メインコンテンツにスキップ

戦争の歴史は奇想天外の歴史。第一次世界大戦中に生み出された珍妙奇抜な発明品

記事の本文にスキップ

48件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 第一次世界大戦は、人類史上最初の世界大戦で、1世紀が過ぎた今も大戦の悲劇とヒロイズムは色褪せていない。この戦争は革新や謀略、そして奇抜さの新しいスタンダードが出来上がった時期でもある。

 各国はドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリアからなる中央同盟国と、三国協商を形成していたイギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国の2つの陣営に分かれ、日本、イタリア、アメリカ合衆国も後に連合国側に立ち参戦した。

 イギリスのダックスフォード帝国戦争博物館が所蔵する膨大な資料をもとに書かれた本『ウィアード・ウォー・ワン(Weird War One)』からは、敵よりもわずかでも上回ろうという各国軍の涙ぐましい努力の跡をうかがい知ることができる。

1.ボディーシールド

この画像を大きなサイズで見る

不格好で扱いづらいが、ブルースターボディシールドで機銃の銃弾を防ぐことはできた。

米海兵隊の救命胴衣はマットレス

この画像を大きなサイズで見る

救命胴衣の代わりにベッドのマットレスを巻き付けるよう訓練された米海兵隊

ドイツ軍の音声視覚装置

この画像を大きなサイズで見る

ミッキーマウスにも見えるドイツ軍の音声視覚装置。敵の大砲の発砲音や光を増強し、射手の位置を割り出すことができる…少なくとも、設計者の意図はそうであった。

車輪付き棒はしご

この画像を大きなサイズで見る

メソポタミアで”車輪付き棒はしご”に登って偵察をする兵士。起伏に乏しい砂漠ではわずかな高さであって大きな意味を持ったのだろう。

英国軍のパラツイーター

この画像を大きなサイズで見る

敵占領地にパラシュートで伝書鳩を投下し、地元民に敵兵士の居場所を教えるよう要請するためのものだ。その狙いを見抜いたドイツ軍はドイツに飛ぶ伝書鳩に入れ替えて対抗した。

ドイツ軍の人力発電

この画像を大きなサイズで見る

通信機器や照明のために発電に勤しむドイツ兵

米海兵隊の巨大メガホン

この画像を大きなサイズで見る

米シアトルのトレーニングキャンプにて。海兵隊の新兵にお説教だろうか?

うそっこの樹になりきる兵士

この画像を大きなサイズで見る

1918年5月、フランスのスシェでテント地と金網で作ったフェイクの木に潜む兵士。両陣営ともに狙撃手や偵察兵の隠れ場所として採用していた。使用者は度胸を試されたに違いない。

ダミー戦車運搬中のオーストラリア兵士

この画像を大きなサイズで見る

1918年、ヒンデンブルク線への襲撃に先立ち、木材と布で作られたダミー戦車を運ぶオーストラリア第4中隊の工兵

ドイツ軍のスパイ鳩

この画像を大きなサイズで見る

アルミ製ハーネスで時間遅延式カメラを取り付けられたドイツのスパイ鳩

捕らわれの身となったトルコ軍狙撃兵

この画像を大きなサイズで見る

戦争が進むにつれてカモフラージュは非常に手の込んだものになった。写真は1915年、ガリポリ付近で連合軍兵士に捕らえられたトルコ軍狙撃兵。

米軍の実験的カモフラージュ服

この画像を大きなサイズで見る

1917年の米軍の実験的カモフラージュ服は成功とはみなされなかった。着用者は頭上に標識でも掲げたほうがよかったかもしれない。

ケント自転車兵大隊

この画像を大きなサイズで見る

1915年、行進を行うケント自転車兵大隊。戦前は騎士の新しい姿と謳われたが、塹壕が多用された大戦では、実践投入は限定的にならざるをえなかった。

第一次世界大戦、テクノロジーの歴史

via:dailymail・written hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 48件

コメントを書く

  1. オモロいなぁ~、戦車も一歩間違えばこの中に入ってネタ兵器として紹介されてたかもしれないけど

    • +7
    1. ※1
      ネタ戦車としてはロシアの巨大車輪戦車「レベデンコ」かな。
      あとは軍艦みたいにいくつもの砲塔を搭載した多砲塔戦車も現代からすると珍妙だけど、当事はそれなりに目的があってその形になり、実戦での経験を元に改良されて現代の形に収まったね。
      しかし戦車は高性能化の余波で一両に様々な役割を持たせようという事でまた多宝塔化し始めている。
      際限ないよね。

      • +1
    2. ※1
      まったく同感だ。そもそも戦車の起源となったイギリスのマーク型戦車と現代の戦車では、運用思想がかなり違うからね。マーク型戦車(特にメス型)は、塹壕の中に立て籠もる敵兵をいかに効率良く機銃で殺せるか?の目的に沿って作られていた。でも戦車の出現によって塹壕戦自体が大規模には行われなくなった。皮肉な事に戦車の出現は自らの存在意義を無くしてしまう危険性も有ったわけだ。でも履帯付きの戦闘車両はメリットが多かったため、その後は、拠点攻撃や戦闘車両への攻撃、対人攻撃と多用途型の陸上戦の主役としての地位を確立して行く事になる。本当に不思議な流れだと思う。もし、第一次大戦の時点で戦車が出現していなかったとしても、どこかで似た様な兵器は出現していたと思う。でももしかすると現代の戦車の在り様が少しばかり異なったものになっていたかも?とか考えると、不思議な気分に浸れると思う。

      • 評価
  2. 自分らは面白がって見てられるけど当時の人達は必至で考えてやったんだろうな。何せ命と国がかかっているし。

    • +17
    1. ※2 
      君は、必死に字を覚えるないとね。

      • 評価
  3. 必死こいてあれこれ考えてくれたおかげで技術の発達に寄与したのかもしれん。
    先人に感謝やで

    • +20
  4. 第一次世界大戦は兵器、科学、戦術などあらゆる近代戦の基礎が出来上がったし
    それ以降の戦争は第一次世界大戦のおかわりみたいなものだからね。

    • +8
    1. ※4
      もし第三次世界大戦か、大規模な戦争が起こったら、近未来の戦術、武器、兵器、科学が出てくるのかな?。そうならない事を祈るが。

      • 評価
  5. この頃は急速に発展していく化学と工業を使って、おっかなびっくりながらも色々と思いつくままに試行錯誤していた時代でもあるから、今から見ると結論が解っているだけに「どうしてそうなった」としか思えないものばかりだよね。

    • +14
  6. そう考えるとカンブリア爆発みたいなものなのかもしれないな

    • +13
  7. よくこのアイディア群を思いつくとともに、作っていこうとおもうもんだわ・・・
    とにかく思いつくものすべてを実用化して、相手に優位に立とうと必死だったのかなぁ・・・

    • +9
  8. メガホンはトランペット持ってるから起床ラッパだろうね

    • +6
  9. マットレスは水を含んだら重いだろうなあ。
    救命胴衣として成り立つと思えないんだけど。

    • +5
  10. カメラつけられた鳩は重くて飛べんだろ…

    • +2
  11. はしごは便利そう。って思ったけど、
    似たようなコンセプトの物なら長い潜望鏡状の筒でいいか。

    • 評価
  12. ドイツのデザインセンスにかかると鳩すらも
    カッコよくなってしまうのか。

    • +4
  13. WW1初期の戦車は単なる歩兵連隊支援が目的だったので、装甲という概念が無かった。加えて動力が蒸気機関のも存在していた…
    銃撃によりスチーム缶に穴が空いて熱ぅい!!となるだけならまだしも下手したら蒸気爆発まで起こすという有り難く無い物だったみたいでした

    • 評価
  14. 自転車こぎ人力発電は、第二次大戦でもありました。
    ダミーは戦車、飛行機、大砲等々、今でもたくさんあります。
    歩兵と自転車の組み合わせは、短時間に重装備をした歩兵を燃料なしに大量に移動できるので非常に有効です。狭い林道が入り組んだ北欧では特に便利な部隊だよ。

    • 評価
  15. いや…マットレスは…
    救命胴衣にはならんだろう…?

    • +6
    1. ※16
      そう言えば、第二次大戦中の日本軍も、東南アジアの侵攻作戦の時には自転車部隊を活用してたね。人力発電機は、日本の元大本営地下防空壕内の会議室横の部屋で見た記憶が有る。「ああ、大本営で人力発電する様じゃ、負け確実だわ」としか思えないのが悲しかったが。

      • -1
    1. ※18
      彼らの活躍はまだこれからさ(笑)
      鋼管とキャンバスの戦闘機で時速600キロ越えした変taiもとい変革を成し遂げた裏の駄…実験的開発の数々も、いずれ役に立つさ
      L85A2だって銃剣鈍器として活躍したじゃないか(笑)

      • -2
  16. 大型の軍艦になると起床ラッパなども艦内放送のマイクに向けて吹いていたそうです。

    • +3
  17. >>車輪付き棒はしご
    「砂の海の船無きマスト」か…ファンタジーだね

    • 評価
  18. >アルミ製ハーネスで時間遅延式カメラを取り付けられたドイツのスパイ鳩
    こんなのを見ると、多分あまり役には立たなかったろうな…とは思うけど、でも現代の偵察ドローンなどの原点になっているんだよね。次の時代に何が主流になって行くかなんて誰にも判らないんだから、これは重要な事だと思うんだ。本流の兵器開発を重視しつつ、こういった珍品&キワ物の発案&開発も行う。現代の目線で当時を振り返って見るのも、実に正しい兵器開発史の楽しみ方だと思うよ。

    • +1
    1. ※24
      冷戦時、米国がソ連に向けて
      カメラを積んだ気球を飛ばしたんだよ。

      • 評価
  19. 大学のゼミの先生はこうおっしゃった
    最も良い飛行機メーカーは
    最も試験飛行で墜落させた数が多いメーカーだと

    • 評価
  20. こんなままごとしてた人類が今やドローンやらサイボーグやら作ってんだもんなぁ

    • +1
  21. 本人たちはものすごく真面目だろうと思うけど
    たて続けに見るとじわじわくるww
    いや、本人たちが真面目だからこそ面白いのかもな
    でも後数百年すると今当たり前と思って使ってる物が
    笑われたりするのかなあ・・・とかふと思ったり

    • 評価
  22. マットレスは救命胴衣というより砲弾片からの防御用に艦橋部なんかに
    丸めたハンモックを縛り付ける「マントレット」の個人版みたいに思える
    有名な日本海海戦の三笠艦橋の絵で至る所に巻いてあるアレです

    • 評価
  23. 自転車兵みたいな過渡期的なの大好き

    • 評価
    1. ※35
      最近ネットに君みたいな人が増えてるけど、ただの選択ミスにそこまで必死になる理由は何なのだろうか。
      君の理屈だと君は日本語を必死に覚えなくてはならなくなるが…。

      • 評価
  24. ルガーP08アーティラリーはこの手のジャンルか?あの無理矢理あれこれくっつけた感じがたまらなくいい

    • +1
  25. 過渡期どころかスイスは割と最近まで現役だった。

    • +1
  26. 砂漠は起伏激しいだろ
    自転車兵といえば日本軍だな

    • 評価
  27. スニーキングスーツを実現して欲しいな

    • 評価
  28. なんだろうこんなものでもお国らしさって出るんだな
    ドイツの大まじめさと、アメリカの大雑把さは対比になってるな

    • +2
  29. 狙撃兵の「仕事中に無理矢理引きずり出されました」感…

    • +1
  30. 戦車が無かったから塹壕戦になったとも言えるし;
    現実にWWⅡでは恒久要塞化した塹壕とも言える、
    マジノ線をドイツ機甲部隊はベルギー側のアルデン
    ヌの森林地帯を突破することによって迂回した。
    しかしフランス側は本当にWWⅡでも塹壕戦を、
    行う気で有ったのだろうか;?
    太平洋戦争に於ける、大艦巨砲主義と空母機動部隊
    の様に;?んー考えにくいな;

    • 評価
  31. 透明な素材で作った元祖ステルス戦闘機てのもあった筈

    • +1
  32. ボディーアーマーの一番最初www
    ロボコンやんけwww

    • 評価
    1. ※47 以前NHKの番組で見た戦争特集だと鉄製の箱に入って匍匐前進する兵士の映像があったぞ。

      • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。