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人間は戦う為、攻撃力を得る為、手が「固い拳」を作れる形に進化したという説が浮上(米研究)

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(著)

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 生物学者らは、人間の手は進化の奇跡だと言う。レンガ積みや筆記、アイスホッケー、脳外科手術など、多様な動きを可能にする巧妙さを人間にもたらしたのは「手」だ。だが、何千年もの時間をかけて、人間の手を現在の形に作り上げてきたのは何だったのだろうか?

 多くの専門家が推測するように、原始的な道具をつかみ、使うためだったのだろうか?あるいは、果実を取るためだったのだろうか?これについて、新たな説が浮上している。他の人間と戦うことができる「拳」を作るためだったというのだ。

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 米ユタ大学のデービッド・キャリアー教授と共同で研究結果を発表した同僚のマイケル・モーガン氏は、19日付けの米科学誌で、「私たちの進化に『攻撃』が果たした役割はまだ十分に理解されていない」と指摘。手先が器用になったことが進化をさらに推進したとの説には同意するものの、攻撃も影響を及ぼしたに違いないと説いた。

 人間に最も近い種であるチンパンジーは手の平と指が長く、親指が短い一方で、人間の手の平と指はチンパンジーよりずっと短く、親指が長く、強い。つまり、チンパンジーが指を丸めてもドーナツ型しか作れないのに対し、人間は指を握りしめて拳を作ることができ、折り曲げた4本の指の上に、親指を重ねることができるのだ。そうすることで、戦う時に使う拳はより固くなり、同時に手の平と指をけがから守ることができる。

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via:afpbb

 両氏は、「類人猿は他の哺乳類と比べて戦いや暴力が多く、攻撃的でした。それは私たちも同じです。私たちは、暴力の申し子なのです」という。

 さらに、この説は生体力学のモデルと実験にも裏付けられている。両氏は武術家にサンドバッグを強打してもらい、平手打ちやパンチの強さを計測した。すると驚くことに、平手打ちもパンチも、一撃あたりの強さは大差がなかった。

 ただし、折り曲げた4本の指の上に親指を重ねて拳を作ると、親指をに横に突き出した拳の時よりも、打ったときの力が2倍に高まることが分かった。親指と人さし指の骨を通して、突く力が標的に直接伝わるからだ。さらに、「控え壁」になる親指があることで、指関節の硬さは4倍になり、繊細な手骨と靱帯(じんたい)をけがから守ることができる。

 教授らは、拳の作り方を学んだ初期の人類は、さまざまな資源の取り合いにおいて、明らかな利点を得ていただろうとみている。「握り拳でたたくことができた人間は、自分がけがを負うことなく、相手をより強く打つことができたはず。そのため彼らは、交尾のために戦うことができ、繁殖が進んだと推測できる」という。

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この記事へのコメント 56件

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  1. すばらしい
    最近まともな考察する研究員とかが居なかったからまともに調べた記事見るとなっとくする

    • +2
  2. 原始人が拳で殴りあいしてたのか
    ちょっと違う気がする

    • +7
  3. なぜ腕力が他の猿よりも激弱なんだろう。腕力が退化して拳だけ残ったのか?

    • -3
  4. 空手の先生が、「いくら握りを良くしても完璧にならない、人間の拳は殴るためにできてない」っていってたから、まだ進化途上なのかもね。

    • +8
  5. トップのサムネイル変なインパクトあるわ。これ使いたくて記事アップしてたりして

    • +2
  6. 拳を作るのは空手。ボクシングでも拳のことをボックスというが
    これは素手でやってたときの話。今はグラブ付けてるから本当の拳じゃない
    なにが言いたいかというと空手最強。ボクサーなんて片っ端から投げ散らすぞ

    • -1
  7. 棍棒でゴツンッ!じゃなくて「拳で語ろうぜ拳でよ」だったのか

    • -4
  8. 「ほら、闘争は人間の本質なのさ。平和主義なんて本質から離れた云々」

    • -1
  9. 確かに握りこぶしを作ってみたら中指と人差し指に親指がフィットする窪みがあるわ

    • +1
  10. 人類が弱いって言っても成人男性が全力で蹴ったら犬くらいならすぐ死ぬから気を付けろよ

    • -4
  11. 「ぎゅっと握って、手のそれを見ろ。」
    「それがこの世でたったひとつ…」
    「おまえと大事な人を守る、力強いこぶしなのだ。」

    • -5
  12. 親指を外に出して握る時と内側に入れて握る時とは
    どっちのほうが威力が増すのか気になる

    • -4
  13. なんかすげー胸熱。
    確かに綺麗な塊になるように指を収納する必要ってないよな。

    • -1
  14. 素人は掌底の方がこぶしを壊しにくくていいけどね

    • -2
  15. 殴るよりも握るほうが古来より脈々と続いている気がするわ

    • -4
  16. 女性に握りこぶし作ってみ、って言うと6割の確率で親指を芯にして握るという事実
    チンパンジーの拳は攻撃的ではないかもしれんが噛みつきの攻撃力の高さは、人間の拳の比ではない
    攻撃力を高める前に人体の防御力の低さは他の動物と比べ特筆ものであり、人間の拳で殴って致命傷を負う動物は人間ぐらいのものである。(小動物を除く)
    人間の拳は対人間用にできており、その意味では人間同士は好戦的だと言えるかも

    • -2
  17. 人類は拳を使って縄張り争いをしていたのかも
    そうなら太古も現在もかわりねえな

    • 評価
  18. 道具を使った作業用だよねぇ…爪とかほんと弱すぎる
    クマ、ライオン、チンパンジー、ゴリラなんかと比較すると
    戦闘用ではなく樹上生活用の握力重視から道具用の器用さに流れてると思う

    • -3
  19. こうして最古の男の友情が生まれたのである。

    • +4
  20.  拳を使って安定的な攻撃するのにはある程度の鍛錬が必要だが、武器を持って攻撃すれば鍛錬は必要なく、しかも遠くから攻撃できる。
     もし、拳を使っての攻撃を優先して進化するなら、むしろ他の動物にも実績の見られる爪や牙が優先的に進化しそうだが、人間はそこら辺の攻撃に適した進化はしているように思えない。
     拳を握ると硬くなるから・・・みたいなことで言うならゴリラだって歩く時に手をグーにしてあるく、これは指を傷つけないように保護するためと考えられるので、人間の指は機能的な面で長くなったのと保護のために拳が硬くなるのであって攻撃に適したものではないのではないだろうか、だいたい拳って攻撃する器官と仮定したら細かい骨が多くて複雑すぎる。

    • +2
  21. いちど作業用としてある程度完成したあと、対人用の武器として握り拳が作れるようになったと考えると納得

    • +5
  22. まあ、俺はゴリラくらいなら余裕で勝てるしぃ
    本気出せば熊とかもいけると思うしぃ

    • 評価
  23. 素人のケンカくらいなら握りこぶしのパンチでも十分だと思うけど
    ガチの争いだったらパンチじゃ心細いな

    • +1
  24. なんか弱いとか爪がとか言ってるけどよく記事みな
    握れるのと握れないじゃ殴る強さが変るって事で
    殴る為の進化で腕どうこうは関係ないし
    弱いんじゃなくて、弱かったから強くなったって意味で
    握れなかったらもっと弱いって事なんだよ
    一個体的に弱い人間のせめてもの武器に手がなってくれたって訳
    足でもよかったのに手、皆動物は足か牙もしくわ毒、手は無い

    • 評価
  25. 人類初期の争いは拳が有効だったのかもしれんな。
    因みに動物は骨格からおおよその筋力を導きだせるって知ってたか?
    ライオンもゴリラもクマもその骨格の長さ・太さから導き出せる筋力なのだそうだ。数学的にね。
    ところが哺乳類の中で人間だけはこの方程式が当てはまらない。明らかに骨格に比べてで筋力が低いのだそうだ(骨格的に人間はチンパンジーより筋力が高くないとおかしいらしい)
    これは、人間が知恵(工夫)や道具を使うようになって、長い年月の間に本来のスペックから退化したのではないか?という意見がある

    • +3
  26. ワニさんの拳は10代の頃美少年のあまり鍛えぬき
    ある程度の力でブロック殴っても痛くないワニ
    細いブロックなら簡単に割れるかもしらんワニ

    • +2
  27. そりゃあ拳を握れればどんな細いものでも握れるからな

    • 評価
  28. 友達と喧嘩して一発殴ったら指の骨折ったぞ
    ほんとに殴るようにできてんのかこれ?

    • 評価
  29. バキって言いに来たら既にあった。
    石とか鈍器持ったほうが強くね?

    • 評価
  30. 武器持ったらそりゃ強いだろうけど、
    武器も使える素手パンチが強いやつと、武器も使える素手パンチが弱いやつなら、前者のほうが生き残るだろう
    生身に武器が標準装備されてたわけじゃなし、人体は人体としての進化をするわけだからな

    • 評価
  31. 何かを殴りつける物としてはパーツが多すぎる
    そのパーツが細いからすぐ折れる
    殴るには適してない

    • 評価
  32. 手の形状が変化したのは道具使用が主な要因で
    道具使用に向いてる手の形状が、「たまたま握り拳を作るのにも適してた」だけ
    ってことだと思うよ
    人間の手が殴打目的で進化したと考えると、構造的な繊細さとかが説明つかないもの

    • 評価
  33. この説に根拠でもあるのだろうか
    心臓が左にある理由を
    進化論で説明するようなものでは
    ないのか。
    人類は武器を使いだして相当長い歴史を
    持っているのに
    なぜ拳が喧嘩の為に進化するのだろう
    しかも、言葉という、強烈な喧嘩道具も持っているし。

    • 評価
  34. 前に体験入部でサンドバッグぽこすか叩いてたら骨折したんだけど、本当に殴るため?
    俺の骨が細いわけじゃないぞ

    • +1
  35. 拳を握れない類人猿Aと拳を握れる類人猿Bがケンカした場合を想像すればいい
    他のスペックは同じとする

    • +2
  36. 2001年宇宙の旅も類人猿の進化と殺人が密接に関係してたな

    • +1
  37. えーこんなのガキでもありえないってわかるけど
    棒持った猿と拳握った猿じゃ勝負にならないだろ
    そもそも筋骨ガチムチ毛皮もじゃもじゃの獣のどこを何発殴れば致命傷になるんだよ

    • -1
  38. 余程でなければ死なないが相手の戦意を喪失させるには十分な攻撃力で
    思う存分殴り合えるよう進化した人間
    但し他のある程度の体格以上の動物にはまるで効果はない
    他の動物相手ではなく同族同士で戦うのに特化しているってことね

    • 評価
  39. 人類全体の手の進化を決定づけるほど拳を多用するのには、何千年殴り続ければいいんだい?
    そんな悠長なことしなくても、そこら辺に落ちてる石とかでぶっ叩いた方が早いと思うんだけど。
    あとこの研究者達は勘違いしてると思うんだけど、
    武術の成り立ちって、まず武器術が出来てから素手の技術が分化するものだよ。
    手っ取り早く強くなる必要がある乱世で、悠長に拳鍛えてる暇なんかあるもんか。
    素手が使い物になるまで何年かかると思ってるんだ。
    まず武器の使い方を覚えるに決まってんじゃん。

    • -1
  40. 道具は「あれば」の話
    咄嗟に相手を脅すには拳が有効だろう

    • +1
  41. この武術家は3流だ、パンチの威力に親指は関係無い
    真っ直ぐ打てるなら手なんて完全に脱力しても威力は同じ
    素人の様に適当にぶん回すなら握りこんだ方が威力が上がる

    • +2
  42. この説がただしいならば、初期の人類はまだ、同族同士での優位比べではコロしあいではなかったのだろう。武器や道具を使えばコロしてしまうから、コロさないように拳で殴りあっていた、と。
     ……そんなに優しい生き物だったと思えないが。

    • +1

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