この画像を大きなサイズで見る10年前、アフガニスタンの戦地に滞在した元海兵隊の男性は、目の前で仲間の命が奪われていくのを目の当たりにし、自身も背中に大きな傷を負った。
その壮絶な経験はトラウマとなり、帰任した後も彼の心身に大きな影を残した。自分はこんな弱い人間じゃないはずだ。思うように動けない自分を責めながら、外に出ることもままならない日々を過ごしていた中、1匹の犬と出会う。
この介助犬が、彼が元の彼にもどるきっかけと勇気を与えてくれたのだ。
戦地での経験がトラウマになり様々な症状を抱えた男性
アメリカに住むポール・コッポラさんは2011年に、海兵隊のメンバーとしてアフガニスタンの戦地に赴いた。
2度の爆発による攻撃を受け、17人の仲間の兵士の命が奪われるという壮絶な戦地での経験は、ポールさんに背中の傷を負わせただけでなく、外傷性脳損傷、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を与え、2013年に海兵隊から退いた後も、慢性的な頭痛や腰痛、不安障害に悩まされた。
数ヶ月後には吃音症状も現れ、ポールさんは言語聴覚士による治療を受け、何とか克服することができたという。
しかしポールさん自身、こうした症状に戸惑い完全に受け入れることができなかった。自分はもっと強いはずだと。治療に専念することに躊躇いを感じた。
だが思うように体が動かず仕事を休みがちになり、罪悪感と恥を抱いた。
目に見えない心の病は周りから理解されにくい。次第に、ポールさんはスーパーに買い物に出たり、近所に出かけたりすることに不快感を抱くようになり、日常の社会生活にも大きな影響を及ぼし始めた。
この画像を大きなサイズで見るそこで、妻のサラさんはニューハンプシャー州ホリスに拠点を置く非営利団体『Operation Delta Dog』に連絡をした。ポールさんには介助犬が必要と判断したのだ。
夫は、抱えているトラウマから、「自分は価値のない人間だ」と思いこむようになっていました。夫が自分を取り戻すために何とかしなければと思い、介助犬の助けが必要だと判断したのです。(サラさん)
介助犬ドビー、ポールさんと対面する
サラさんから介助犬を迎え入れることを勧められたポールさんは、それでも最初は躊躇していた。
自分の症状を、犬が本当に癒すことができるのかと正直、半信半疑でした。
Operation Delta Dogでは、退役軍人のための介助犬を訓練している。アメリカ南東部全体の里親および救助サービスのネットワークと協力して、介助犬になるための適切な気質を持つ犬を保護犬の中から見つけて訓練し、ポールさんのようにトラウマを抱えた退役軍人に引き合わせているという。
この画像を大きなサイズで見るラボミックスのドビー(4歳)は、ジョージア州アトランタの路上で見つかり保護された犬だった。
ドビーには身体的虐待の過去があり、ポールさんと同じように不安に苦しんでいたようだったという。その相互理解が、ポールさんにとってドビーとの絆を強めるきっかけとなった。
ドビーと初対面したポールさんは、まずドビーの存在に慣れるよう一緒にトレーニングを開始。すると、すぐに自分の気持ちが前向きになっていくのを感じた。
この画像を大きなサイズで見るドビーが一家と正式に養子縁組したのは、2019年12月。サラさんは、当時を振り返りこのように話している。
ドビーが私たちと暮らすために一緒に家に帰った時のことを、私は一生忘れることはないでしょう。
クリスマスの時期でした。以前は、夫は不安障害のために複数の場所で1日中買い物をすることが容易ではありませんでした。でもその日、夫は自ら外に出て、たくさんの買い物をし、たくさんの店に行くつもりだと言ったのです。
本当に大丈夫なの?と私が聞くと、「ああ。ドビーがいるから平気だよ」と夫は答えたんです。
ドビーに救われたポールさんの人生
以降、ドビーはさまざまな方法でポールさんの助けとなってきた。
この画像を大きなサイズで見る例えば、ポールさんは戦地での怪我により、身をかがめて自分で物を拾うことができない場合がある。そんな時は、ドビーがアクセス可能なドアを開け、物を取ってくるよう訓練されている。
また、ストレスの多い状況で集中できる何かをポールさんに与えることにより、彼の不安を和らげる役割も果たしてくれる。
ポールさんは、ドビーについて次のように語っている。
ドビーは、私に自由を取り戻してくれました。ドビーに命を救われたといっても過言ではありません。
私がハーネスを手にすると「任務開始」の合図をいち早く察知し、ドビーは仕事モードになりますが、仕事をしない時は普通の犬同様、庭で元気に走り回って遊ぶことが大好きです。
それでも、ドビーはいつ私が彼を必要としているかを本能的に知ることができる能力を持っているようです。
私があまりいい1日を過ごさず帰宅した場合、ドビーはそれを素早く感じ取り、私の足元で横になり、私がお腹をさすって安心するように仰向けになってくれます。そんなふうにドビーと感情的なつながりを持つことは、私にとって大きな慰めになります。
ドビーは、私の安全そのものであり、慰めやサポートをしてくれます。そして何より、私の人生にとってかけがえのない相棒です。
この画像を大きなサイズで見る現在、ポールさんはOperation Delta Dogでボランティアをしており、経験者および指導者として、退役軍人の生活に介助犬がもたらすプラスの効果を提供しているということだ。
written by Scarlet / edited by parumo
















こういうケアをする事ができる組織があるのはいい事だよね。
そして、妻がいることも大きいと思う
これが独身者だと社会復帰にも時間がかかると思うな。
厳しい入隊試験に合格して、その後の厳しい訓練にも落ちこぼれずに付いていって任務についているのだから、この人は基本的にイケイケドンドンなリア充で有ることは間違いないだろう
そしてそんなマッチョな彼と結婚した奥さんはアメリカの社会的には勝ち組だよね。
※3
アフガンのドキュメンタリー見た方がいいよ。
けっこう経験の少ない若者が多い。彼らがどんな経験してるかよくわかるよ。
YOUTUBEで見られるよ普通に。
ドキュメンタリーじゃない映像もあるけど、あれは少しわかりにくい。
兵士として行って帰ってきた方々のインタビューあったほうがわかりやすいと思う。
>>6
アメリカの社会を知らないのかな
マッチョが上位にくる社会なんだよ
※8
低所得者層が就職先として軍隊を選ぶのがブッシュ大統領のあたりから顕著になったから案外そうでもないよ。
アメリカ社会に詳しいのにご存知ない。
>>3
フルメタル・ジャケットを見るのだ
海兵隊はフィジカルエリートだが、精神面では普通の人たちだぞ
パイロットみたいに社会競争で優位に立つスキルが身につくわけでもないから、浮かれる職業でもない
※3
海兵隊は入隊するのはかなり簡単だぞ
義務教育(※アメリカは高校までが義務教育)さえパスしていればいい
一応試験もあるが、ダメでも融通が利く程度の代物だし
最前線に真っ先に投入されるから死傷率も高くて、厳しいし選抜なんてしてたらすぐに人手が足りなくなる(悪く言えば替えがいくらでも必要になる)
実際にエリートである空軍や海軍からは格下に見られ、役割的にも入隊条件的にもいわゆる荒くれ者、手の付けられない暴れん坊みたいな人間が集まるから本国や派遣先でも問題を起こしやすいのが実情だし
>>18
まさかマリーンが徴兵やってたベトナム戦争の頃のデータで記憶が滞ってるんじゃあるまいな?入隊は出来ても悪夢めいた訓練期間中に簡単に篩い落とされるぞ?そういう輩の大半は海兵より州兵や州防衛軍(州軍とはまた別)に流れる(それにしたって最低限の規律を要求されるから、気骨がある者しか残らない)
将来的には、州議会議員とかになりそうな気がする
犬は不思議な動物だね
深い
四つ足の友人(犬とか)は本当に癒しになる。
交通事故で右上下肢機能傷害とTPSDで外出を避けていたけど去年自死した弟が遺した犬のお陰で毎日、散歩するようになって外出も楽しくなりました。
私にとって犬さんは尊い存在です。
>介助犬の助けが必要だと判断したのです。(サラさん)
理解できないな
妻のお前の役目だろ
※13
人間がやるべきサポートもあれば人間では出来ないサポートもあるんだよ
>>13
いま自分が心身を病んだ夫に出来ることは何か
考えて実行していい結果が出たんだろ
他人が非難できる要素が見つからない
まるで被害者だな。
で、彼は戦争で一体どれだけ人と動物の命を奪ったんだ?
🐯何かあるとね
🐴呼ばれるよね
そうか背中負傷してるのか
ずっと妻がそばにいて介護してたらそれこそ惨めになる若さだろうからね
別の面での支えになるパートナーができてよかった