ぬいぐるみ型ロボットで被災したお年寄りたちに癒しを。セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」とお年寄りたちのふれあいが海外で話題に。

　大和ハウス工業が、東日本大地震で被災した地域で生活している高齢者への支援活動の一環として、高齢者向け施設、仮設住宅に、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を2年間無償で貸与したそうだが、お年寄りたちが、うれしそうにアザラシのぬいぐるみ型ロボットと触れ合う写真が海外で話題となっていた。

ソース：Cute Robot Seals (6 pics)

　タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにした「パロ」は、人と共存するロボットで、「かわいい」・「心地良い」など人からの主観的な評価を重視し、人との相互作用によって、人に楽しみや安らぎなどの精神的な働きかけを行うことを目的にしたロボット。独立行政法人 産業技術総合研究所が、1993年よりロボット・セラピーを提唱し、研究開発を開始。2004年9月に株式会社知能システムにライセンスを与えて、2005年3月から販売。現在では世界30か国以上の高齢者施設や病院などで導入されている。（ソース） 　「パロ」は、人と動物との触れ合いにより効果が期待できるアニマルセラピー効果により、身体のリハビリテーションに役立てるロボット。心理的効果として、元気付け・ストレスの軽減、社会的効果：コミュニケーションの活性化など)が期待できる。FDA(アメリカ食品医療薬品局)により、医療機器としての承認も得ており、2002年には「Most Therapeutic Robot(世界一、セラピー効果があるロボット)」としてギネスブックに認定されたそうだ。 　ちなみに価格は350,000円（税込み）。AIBO（アイボ）の進化版といった感じかな？

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