アフリカ大陸にあるタンザニアのセレンゲティ国立公園では、毎年雨季となる12月から6月の間、お隣ケニアのマサイマラ国立保護区へ約1,500kmの距離を大移動するヌーの群れを見ることができる。
食料のある草原を求めての大移動は、最終的には数万から数十万頭の規模に膨れあがりその光景は圧巻。大移動にあたってはケニア・タンザニア国境近くのマラ川など、危険の多い川渡りをもあえて行うことがよく知られている。また数々の捕食獣が群れとともに移動を開始。まさに命をつなぐ為に命をかけた決死のデス・マーチなのである。
ソース:Wildebeest Migration - Kenya & Tanzania safari tours on migration route
ヌーの群れを狙うライオン
時には高い崖からもジャンプする
川を移動中ワニに襲われるヌー
ヌーをしとめたメスライオン
荒ぶるマラ川を渡るヌーの群れ
大移動前、草木の茂るセレンゲティ国立公園にて。
セレンゲティ国立公園は、キリマンジャロの裾野に広がる大サバンナ地帯にある。広さは14,763km2と、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を合わせた広さ(13,404km2)よりも大きい。さまざまな動物が、約300万頭生息していると推定されているが、生息している動物の約3割がヌーであるといわれている。
セレンゲティ国立公園の平野部のヌー
マラ川を渡るヌーの群れ
セレンゲティ国立公園の崖を飛び降りるヌー
ヌーはアフリカ大陸南部に生息する、哺乳綱ウシ目ウシ科のヌー属の動物。体重は成獣で200kgから250kgで、大きな群れを作り中にはシマウマも混じる。ウシカモシカの和名がある。嗅覚が鋭いといわれ、はるか遠方の雨の匂いもかぎとることができると言われている。
動画で見るヌーの大移動:Wildebeest Migration
川を渡るヌーの群れ
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コメント
1.
崖・・・右側に安全な場所がありますよ・・・
2.
ぬぅ・・・気づかなかった・・・
3.
パルモは「荒ぶるマラ川」を言いたかったが為にヌーの移動を取り上げたに違いない
4. doctor
その晩、荒ぶるマラ川の猛々しい濁流を全身に浴びて哀れな雌牛は哭いた。
5.
1500キロ!よく迷わないね。
6.
マジで外人の素人のカメラワークって最悪すぎる・・・
7.
※2 俺は評価する
8. 各無し
川渡りの時に肉食獣がヌーを襲うって言うけど,所詮おそろしくたくさんいる中の数頭が犠牲になるだけなんだろうな.間違いなくサバンナで最も繁栄している動物だ.