メインコンテンツにスキップ

パターン青、使徒なのか?ISSがからとらえた地球上で輝く2つの青い光の正体は?

記事の本文にスキップ

21件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory
Advertisement

 エヴァンゲリオン的に言えば、パターン「青」は使徒である。ではこれもそうだというのか?それとも異界のオーブ来襲か?

 南シナ海上空を通過中だった国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士がとらえたその光景は、地球の上空でまぶしいほどの輝きを放つ2つの青い光だった。

 別次元から突如出現したかのような謎の光。その正体は?

ISSクルーがとらえた地球上空のまぶしく輝く2つの青い光

 今月初めにNASAが公開したこの写真は、昨年10月30日にISS国際宇宙ステーションに搭乗中のクルーが撮影したもの。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory

 当時のISSは南シナ海の上を通過中で、タイから中国にかけての夜景がきれいに見えた。

 だがこの写真にはさらに大きく輝く奇妙な青い光が写り込んでいる。

 とりわけ目立つ2つの光体。その正体は何だろう?これほど強烈な光なら地上からでもはっきり観測できるはず。

 ひょっとして地球からは不可視とか?お忍びで来た異星の生命体だったり?なんて妄想も広がりまくりだが、実はこの青い光はそれぞれ異なる自然現象だという。

 つまりこの光景は、たまたま同じタイミングで発生していた別々の青い光をとらえたものなのだ。

タイ上空の青い光は大規模な落雷

 まず1つ目。写真の下部にある球体状の青い光は、タイの湾内で発生していた大規模な落雷だった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory

 一般に落雷は雲に覆われているため、ISS から見えることはめったにない。

 だがこの時は、盛り上がった雷雲の頂上に円形の大きな隙間があり、そのすぐ近くで雷が発生した。その閃光が雲のカルデラのような構造を照らし出したためこのように撮れた。

 ちなみにそのすぐそばにあるぼんやりした光はベトナムの漁船団の照明だ。

もう1つは月の光。日中の空が青いのと同じ原理

 一方、右上に目立つ青い光はなんと月の光だそう。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory

 月はそれ自体が光っているのではなく太陽光の反射で明るく見えるものだが、その時のISSの位置からは月が反射した太陽の光が地球の大気をまっすぐ通過する様子がみてとれた。

 専門家よるとこの現象は、地球の大気中にある小さな粒子によって月からの光の一部が散乱することで見られるものだという。

 可視光のさまざまな色にはさまざまな波長があり、大気中の粒子との相互作用に影響を与える。青い光は波長が最も短く最も散乱しやすいため、この画像では月の光が青くなる。

 日中の空が青く見えるのもそのせいだ。NASAは空が青いのは太陽光の青い波長が最も散乱して人間の目に見えるようになるためだと説明している。

オレンジ色の「地球の縁」など他にも見えたいろいろな光

 一方夜景のほうにもところどころ明るい光がある。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory

 通常ならこのあたりで最も明るい光源は南シナ海北部にある中国の海南島のものだが、この時は雲がかかっていて暗かった。

 また、地表に並行している暗いオレンジ色の光は大気の端で、一般に「地球の縁」と呼ばれている。

 てことで地球の大気圏に見えたミステリアスな2つの青い光はどちらも自然現象だったようだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:NASA’s Earth Observatory

 にしてもISSにいると、地球のすぐ外でもいろんな種類の光が観測できて面白いだろうな。プラネタリウムじゃ見られないリアルな地球を見渡せるなんてやっぱすごいや。

References:livescience / cdnなど /written by D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 日中の空の色と同じではなく、日の出や日の入りにまれに観測できるブルーフラッシュと同じなのでは?

    • 評価
  2. まってくれ
    空が青く見えるのはレイリー散乱、大気中の微粒子が青い光を散乱させるから空全体が青く見える。
    よってより長い距離を太陽の光が通過する夕日は青い光が散乱により減光し赤く見える。
    同じ原理なら赤い月が見えないとおかしくない?

    • -1
    1. ※4
      赤い月は珍しくないですよ
      地平線に近い場合はかなり赤く見える時もあります

      • +2
      1. ※7
        いやいや赤い月は珍しくないよ、その通りだよ。
        地平線に近い月は夕日と同様赤く見えるんだよ、青よりの成分は大気中の水分といった微粒子で散乱させられるから空の青を彩る散乱光となって残った赤よりの成分が私達に届く。
        逆に記事にある月の光だという青い光が空が青くなるのと同じ現象だというなら、青でなく赤い光が見えないとおかしいし、実際に青の光が見えているのだから赤の光が散乱させられ青の光だけ届くような別の現象が起きているという話よ。

        • -1
        1. ※17
          記事を読んで写真を見ればわかりますが
          月が青く見えているではなく、青い光の理由が月だと言う事ですよ
          本来は月が見えない状態なのに大気で散乱した青が見えてるのでしょう
          あなたが言っているのは月が見えた場合は赤くなるはずって論
          記事では月が青く見えてるとは言ってません、月の光が青く見えてるだけです

          • 評価
    2. ※4
      見る視点側に違いさ
      地表から見る、一番濃い空気中を通った光を一番近いところで見ると光量が強く
      赤が強調されるが
      距離がある人工衛星からだと届きやすいブルーになる

      あと、月の光で弱いってこともあると思う

      • +1
    3. ※4
      いや。普通にありますよね?
      携帯ばかり見てあまり前を見て歩かない人かな?

      • 評価
    4. ※4
      ISSから見た日の出の動画はいくつかありますが、太陽の光が薄い大気層を通過する瞬間だけ赤い色で見えます(周囲の大気層は散乱で青くなっています)。なのであなたの指摘は正しい。

      • -1
    5. ≫4
      「月の光(発射された光線)」が大気中にある粒子に反射して見えるのが青い光ということなのかな?(青の光線は射程が短い)例えると、煙の中にスポットライトを当てた時に光源側から見ると見える光の筋みたいな
      で、地球上で「月(光源そのもの)」が赤く見えるのは光源である月の前に粒子がある状態なので、煙の中側からスポットライトの光源を見ている状態(赤の光線は射程が長い)
      これで辻褄が合うんでは?
      ※月そのものは光源ではないけど、スポットライト(太陽)の光を鏡で反射した場合として考える

      • 評価
  3. ISSから撮った映像にたくさん映ってる雷みたいなものはなんだろ?流れ星?

    • 評価
  4. 成程、大気層通して見たから青い光になってるのか
    両方とも雷かと思ったわ

    • 評価
  5. 💂「うろたえるな! これが地球の雷というものだ」

    • 評価
  6. 宇宙には絶対行きたくないけど この夜景は生で見てみたいわ・・映像で我慢する・・(´・ω・`)

    • 評価
  7. パターン青とホワイトベースのブリッジは
    プリズナーNo.6の影響

    • 評価
  8. 雷ってすごいんやな
    ワイは野球場のナイターかと思ったわ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。