インド北西部の都市ウダイプルで、ストリートアニマルたちのために献身的な活動を続けている
Animal Aid。今回はヒョウに襲われて大ケガをした犬のレスキュー作戦をお届けするよ。
ひどいケガをしている犬が登場するので、苦手なお友だちはどうか閲覧注意でお願いするね。
Dog's amazing recovery after leopard attack left him horrifically wounded.
村人によってAnimal Aidの動物病院に運び込まれたこの犬は、なんとヒョウに襲われたのだという。首と腹部にひどいケガを負っていて、ひどいショックを受けており、その目は恐怖で見開かれたままだった。
早速手当が行われ、傷の消毒、痛み止めの注射と点滴の処置が取られた。首の傷には十分な皮が残されていなかったため、傷口を縫うこともできなかった。
抗生物質を投与され、あとはこの犬自身の頑張りにかかっている。だが犬は食欲もなく、愛情を求めることもしなかった。スタッフは最悪の事態を覚悟したのだが……。
2か月後、この犬…ビーシはすっかり元気を取り戻して、笑顔すら見せるようになったよ! 村からお迎えの人がやって来て、元いたところに戻ることができたんだ。
インドのストリートアニマルたちは、ヒョウなどの猛獣に襲われる危険もあるんだね。ビーシは野良犬とはいえ、村人たちに可愛がられている犬なのかもしれない。
そしてAnimal Aidの活動が、村にも知られるようになっているのもすごいことだと思うんだ。当然のように連れてきてくれた村人たちにも感謝だよ。
インド北部では、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いてきていて、経済活動や社会活動も多くが再開されているとのこと。
とはいえ、助けを待っている動物たちの状況は待ったなし。また、コロナ禍で閉鎖されるシェルターも出てきているらしいので、Animal Aidのスタッフたちの負担が大きくならないことを祈っているよ。
written by ruichan
※この記事はカラパイアの姉妹サイト「
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マランダーの方にも是非訪れてみてください。
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コメント
1. 匿名処理班
元の場所に戻すんだw
いや文化の違いだね。
インドで野良犬の被害はどれくらいだろう?
2. 匿名処理班
ヒョウは頭蓋骨を砕いて動きを止めるんだよね
このワンちゃんは運が良かった
3. 匿名処理班
ヒョウって動物の方ね(勘違い)
4. 匿名処理班
いつか人も犬もヒョウも幸せになれるといいねぇ。人里に降りてもヒョウには何も良いことないのだし。共存って難しい。けど諦めるわけにはいかないよね。
5. 匿名処理班
>>1
インドの狂犬病は世界一や
6. 匿名処理班
治療のときは毎回ナデナデ担当の人がいるのね
7. 匿名処理班
※2
亀を丸齧りするからね、TVで見たことがある。
本来、絶滅した大型哺乳類をエサにしてたとか。
ポテンシャルをかなり残してる。
8. 匿名処理班
こわいこわい・・・野生動物が近所ウロウロしてるんですよね。日本で良かった。
9. 匿名処理班
※4
ごんぼさん
10. 匿名処理班
人間と犬とヒョウがうまく共存できる方法を西澤は求めてます
11. 匿名処理班
インドの動物愛護の話はよく見るけど、蛇口を閉める対策(政策)も並行してお願いします、インドさん
12. 匿名処理班
このわんこ、下あごに犬歯が無いように見えるけど、気のせい?
元からないのか抜かれてるのか、気になった
ヒョウに襲われても反撃すらできないかも
それにしても、皮膚は縫い合わせないんだねぇ
痛々しい
13. 匿名処理班
>>10
ヒョウと共存したくはありません。
14. .
見事にネコ科にやられたダメージだね
窒息する前に追い払ってもらえたんだね
15. 匿名処理班
※8
日本だって北海道とか樋熊ウロウロしてるしな。
インドだって、人口増え過ぎて野生生物の生息域奪ってるからしょうがない。
野生生物は別に悪く無いよね。
共存と言うか棲み分け出来ればいいね。