この画像を大きなサイズで見るGoogle earthの地図上では見つからないが、チェリンゴマ台地の北部にはNhagutuaという石灰岩でできた素晴らしい眺めの峡谷がある。
2013年の4月半ばから5月半ばにかけて、冒険大好きチャレンジャーな科学者15人で編成されたチームがモザンビークのゴロンゴーザ国立公園の奥地へ挑んだ。彼らは身の回り品、リモートカメラ、超音波音響探知機、さらにその他の装置類を携えて、外界から遮断されたその地へ乗り込み、暗い洞窟や深い峡谷、そして地図に無い領域のチェリンゴマ台地沿いの探検に3週間を費やした。彼らが出会った大量の新種生物のうちのほんの一部である珍種8種を、そのサイドストーリーとともに見ていくことにしよう。
毒をもつ泡バッタ:Dictyophorus griseus
この画像を大きなサイズで見るこのばったを捕食しようとする敵は、バッタの持つ猛毒に返り討ちにされるだろう。
このアドベンチャーチームを率いたのは、ポーランド人昆虫学者ピオトル・ナスクレッキで、これらの写真は彼が撮影したものだ。彼らはこの土地の様々な生き物に関して、できる限りの情報を集める使命があった。このチームの研究を通じて、”この地域の生物の多様性への理解をより深め、より効果的にその多様性を保護することができるように”、という期待が込められていたのだ。その取り組みは順調に進み、国内外の科学者らで編成されたチームは1,200種以上の生物を記録した。その中にはゴンゴローザでは新しい種や、モザンビークとしては新しい種の他、その分野で完全に未知だった可能性をもつ種が少数含まれている。
現在までにチームが記録した生物の中には、320種の植物、182種の鳥類、54種の哺乳類、47種の爬虫類、33種のカエルに加え、100種以上の異なるアリなどがある。
洞窟に住む新種のカエル:Leptopeles flavomaculatus
この画像を大きなサイズで見る首にひらひらしたものがついているフラップネックドカメレオン:hamaeleo dilepis
この画像を大きなサイズで見る個性的な姿の”フラップネックドカメレオン(Chamaeleo dilepis)”は、チョウやバッタ、ハエなどを食べ、一度に25から50個の卵を産む。
今回の生物多様性調査は、4,000平方kmという広さのゴンゴローザ国立公園で行われた初めての包括的な調査だった。そしてまた、科学者らにとってこの調査は、ただのデータ収集ではなく、ポケモンゲットだぜ!的な冒険ワンダーランドでもあった。落し穴やフェロモン・トラップの設置したり、かすみ網をしかけたり、超音波音響探知機準備に追われ、中には非常に高い木々のてっぺんによじ登ったり、光の入らない洞窟の中へ潜り込んだ者までいた。
擬態の達人:シルヴァンキリギリス(Acauloplax exigua)
この画像を大きなサイズで見るこの”シルヴァンキリギリス”は周囲にあわせて見事にカモフラージュしている。昆虫採集では、この1世紀の間記録が無かったキリギリス科の昆虫が大量に記録された。興味深いことにそのキリギリスの中には100年以上も前に発見されていたものの、その後まったく存在がわからず、今回の採集で再発見されたものもあった。”シルヴァンキリギリス”も、そんな再発見種の1つだ。
チューバッカみたいなコウモリ
この画像を大きなサイズで見るふわふわした綿毛にフリルみたいな鼻。チューバッカ・コウモリは魅力的な生き物だ。
落とし穴はいうまでもなく地面を掘る罠であり、生態学者が小さめの動物を捕獲するために使う。この採集方法は、より実践的な積極的アプローチとは異なるものという意味で、受動的コレクションとみなされる。フェロモン・トラップは多くの場合、昆虫達を誘引するために性別や凝集フェロモンを利用する。こういった種類の罠は非常に反応が良く、一般的には研究目的のほかに害獣駆除にも使われているという。
死を招く美しさ:美しいカマキリ(Idolomorpha dentifrons)
この画像を大きなサイズで見るスラリとした身体のカマキリ(Idolomorpha dentifrons)は獲物を待ち伏せている。
この地域にはモザンビーク独立戦争後、1977年から1992年に激しく繰り広げられた内戦時にダメージを受けた場所がいくつかある。調査チームの生物多様性に関する研究には、その場所を修復するという目的も含まれていた。1983年、この地域への攻撃は激しさを増し、公園は閉鎖しなければならなくなった。そしてゴンゴローザは約10年の間、接近戦や航空機による壊滅的な爆撃などを含む血みどろの闘いによって破壊された。これによりこの地を原産とする野生動物に深刻な影響を与えた。
また悲惨なことに、敵味方の両方がその牙を売る目的で何百頭ものゾウを虐殺した。兵士らは食糧にするため何千頭ものシマウマやバッファロー、そしてヌーを撃ち、さらに楽しむためにライオンを殺した。ゴンゴローザ公園では1992年の停戦後もハンティングが繰り返され、それは少なくとも1994年まで続いた。
気性の荒い武闘派のアリ(Dorylus sp.)
この画像を大きなサイズで見る今回の調査で、100種類以上の異なるアリが見つかった。ドライバー・アント(Dorylus sp.)はその内の1種で、美しい甲虫を果敢に攻撃する。樹木内部の小さな通路での暮らしに完全に適応している為、一般的なアリとは異なるずんぐりした脚を持ち、平面を歩くことはできないという。
最近の調査は世界的なアリ学の権威でもある卓越したアメリカ人生物学者、エドワード・オズボーン”E.O.”ウィルソンの働きかけと後押しによって行われた。研究で地道に収穫したものや、調査の間に集められた標本は、この公園内で現在開発中の新しい”ウィルソン生物多様性研究所”に弾みをつけるのに役立つことだろう。”世界規模の研究施設”と評されるこの研究所は、ゴンゴローザ国立公園の後援者であるウィルソン教授の輝かしい名前にちなんだものだ。
大きな爆発音を出す爆撃手(Cerapterus lacerates)
この画像を大きなサイズで見るホソクビゴミムシの一種であるこの甲虫は、腹部から揮発性の化学物質を噴き出すことで爆発音をつくり出し、自分の身を守る。その爆発音は人間にも聞こえる程度には大きい。
世界中から集められた15人の科学者達がこの未知の冒険に挑んだ。このチームメンバーが研究のために重ねた努力や献身が、ゴンゴローザ国立公園への計り知れない支援となることは確実だ。そして世界の生物多様性の理解への大きな貢献にもなるだろう。
via:environmentalgraffiti. 原文翻訳:R













白人が病気を持ち込んで絶滅しないことを願うよ
>>1
逆に持ち帰る可能性もある訳で…
生態系が似て非なるものは未知の世界に近いから謎と危険はセットなんだよね
カマキリがそれだけ独自進化しているという事は、親戚のゴキブリも
目を疑う様なデザインに進化しているかも。ワクワク。
シルヴァンキリギリスの姿に気づくまで3秒くらいかかったぜ…
カマキリ超かっこいいなぁ。
好奇心と探求心と冒険心の、強烈な混合物が招いた結果か
凄いけど、発見後十年単位で絶滅とかならないように、気を遣って欲しいところだな
やはりカマキリは格好いいな
※カメレオンの項目
(フェロモン・トラップを設置したり)
すごいな。まだまだ地球には知られていないものがたくさんあるって事か。
わくわくするな。
新種のカメレオンとか発表するとその手のマニアに需要が出来て密漁されるんだろうな
コウモリの顔がどうなってるのかよくわからんなあ…
ほんとわくわくするね~
保護するんじゃなく、介入しない様にすべきなのでは。
どんな姿か詳しく見たくて元サイト行ったけど、画像は一緒だった。
全体像を分かりやすいように紹介してくれないものだろうか…
カマキリの触覚が蛾みたいだ。
フェロモン探知か獲物探知用? 他にこんな触覚のカマキリいるのか?
新種調査とかやってみたいなあ。本当に楽しそう
昔こういうまちがい探しあったなあ
爆撃虫の触角のデフォルメ感wかわいい
どれが美味しいの?
そもそもモザンビークってどこだよ
カマキリがエイリアンに見えた
カマキリかっこいい
praying mantis でカマキリって意味ですよ
バッタでかすぎ!?
とうとう生物はベアを殺す為の進化を始めたようだな…
1のバッタを彼が口にしなければいいんだが…
カマキリ見て三銃士とか思い出した
帽子のやつ
なにこのガラパゴス的な生き物達。すげぇワクワクする。
動物や昆虫が地域や環境に応じて進化するのは、
本当に神秘だよね。
すぐに絶滅とか乱獲とかならないでもらいたいな。。
サーモバリック弾みないことするな?
爆発音とか凄い虫だな?
絶滅するよりも多く新種が発見されてほしい
「ポケモンゲットだぜ的な」wwwww
管理人さん、Cerapterus laceratesは
多分ホソクビゴミムシじゃなくてヒゲブトオサムシの一種ですよ~。
最後のゴミムシは,ホソクビゴミの仲間ではなくて,ヒゲブトオサムシの仲間です。
ヒゲブトオサムシはアリと共生するので,ホソクビゴミムシの仲間ではありませんよ。これは急いで訂正してください。
カマキリがメッメドーザに見えるw