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ヨウムの「アレックス」の脅威の足し算能力が明らかに

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(著)

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 比較心理学者アイリーン・ペッパーバーグ博士が飼っていたヨウムのアレックスは50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることが可能で、2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた。

 だが、2007年9月6日、31歳で死去した。

 アレックスの死後、アレックスの数の把握能力を検証していた研究チームが提出した論文によると、アレックスは3セットの物体をアラビア数字を使い最大8まで足算をすることができたそうだ。

色と数の概念も理解していたアレックス

 アレックスは、例えば緑色のブロック 4 個、赤を 2 個、青を 5 個提示されたとき、「5 個はどの色?」という問いかけに対し「青」と答えることができ、数の概念を把握していたと考えられている。

 さらに別のヨウムに対し「クリック音を 2 回鳴らし、鳴らした数を答える」という実験を行っていた際、始めに 2 回鳴らしたときにこのヨウムは何も答えなかったためさらに 2 回鳴らしたところアレックスが横から「4」と答え、さらに 2 回鳴らしたところ「6」と答えたという。

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ヨウムのアレックス

 このことからアレックスには数を把握し足していく能力があることに気づいた研究者は更に実験を重ねた。

 その結果、お菓子のジェリービーンズとクラッカーといった別々の物体の合計が 6 以下であった場合正確に足し算を行えることが分かったという。

 その後アレックスは色付きの数字マグネットを使いアラビア数字を覚え、これを用いた足し算を行えるようになった。

 また、3 つのコップの下に隠したジェリービーンズなどの物体を見せられ、その合計を答えるという実験も平行して行われた。

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 どちらの実験も最後まで終わらせることなくアレックスはこの世を去ってしまったが、その正答率は偶然と呼ぶにしてはあまりにも高い正解率だったそうだ。

 現在人間以外で数を合計する能力が実証されているのはヨウムのアレックスと、チンパンジーだけだという。

アレックスの死後、アレックスの公式サイトには次のような追悼文が寄せられている。

「彼は『オウムは人の言葉を無意識にまねるだけ』という固定観念をくつがえしてくれた。彼は大いなる遺産を残した。鳥の心に対する一般概念を変えただけでなく、バカを表す『bird brain(鳥の脳みそ)』という言葉への認識も変えたのだ」

アレックスの最後の言葉は、死の前夜に部屋から去ろうとする博士への「じゃあね、また明日。君を愛してるよ」(原文では”You’ll be in tomorrow.”)。それに対し博士は”Yes, I’ll be in tomorrow.”と答えたという。

References: Slashdot.jp

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

    1. ※3
      元ネタ俺は知ってるぞ~
      ア…ア…アルジャジーラ…

      • +3
    1. 31歳って? もっと長生きだと思ってたけど
      >>5
      カラスは5まで足し算と引き算できるという話

      • +2
  1. 鳥類がここまでいくと御先祖様の恐竜も
    このくらいの奴がいたんではないかと
    思ってしまう

    • +5
  2. アレックスが死んだ時は本当にショックだった。あんなにしっかり管理されてても、病気にはなるんだね。
    我が家のヨウムは長生きして欲しいよ。

    • +5
  3. カラス科が一番頭良いとか聞いたがどうなのかね
    協力的じゃないとか?

    • +2
  4. 驚異的な知能だね。
    実に興味深い。

    • 評価
  5. アレックスのすごさをみんなにもっと知ってほしい。関連動画を捜して見てみてね。(英語がわからなくても、状況はわかる)
    彼以上の鳥はまだいないんじゃないかな?亡くなった今でも心から彼を愛しています。
    あとカラスの難点の1つは、人間のことばをしゃべりづらい口の構造かな。

    • +3
  6. 「脅威の足し算能力」

    わろた。義務教育やり直せよう。

    • +1
  7. 動物を下等生物として蔑んでいた先人たちは、それで物事を解決しているつもりだった。
    現代でもいるよねそういう人。逆らったり反論したら「精神異常者」「発達障害」など認定して決着をつけようとするような人が。だがそれは真実ではなく、動物も人と同じような心を持ち人間ほどではないが仲間を思う理性も存在しうる。言葉が通じないのでそれ等一切認められず無能扱いされている。 猫やゴリラの頭の良さをみたらある程度脳のある動物は全て賢いと思う。

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