
最初は家の塀越しで仲良く寄り添っていた小さいワンコと大きなジャーマンシェパードだったが、もっとそばにいきたかった小さいワンコは塀越えを決行。
塀をよじ登り細い柵の間を通り抜けようとしたところ、柵にはまって動けなくなってしまったのだ。
その時ジャーマンシェパードは動いた。小さなワンコの体に前足を添えてなんとか助けようと奮闘するのだ。なんというジェントルワン!
親戚の家のそばで偶然みかけた犬ズフレンド
その日、教師でありフェイスブックユーザーでもあるエディス・ゴヴェアさんはサン・ルイス・ポトシ市に住む親戚の家のそばでこの光景を目撃した。ご近所の建物の塀のところで小さな白い犬が立ち上がり、柵から中を覗き込んでいたのだ。
どうしたんだろ?と思ってみていると、まもなくその理由がわかった。
小さな犬が場所を変え、扉の柵に飛びついたとき、その向こうからジャーマンシェパードがひょっこり現れ、柵の間から小さな犬とハグしたからだ。

image credit:facebook
ああ、2匹は仲良しなんだねぇ。細いすき間から抱き合うほどに大好き同士なんだねぇと、ゴヴェアさんはやさしい気持ちに包まれた。彼女が見たところ、その白い犬もどこかの飼い犬らしかった。彼は自由にセルフ散歩を楽しむ犬らしく、その途中でジャーマンシェパードと知り合いになったようだった。

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加速する小さな犬、塀越えを決行。でピンチ!
お互いを慈しみあう2匹に癒されていたゴヴェアさんだったが、突拍子もない光景を目の当たりにすることに。小さな犬が塀に前足をかけジャンプし、柵の間に頭を入れながら塀をよじ登りはじめたのだ。どうやら柵越しでは満足いかなかったらしい。
頭が通るか通らないかぐらいの柵である。小さい犬は柵に引っかかってしまった。
すると次の瞬間、ジャーマンシェパードが現れた。もがいている友だちの体に前足かけると、内側から引っ張り始めたのだ。

image credit:facebook
小さい犬を救い出そうとするジャーマンシェパード
「もうちょっと、がんばって!」と励ますように仲間に顔を寄せるジャーマンシェパード。最初は笑っていたゴヴェアさんも目が離せなくなってしまった。あまりに必死な小さい犬を応援したくなってきた。できた!侵入成功!
その後も友だちの助けで奮闘することしばし、あきらめずに頑張る小さい犬はジタバタと足を動かし、身をくねらせながら入っていく。もう少しで通り抜けそうだ。胴が通り、腰が通り、後ろ足も通った。
そしてついに白いお尻が塀の向こうに・・消えた!
侵入成功だ!

image credit:facebook
やった!!見ていた彼女と友人も思わず歓声を上げてしまった。
こんなにそばにこられたよ。もっといちゃいちゃできるよ
その後ゴヴェアさんは、ようやく合流した2匹が犬小屋で寄り添って楽しそうに過ごしているのを見届け、この奮闘をフェイスブック上でシェアした。
その動画は大きな反響を呼んだ。お互いを隔てる障害をものともしない2匹の絆にたくさんの人々が胸を打たれた。
前から仲良しだったマリクとバニー
なお、ゴヴェアさんが後で知った話では、ジャーマンシェパードのほうは3歳で名はバニーといい、小さな犬のほうはマリクという名だという。2匹は顔なじみの仲良しで、以前からよくこうやって会っているそうだ。

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ここで気になるのが性別だ。一連の流れ的に体が大きいジャーマンシェパードの方がオスに見え、小さな犬の方がメス目線で見ていたが、名前からすると逆か?逆なのか?ますます面白いカップルじゃないか。まあそんなことはどうでもよくて、マリクを手助けするバニーの姿は、我々に他者を思いやり、助けることの尊さを改めて教えてくれているんだ。
References:thedodo / mirror / facebookなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
シェパードじゃなくてマリノワじゃね?
3. 匿名処理班
他の人も書くだろうけど・・
両方雄ってオチもあるでしょ
4. 匿名処理班
二匹の関係はわんわん物語の原題『Lady and the Tramp』のまんまじゃん
ほっこりするわ〜
5. 匿名処理班
両方オスの可能性は無いのか?
いやけして何かを期待しているわけではない
6. 匿名処理班
通い婚…平安時代かな?
とにかくかわええ
7. 匿名処理班
カップルなのかな?友達なのかな?
いずれにせよカワイイ
8. 匿名処理班
性別は どうでもよくなる 仲の良さ
一句
9. 匿名処理班
※5
そうかもしれない。
だが、考えてみてくれ、種を越えた愛がたくさん見られるわけで、性別に何の障害があろうか!
10.
11.
12. 匿名処理班
※6
御簾越しに和歌を詠んだりするのは風流だなあ
13.
14. 匿名処理班
お二方とも超一生懸命でかわいい。
15. 匿名処理班
マリクだけに柵抜けは簡単・・・あれ?やってたっけ?
16. 匿名処理班
※12
肉の句と骨の句
17. 匿名処理班
最後にガニ股の足をぴょんって揃えて柵をすり抜けるのカワイイ
18. 匿名処理班
じたばたしてるのは彼女んちに潜り込むっぽくもあるのですが、木箱内の態度目付きが小僧たちに見えるんですね
じゃツレっとこ行ってっからー
おう来たわー うーい
腹減らね? ういうーん
お? うん
んじゃけーるわー うーい
以上四時間、それ以外ナシ、みたいな。
19. 匿名処理班
助け方が優しい。
首根っこ噛んでぐいっと、とはしないんだね。
20. 匿名処理班
愛の話はともかく、犬小屋もなんかすごい
21. 匿名処理班
引っ張ってる?引っ張って…なくない?まぁ細かいことはいいか
22. 匿名処理班
最後のピカーが良い。
23. 匿名処理班
自分ならこの状況に出くわしたらまずすっとんで
助けに行くな。「感動的なシーン」が訪れるまで静観して
動画撮ろうとか絶対考えない。水を差すようだけど。
24. 匿名処理班
え…(´・ω・`)笑ってないで助けてあげてよ…
25. 匿名処理班
最後のちらっと見た小さい犬のめがとってないで手伝えって訴えていた
26. 匿名処理班
小ちゃい方が予想を大きく超えて奮闘していた
27. 匿名処理班
まぁメスならメスで
大きいほうがメスの方が良いよ
命に関わるから
28. 匿名処理班
撮影者は、「この犬がいつもこうやって侵入してるのを知っていた」んじゃないかなー
まぁ、それにしたって「首が!」ってなってた時点で助けるよね、普通。
撮影なんてしてないでさ
29. 匿名処理班
首が、首が、って言ってるけど
向こうに行くために足を引っ掛けたいけど引っかからないから
必死で首を動かしてなんとかしようとしてるように見えるんだけど。
柵にはまって苦しい!じゃないと思う。
30. 匿名処理班
※28
なるほど、日常茶飯事の可能性もあるか…
それを知らずに見てしまうと、「のんきに撮影してないで早く助けろよ!」ってなってしまう。
31. 匿名処理班
助けてあげてやーと思ったけど、よく考えると知らない犬なわけだよね
助けようと手を出したらジャーマンシェパードに攻撃されるかもしれないし、この二匹が始めたことなんだから人間は手を出さずに見守るのが一番よい
32. 匿名処理班
嘘だと言ってよ、バニー!
33. 匿名処理班
塀の中でニャンニャンしたのかな?
34.
35.
36. 匿名処理班
笑ってて引いたわ
これを肯定的に見るなら、普段からやっていてケガもしてない
けど、首や、爪、後ろ脚の関節だったりがひっかからないかと不安になる
37. 匿名処理班
悲壮感も感じなかったし大丈夫だと思ったけどな。
本当に首が引っかかっていたらもっとキツい感じの映像になるよ。
38. 匿名処理班
ジャーマンシェパード優しい…
かわいい逢瀬だな〜
39. 匿名処理班
犬なのにバニー…