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たった数時間のはかない命が一斉に開く。数百万匹のカゲロウ揺らめく、ハンガリーの川でボート下り

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 今月20日、ハンガリー、ブダペスト南東部のティサ川で、カゲロウが一斉にその短い命を開花させた。カゲロウは羽化してから数時間しか生きられぬ、短命な生き物として知られており、「はかないもの」の代表とされる。

ソース:Photos Of Millions Of Mayflies May Make You Itchy

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 ティサ川にいる大型のカゲロウは、ロングテール・カゲロウ(Palingenia longicaud)と呼ばれる種類で、晩春から初夏にかけ羽化する。羽化したばかりのカゲロウは亜成虫(あせいちゅう)とよばれ、すぐにもう一度脱皮して成虫になる。成虫は、よく明かりに集まるが、そういったところを探すと、脱皮殻がくっついているのを見ることができる。

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 羽化してから数時間、長くて1日弱しか生きられないカゲロウはその限られた時間内で必死に交尾相手を探し、子孫に望みを託す。

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 カゲロウは、人との直接的な利害関係が薄い昆虫で、人に噛み付くこともなく、毒を有することもない。したがって害虫とされるものは非常に少ないが、その見てくれだけで敬遠してしまう人は多いようだ。

カゲロウの脱皮

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この記事へのコメント 32件

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  1. こういう、「成虫」としての生存期間の極端に短い生物を見ていると、果たして「幼虫」「成虫」という用語が適切なんだろうかという気がしてくる。彼らにとっての生涯のメインは寧ろ「幼虫」の時期にある訳だから。
    まぁ、他に適切な言葉があるかと言われると思い当たらないけれど、少なくとも人間の成人のイメージを「成虫」に重ねるのは正しくないと思う。

    • +7
  2. 皆知らないのかも知れないけど「成」と名が付くのは、繁殖期の形態になったというのが本来の意味です。嘘です

    • 評価
  3. ここのカゲロウとは関係ないが、
    「ウスバカゲロウ(蟻地獄)」の事を「薄馬鹿下郎」って意味だと思って、
    ひどい名前つけるなぁと思っていた時期が私にもありました

    • +2
  4. グロいはないだろ~
    お前の顔の方がグロいかもしれないよ

    • -3
  5. もっと長生きする方向に進化しないんだろうか?

    • 評価
  6. こいつらのしたいがアリやカエルのえさになる キモイがその死は無駄にならん

    • +3
  7. フライフィッシング(洋風毛ばり釣り)では、水生昆虫が一斉に羽化することを、「スーパーハッチ」と言います。これが起こると魚は狂喜乱舞して水面を流れる虫たちをバクバク食べ始めるので、ものすごく釣れるんです。ただし、釣り人は全身虫にたかられて大変ですが・・・

    • +3
  8. イワナ、ヤマメ、ニジマスとかも好きだよな!
    釣り行きTEEEEEEEEEEEEEEEE

    • 評価
  9. 命の燃やし方をよくわかってる
    必死だな 良い意味で

    • +2
  10. ウスバカゲロウって口がないんだよね
    数時間の命だから必要ないわけ

    • +3
  11. ごめんウスバカゲロウには口あって食えるらしいわ

    • 評価
  12. ウチの田舎(山口県岩国市)じゃ夏の終わりには赤とんぼが大発生する。
    で、JK達が「トンボに襲われる~」って言いながらチャリでその中を突っ切る。
    それ見て夏休みもそろそろ終わりだなって毎年思ってた。

    • +1
  13. 最近学校で水生昆虫の同定ばかりやってるので、何だかカゲロウが可愛く思えてきた。

    • 評価
  14. 目が可愛いな
    カゲロウって言うと昔アリジゴクで遊んでたから馴染み深い

    • 評価
  15. 人間がこの世に生まれてくる前に、
    何倍もの長さを別な生き物として暗いところで生きていたら…
    とちょっと考えてみた。

    • 評価
  16. 玉川上水の拝島あたりで大量発生してるの見たことあるよ
    時期は忘れたけど、たぶん毎年出るのだろう

    • 評価
  17. うちの地元でも一年に一回あるよ。
    橋の上がカゲロウでびっしり!照明の光に集まるんだな。

    • 評価
  18. たった数時間しか生きられないのにうまいこと他の奴らとタイミングがあってるってのがすごいな
    一日寝過ごしたら世界に俺しかいなかった・・・みたいなことないんだろうか

    • +5
    1. ※26 タイミングが合うのは、たぶん同じ日に卵を生むもんだから、
      卵からかえるのも、成虫になって飛び立つのも全て同じタイミングになるんじゃないかな。
      ただ、同じタイミングになった経緯は、卵が先か鶏が先かみたいなもんだけど、まぁ自然の神秘だなぁと思う。

      • +2
  19. 中禅寺湖のスーパーハッチがなつかしい

    • 評価
  20. なんかごっちゃになってる人がいるが一応補足程度に言うと
    「カゲロウ」と「ウスバカゲロウ」は微妙に全然違う
    ウスバカゲロウの大体はアリジゴクの成虫で、羽化後しばらく生きる
    カゲロウの幼虫は水中生物、成虫は羽化後は持って一日の儚い命
    田舎のコンビニ定員の俺はこの時期どちらもよく見るが
    ウスバカゲロウはカゲロウよりイトトンボって感じなフォルム

    • 評価
  21. ひあああああああああ
    1匹をよく見ると可愛いい顔してけどこの量は

    • 評価
  22. 『I was born』っていう詩があるけど
    それ思い出した

    • 評価
  23. 「ティサの花」ですね。
    このカゲロウが交尾のために水面に集まってるのが花に見えるのでこう呼ばれてます。けど、発生がまばらで、滅多に「花」にはならないんだよね~。
      夜の蛍、昼の蜉蝣・・・・。
    どっちも自分なりに輝いてますなー。虫好きに取っては一度拝んでみたい光景です。

    • 評価

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