
地球という空間で営みを続ける人間が織りなした色彩マジックを、あますところなくカメラでとらえている。
今回は、写真集「COLORY SPACE」からその一部を蛯子氏のコメントと共に見ていくことにしよう。
家にいながらにして地球上にあるカラフルなマジカルスポットを堪能することができる。必ず1つはいつか行ってみたいスポットが見つかるはずだ。
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ポルトガル、アゲダの傘祭り

機材:SONY α7rII SEL1635Z レンズ情報:25mm F7.1 SS1/125 ISO-100ポルトガルの小さな町アゲダで毎年開催される、カラフルな傘を大胆に使用した祭り「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」。
じつは開催最終日に見学に行ったのですが、まだ傘は片付けられる様子もなく町の人たちも見飽きたのか見物する人もほぼいなくて、落ち着いて撮影できました。
イタリア、ブラーノ島

機材:SONY α7rII SEL1635Z レンズ情報:24mm F10 SS1/80 ISO-100ここはヴェネチアから船で1時間ほどのところにある小さな島で、運河沿いの住居が色とりどりに塗られています。昼過ぎになると観光客でごった返すことが予想されるため、朝一番の船で訪れると爽やかな朝日に照らされた街の中をゆっくり歩くことができるはずです。
メキシコ、グアナファト

機材:SONY α7 SEL1635Z レンズ情報:20mm F8 SS1/320 ISO-100メキシコの世界遺産の町グアナファトは、銀の鉱山で栄えたコロニアル様式の街並みとカラフルな建物の間を散策するのが楽しい場所です。
この日は「ピピラの丘」という高台の上で町の明かりが灯るまで夕日の景色に見とれていたら急な夕立ちに遭い、全身ずぶ濡れになりました。
タイ、ラチャダー鉄道市場

機材:SONY α7rII SEL55F18Z レンズ情報:55mm F6.3 SS1/20 ISO1600バンコクのナイトマーケットは食事やお土産を買いに行くのに絶好のスポットですが、このマーケットは買い物よりも近くのショッピングモールからカラフルなテントを見下ろすのが一番オススメです。
ところで、急にスパイシーなタイの屋台フードが食べたくなる時ってありませんか?
中国、ラルンガルゴンパ(五明佛学院)

機材:SONY α7rII SEL70200G レンズ情報:146mm F11 SS1/160 ISO-160四川省の省都、成都から早朝5時発のバスで訪れました。2月のチベットは朝晩氷点下を下回るため十分な防寒着を用意していったつもりでしたが、想像以上に寒く40過ぎの体にはとてもこたえました。
仲良くなった地元の巡礼者に誘われ、僧院の中での瞑想に加わることもできたのも印象的な思い出です。
ロシア、聖ワシリイ大聖堂

機材:SONY α7rII SEL1635Z レンズ情報:22mm F6.3 SS1/250 ISO-400モスクワの赤の広場にあるロシア正教会の聖堂です。自分を含むある世代の方には「テトリスの背景のモチーフとなった教会」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
屋根の形や色使いが非常にメルヘンチックで現実離れした印象ですね。すぐ近くにはクレムリンや国営デパート、レーニンの遺体を収めた廟などもあります。
イラン、マスジェデ・ナスィーロル・モスク

機材:SONY α7rII SEL1635Z レンズ情報:16mm F6.3 SS1/200 ISO-800通称ピンクモスクとして知られるシラーズのこのモスクの内部では、午前中に太陽の光がステンドグラスの窓を通り抜け、壁のタイルや床の絨毯と相まってこの世のものとは思えない幻想的な光景が浮かび上がります。
なんとなく、子どもの頃に覗いた万華鏡を彷彿とさせる色合いでした。
アルゼンチン、エル・アテネオ

機材:SONY α7 SEL1635Z レンズ情報:16mm F6.3 SS1/20 ISO-1600オペラの劇場を改装して作られたこの本屋では、いつもとは違ったゴージャスな雰囲気の中で読書ができます。
ステージの上にはカフェがあり、おいしいコーヒーを飲みながらステージ脇のボックス席を借りて本を読むと、より一層読んでいる本の内容に引き込まれそうですね。
ネパール、バクタプルの寺院

機材:SONY α7 SEL1635Z レンズ情報:16mm F8 SS1/60 ISO-200ネパールのカトマンズ周辺に暮らすネワール族は木彫の工芸やレンガを使った建築技術を用いて優れた作品や建物を多く残しています。
古都バクタプルのこの寺院にも、組み上げたレンガと見事に融合した木彫り細工というその巧みな技術が遺憾なく発揮されています。近年の大地震も耐え抜いたこのような建築物はとても貴重なものだと言えるでしょう。
スウェーデン、ストックホルム地下鉄駅

機材:SONY α7rII SEL1635Z レンズ情報:23mm F11 SS1/10 ISO-1600スウェーデンの首都ストックホルムを走る地下鉄の各駅には、まるで夢の世界を具現化したような派手な配色のアート作品が描かれています。
色合いもテーマも駅ごとに全くテイストが異なるので、地下鉄に乗って通り過ぎるだけでも気分転換になります。しかし一駅一駅途中下車して見てみるのと、きっとまた面白い発見があるはずです。
ノルウェー、トロルトゥンガの上の撮影者

これまでのように身勝手はできないものの、4月にはナミビアとマダガスカルの撮影に行く予定です。また、今年の中頃には星や光をテーマにした3冊目の写真集を出したいと思っています!

なお現在、ウェブショップにて写真集を購入すると、ポストカードセットがもれなくプレゼントされる。
COLORY SPACE 美彩空間
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コメント
1. 匿名処理班
王ドロボウJINGでこんな感じの町あったよね。
2. 匿名処理班
モスクワの赤の広場ってやたら人も多く広いので
仮に現地に行っても俺には見つからんかも
3. 匿名処理班
ヨーロッパでもそうだけど、街並みを保つ為の色、素材が規制されて綺麗。それに比べて日本は?と思うけど、地震津波の無い世界とは別物だよね。
4. 匿名処理班
なんか珍しい記事ですね
5. 匿名処理班
カラフルな建物可愛い
6. 匿名処理班
昔は過酷な環境だから気持ちだけでも明るくなるように多種多様な色を求めたのかな?。
自然に出来た色の産物(建築資材の保護の為の加工も含む)と意図して人工的に塗られた色では感動の大きさが違う。
7.
8. 匿名処理班
旅行先には良いけど住みたい場所ではないかな。
落ち着いた色彩が好きだから。
9. 匿名処理班
※3
日本もされてるぞ。京都とか奈良とか。
10. 匿名処理班
>>6
昔は森の中に唐突に町を作ったりしてたから、自然と人間の領域をはっきり視覚的に分けることで野生動物が入り込むのを防いだり、森の中から人間が町を見つけやすくしたり子供が森の中に入っていかないようにしてたんだよ。自然との付き合い方を大事にしてたんだね。まぁ実は全部嘘なんだけど。
11. 匿名処理班
α7シリーズ使ってるんだ
色んなとこ移動する時はやっぱり軽い方がいいのかな
12. 匿名処理班
テトリスの背景の寺院・・・確かにピンときた。ボーリング場にあったゲーセンでよくやったっけ。
13. 匿名処理班
カラフルな色彩は人の心を明るくしてくれるな。
冬に見るとホッとするな。
14. 匿名処理班
日本からは
とある漫画家の自宅をどうぞ
15. 匿名処理班
1枚目の傘のアーケードはハウステンボスでも見たよ
夜になるとライトアップされてますます綺麗だった
16. 匿名処理班
日光東照宮もビューリホーよ
17. 匿名処理班
>>11
sony のフルサイズミラーレス使うと
他の使えなくなるぐらい良いよ。
18. 匿名処理班
>>2
ものすごい存在感あるからすぐわかるよ
遠いとこからでもよく見える
19. 匿名処理班
アゲダとブラーノとモスクワは行ったよ
ポルトガルならしましまの家がいっぱいある所が可愛いぞ
アゲダからも途中で1泊すれば両方見れるぞー