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タンポポの綿毛のような巨大ボールには数千人の命を救う可能性が秘められている「地雷撤去装置」

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 巨大なタンポポの綿毛のような、SF映画に出てくる近未来的装置のような、球体のデバイス。この巨大ボールには数千人の命を救う可能性が秘められている。

 これは、世界中に今だ1億以上が埋設されていると言われている地雷を撤去する為のもので、この巨大なボールを転がすことで地雷を起爆させ、自らは自爆するというしかけとなっている。最大4個までの地雷を自爆により暴発させることが可能なのだそうだ。

ソース:Can this giant ball which gets blown around in the wind rid the world of landmines?

 材料は、竹と鉄、プラスチックでできており、安価で簡単にできるそうだ。

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 「Mine Kafon」と呼ばれるこの地雷撤去装置は、将来的にはGPS追跡装置が取り付けられ、自動的に撤去作業をできるようにする予定だという。

 この装置を開発したのは14歳の時にアフガニスタンから亡命したマスード・ハサーニ氏。パキスタンから、ロシアへと密入国を続け、オランダにたどり着いた。オランダで、アイントホーフェン・デザインアカデミーに就学。そこで様々なことを学び、幼いころから思い描いていたというこの装置の開発にたどり着いたという。アフガニスタンには現在3000万の地雷が埋まっていると推測されており、これはアフガニスタンの人口に匹敵する。

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 ハサーニ氏は、モロッコの砂漠でこの装置をテストするためにオランダの爆発処分兵器ユニットと提携したが、軍用に使用するには適していないという。将来的にはこの装置を20倍大きくし、さらに重さを増し起爆力を上げるよう更なる開発を進めたいとのこと。

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 一人でも多くの地雷による被害者を防ぐため、ハサーニ氏はこの装置の開発を援助してくれるスポンサーを募っている。

 追記:2013年12月

 マスード・ハサーニ氏は、クラウドファンディングのサイト「KickStarter」を通じ、新たな試験やプロトタイプの資金を募るプロジェクトを開始したそうだ。その結果、このプロジェクトは多くの賛同者と大手メディアの注目を経て、実用化に向けて動き始めたそうだよ。

 プロジェクトの進行具合は「Mine Kafon」というサイトで確認できるようになっている。

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この記事へのコメント 49件

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  1. わざわざ自爆しなくても、単に頑丈で巨大な鉄球じゃダメなの?
    一々自爆してたらコストが高そうに思える

    • 評価
  2. 「第六大陸」のデブリ除去用巨大アフロを思い出した。竹とかでできるんなら使い易そうでいいな。

    • 評価
  3. 寧ろ今までこれを思いつかなかったのかね??
    地雷撤去用の作業車なら見た事有るけどあれって地雷探知するだけ
    だったよな・・たしか。

    • +1
  4. この形状ならではの利点があるのだろうか・・・

    • +1
  5. ワシャワシャ機械とタンブルウィード思い出したのは俺一人ではないはず

    • +1
  6. 作るのが大変そうな割にたった4個ほどしか除去できないのはきついな

    • 評価
  7. 面白いアイディアだと思うし、日本にゃ孟宗竹がはびこってしまってるから海外協力という名の活用法としては良いかも。
    ただ、組み立てるのに手間が掛かりそうなのが難だな。メイキングの動画も見たけれど、現場に持って行って組み立てるんだよね? 地雷を踏んだら壊れたところだけ竹を足して使えるなら良いんだけれど。

    • +3
  8. 中国、ロシア、アメリカ、韓国は地雷の生産国。
    そしてこれらの国々は、国連の常任・非常任理事国であり、
    事務総長は韓国人である。国連の三つの目的を達成する意思は
    果たしてあるのだろうか。世界の平和と安定の監視をするはずの
    事務総長は、自国の偉大なる大恥を世界に示すので手一杯のようである。

    • -6
    1. ※10
      日本の自衛隊だって地雷持ってるし、日本だって何度も非常任理事国に選ばれとる。
      国土防衛の為には水際作戦を重視せざるをえない自衛隊は、必然的に地雷敷設装備を持たざるを得ない現実がある。
      自国のことに無知なまま、他国を批判する奴は国の恥だ。馬鹿め。

      • 評価
      1. ※33
        自衛隊は10年前に対人地雷を全廃してしまったよ。
        防衛用装備として地雷は確かに有効だけどね、
        事実としては装備していませんので。

        • +1
        1. ※38
          オタワ条約ですね。日本も批准していますね。
          抜け道が当然ありまして。
          ひとつは対人障害システム、他には水際地雷。
          これらを地雷ではないと言い切るのなら、自衛隊は現在地雷を装備していないというのは正しいです。

          • 評価
          1. ※40
            水際地雷→上陸艇や水陸両用車用の機雷の一種
            対人障害システム→わざわざ手動遠隔起爆のみにしたもの
            オタワ条約に従って対人地雷じゃなくなった物を抜け道扱いはないわ

            • 評価
  9. 上空から地雷をスキャンできなきゃいくら安価でも最終的な金額は割とかさんでしまうのでは?

    • 評価
  10. アフリカだか南アメリカだかに
    全く同じ見た目の植物あるよね枯れると花の部分だけとれて種まきながら転がるの

    • 評価
  11. これなら日本の、鎖を振り回す地雷除去の方が良いな

    • 評価
  12. 安価で簡単に作れるってのがいいね
    どこでも作れるってことだからね

    • +4
  13. ヨーロッパにノーベル平和賞出すくらいなら
    こういった発明に出すべきだわ

    • +8
  14. 地面側の部位が粉々にぶっ飛んでいるように見えるんだが、丸くなくなれば転がすこともできんだろうし、コレ、一発しか除去できないんじゃないの?
    大型化した量産型はもうちょい対地雷能力が高くなるのかな。
    まぁ……構造が単純だし、地雷除去用の土木機械改造車両よりは安上がりかもしれんが。

    • -1
  15. 転がした人のもとに竹やりの雨が降り注ぎそう

    • -2
  16. ダメージ拡散の為だろうけどおもしろい形
    安価な材料で作れて、自然分解できる素材ならある意味じゃ画期的なんじゃないかな
    4個の除去じゃ厳しいだろうけど
    今後の発展次第でより良くなる可能性は十分あると思う

    • +6
  17. もっと安価に大量に作れれば、それなりの効果はあるのかもしれない。
    それか。遠隔操作で転がせるメインユニットを中心に、周辺の地雷を踏む部分の交換だけで再利用が可能で。しかも安い。
    何にせよ。デザイン的にも兵器とは真逆な感じで好感が持てるから。頑張って実用化してほしいね。
    それにしてもコレ。本当に細かいところまで良くできてるんだよな。
    地雷を踏む部分とか。よく考えられてる

    • +6
  18. 金属のメッシュのボールとかじゃダメなのかえ?
    そこそこ自重があって、爆風を受け流せるような。
    それか、表面を硬質な鱗で覆った、巨大なスポンジボールとか。
    爆発したら、ボヨンと浮いて弾んで受け流すような。
    何も複雑で繊細な竹細工に拘る必要は無さそうな気が・・・

    • +1
  19. すばらしいアイデアだと思う。現地の人間が安価で手作りできる。軍事産業とは真逆の発想で平和な社会を目指している。

    • +4
  20. 手で転がしていたけど、転がしたすぐ先で起爆したらどうするの?
    価格が高くなるけど、リモコン式になったら子どもでも扱えるからいいだろうね。

    • +1
  21. テニスコート整地するあのローラーをバケット部分に付けたブルドーザーとかじゃ駄目なんだろうか?

    • +1
  22. これあれじゃないの?
    星新一の水出るバクダン

    • 評価
  23. コマツだったか日本の勇者が地雷撤去してるあの方法でやればいいんじゃね?

    • 評価
  24. テオ・ヤンセンのミニビーストみたいに風動力にして移動させるとか

    • +1
  25. 竹とプラだけなら安い人件費も相まって重機と燃料費とより安いのかな

    • 評価
  26. 地雷あると困るし危ないだけだからなあ。
    とにかく資金が集まることだよな。いいスポンサー、見つかるといいな。

    • +2
  27. 機動力が風か
    どの範囲をやったか全くわからない
    数を減らすだけなら効果的だが
    もしかしたら埋まってるかもしれない土地は
    やっぱり危険
    安全な土地にするには、専用重機が必要だな

    • +1
  28.  簡素な作りで安価そうですね。
     しかし、アフガンって竹取れるの?
     産業発展も兼ねられれば言うことナシだから、地元で調達出来る部材で
    設計出来るのが望ましいですね。
     それにしても祖国を深く想うハサーニ氏、敬服します。

    • +1
  29. 一枚目『不思議惑星キン・ザ・ザ』かと思った。

    • +1
  30. まるでバーベキューパーティの後処理をしない連中のようだな。
    後片付けはしっかりと。埋設した国が全ての費用を担うべきだ。

    • +3
  31. 太陽光で動くルンバを開発して、それを大量に放てば、
    昼間は自動的に地雷を起爆してくれて効率よさそう。

    • +2
  32. 是非とも自分もスポンサーになりたい。微力でも。
    それにしても誰が地雷なんて底意地の悪いものを埋めるんだろう?

    • +1
  33. 安全な人海戦術と言えば網引きだが、この場合は網押しか
    でもただの網じゃ押せないし圧せないなorz

    • 評価
  34. 対人障害システムって人間がスイッチ押すから地雷じゃない扱いだっけ?

    • 評価
  35. 手塚治虫の漫画にこんなのがこういう目的で出てきたような気がする

    • 評価
  36. 漫画だったらブラックタイガー隊がベイパーコーンでなぎ払ってくれそうだね

    • 評価
  37. 数千人の命を救う可能性ってあるけど
    対人地雷の目的は命を奪うことじゃない

    • 評価
    1. ※47
      子どもの通学路や広場、家の畑や墓周りにまで地雷が埋められてる
      命を奪われなくとも、
      手足がもげたり機能しなくなったり失明する犠牲者が出続けている

      • 評価
  38. すばらしい発明だと思いますノーベル平和賞物ですね。

    • 評価

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