつけて甘えているよ。

懐かしい我が家へ帰って来てから4日が過ぎた。キジーは食欲も旺盛で、もりもりご飯を食べているんだそう。子猫用のブラシで毛並みを整えてもらっているんだって。
そして6月に入って、キジーはお医者さんの診察を受けた。その結果、点耳薬だけは後1週間ほど続けなくてはいけないそうだが、他にはこれといった問題はないそうだよ。
キジーのもともとの飼い主であったアリソンさんの義父は、キジーが行方不明になったのと同時期に、老人ホームへ入所しているんだそうだ。もしかするとキジーが迷子になったのは、その辺のドタバタが原因だったのかもしれないね。
キジーがすっかり元気になったら、義父さんとの再会もきっと実現するんじゃないかな。それも多分、そう遠くない未来に。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。
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コメント
1.
2. 匿名処理班
うちはもうすぐ18歳でかなり足腰が弱ってきた
25歳での野良生活を思うと泣けてくるよ
うちに帰れてよかったね
3. 匿名処理班
よくぞ生きていてくれたね
痛々しい見た目だけど今まで頑張って生きて来たんだ
最長寿猫目指してこれからも元気で過ごしてくれ
4. 匿名処理班
良かったねえ!!お義父さんにも早く会えるといいねぇ。
5. 匿名処理班
毎回こういうので「Facebookで見つかった」ってあるけど、やっぱりネットの海をかきわけて積極的に探した結果なんだろうか?
Facebook自体、日本ではそこまで使ってる人居ない気がするけど、向こうだと違うのかね。
6. 匿名処理班
耳がまったく聞こえない設定なのに最初の動画の呼びかけに全力返事しとるやないかーいと思ったが、細けえことはどうでもいいので、とりあえず良い話だから泣くわ。
7. 匿名処理班
ペットマイクロチップすらつけないこの男に、飼い主を名乗る資格なぞ無い
8. 匿名処理班
猫が三年の恩を三日で忘れるなんて嘘っぱちだよなあ
9. 匿名処理班
>>6
人間が猫に相槌を打っているので会話しているように見える