
これは、耳を通してデータを伝える"音楽的な"方法だ。ミネソタ大学の学生、ダニエル・クロフォードは、この1世紀でどれほど気温が上昇したかを、NASAの年間地表温度の生のデータを用い、"音符"に変換して曲にした。
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チェロで表現する"A Song Of Our Warming Planet(温暖化の曲)"
徐々に高くなる音色がやたら耳につく。その中でさらに耳触りなのは時間が経つにつれて本当に低い音色が消えていくことだ。それは熱波が押し寄せる期間に最低気温が異常な形で一気に上昇するのに似ている。それまで普通にあった低い音が減り、高くなっては下がるといった"小休止"の間隔も少なくなり、とにかく高くなる一方だ。
元となったグラフ

一方、この概念を把握する他の方法がある。以前、Climate Central というコミュニティサイトで、犬を連れた男性が1方向に向かってグラフ上を歩く動画が投稿された。
その男性の足どりが温度の傾向であり、直接的なので彼がどこに向かうかもわかりやすい。だが、その犬の歩みは男性の歩く道よりもずっと不規則で、うろうろと動き回っている。その犬は特定のデータ点を示している。犬がたまにデータの終点と違う方向に歩いて行くときもある。
ダニエル・クロフォードの曲が緩やかな音程の上昇で温暖化の傾向を証明するのと同様に、男性は長期的な温度変化の傾向を示し、犬の方は年毎に気温データがどれほど急上昇して下降するかを示している。
via:thinkprogress 原文翻訳:R
確かにここ1000年単位で見れば、地球が温暖化に向かっているのは明らかなことだ。ただし、その数十万年、数百万年前からに置き換えると、地球では何度も激しい気候変動、温暖化現象を繰り返しているのも事実のようだ。そしてまた今回も生物界では、何ものかが淘汰され、新たなる何かが誕生してくるのだろうか?
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コメント
1. 匿名処理班
誰かひとりこの曲の練習を始めたら、引っ越す人続出で町が丸々廃墟になりそうな曲だな
2. 汚えええ
ノーベル音楽賞
3. 匿名処理班
こわい
4. 匿名処理班
1940年までは下がる一方だったのにそれ以降から急に上がるようになったんだな。
5. 匿名処理班
地球温暖化は知らないが、今年の夏は暑い
6. 匿名処理班
2050年頃にはヴァイオリンでも演奏できなくなったなどという事になって欲しくない。
7. 匿名処理班
慣例化と温暖化の話が双方主張しあっているので
現実がよく分からん
利権ではなく正しい意見を知りたい
8. 匿名処理班
原理からして、偶然が起こらない限りは調性を無視したものが出来上がるはずだから
余計に不気味に聴こえるんかな
9. 匿名処理班炊事係
2000年くらいが耳に心地よかった件
本当に人間の活動が温暖化の原因かはわからないけど、メリットがない以上二酸化炭素を出さないようにするのはいいことだよね
10. 匿名処理班
音階練習みたい
11. 匿名処理班
人類が存在する以前の地球環境はこうだから異常ではないのだ。という理屈は通らないでしょ。人間にとって現在の気候が適当ではないのだから異常でしょ?この暑さは生きていく上で過酷でしょ?毎日数百人が救急車で搬送されているのに日本は具体的に何も対策しようとしない。これは異常だよ。